自分に魅力がない、と思えるということは、自分の魅力に気づいてない、ということ。自分の魅力の部分を意識的に見ることで「心の筋肉」のようなものをトレーニングするか、自己否定が強いのならその部分を手放すこと。
【目次】
・自分に魅力がないと思えるときに感じること
・魅力がないと思えてしまう心理
・自分の魅力を知る
・自己否定
・最後に
自分に魅力がないと思えるときに感じること
自分の魅力が感じられないとき、自信が持てなかったり、恋愛が上手くいきにくかったり、という感じになりやすいかもしれません。
大切なのは、自分の価値を認めるとか、自己肯定感を高めるといったことなのですが、自分に魅力がないと思える人にとっては、もしかしたら、ハードルが高いと感じやすいものかもしれません。実際やろうとしても難しかったり、そもそも自己肯定感という言葉自体にピンとこないといった方もおられるかもしれません。
パートナーが欲しくても、こんな自分は好きになる異性がいるわけがない、と思えてきて、諦める気持ちがでてくることもあるかもしれません。仮に好きな人ができたとしても、自分から異性に近づいていくと「相手に迷惑に思われないか」という怖れを感じる方もおられるかもしれませんし、今現在、パートナーがいたとしても、いつか離れていってしまうんじゃないか・・・、という怖れのようなものを感じられる方もいるかもしれません。
恋愛感情を持った異性が相手から近づいてきても、「こんな自分を愛そうとする」ということに違和感を感じてしまって、自分を好きになる相手には魅力を全く感じない、みたいな状態に陥る人もいるかもしれません。
魅力がないと思えてしまう心理
自分の魅力が感じられない、ということの背景に、幼い頃の体験が生み出している心理、が隠れていることがあります。幼い頃、自分は大切にされていないとか、自分は拒絶されたとか、自分は望まれていない、といった気持ちを感じることがあったときに、自分は周囲から必要とされていないのではないか、という解釈をしてしまうことで、自分の価値が低いように思える、という思考が心のなかに生まれることがあります。
また、自分の容姿にコンプレックスのようなものがあると、自分が魅力的ではない、と思いやすいかもしれません。自分の外見を否定する想いが強いと、「自分は見た目が良くない。それがすべて。」と思えてしまって、自分の容姿の欠点ばかりが気になってしまうこともあります。
自分の魅力が感じられないことから、その思考を強化するような体験を引き寄せてしまう、ということもあります。例えば、あなたが付き合う人間関係の中に、「あなたには魅力がない」という感じのことを、あなたにわざわざ言ってくるような人たちが集まってくる、ということもあったりします。そういうことを指摘してくる知り合いがいる(マウントを取りたい人かも?)とか、過去のパートナーが別れ際にそんなことを言ってきた(そう言ったら反論されないと考えた人かも?)など、そこには色んなパターンがあるかもしれません。
人には皆、魅力があります。もし、自分の魅力がない、と思えるのなら、あなたは何か勘違いをしていて、上記に書いたような心理の罠にはまっているのかもしれません。
自分の魅力を知る
自分に魅力がない、と思えるのら、自分の魅力を感じる心のセンサーの感度が低い、のかもしれませんし、自分の魅力を否定する心の声が強すぎて、自分の魅力を感じられる余地のようなものがなくなっているのかもしれません。どちらも心理としてポイントとなってくるのは、「自分の魅力に気づいてないだけ」という部分です。
自分の魅力を知る、ということ。意識的に自分のいいところを探して、その内容を・・・メモしてみてください。人によっては、自分の魅力、とか言われても、なかなか頭に思い浮かばず、探しにくいと感じる方もおられるかもしれませんし、魅力を1つ探してメモするだけでも疲れる方もおられるかもしれませんが、もしそうならこれは、心の筋トレ、のようなものだと思ってもらえると良いかもしれません。普段使っていない「心の筋肉」であれば、ちょっとの負荷でも疲れるもの。ある意味、疲れるということは、効いています。例えば、誰かから言われて嬉しかったこと、自分的にはなかなか捨てたものでもないぞと思えるところ、人から見て魅力を感じてもらえるかはわからないけれど自分としては好きなところ、などなど、どんなものでも良いので、メモしてみてください。これはトレーニングのようなものなので、継続的に取り組むことで効果を発揮する、という一面もあります。
自己否定
自分の良いところを探そうとしても、自分を否定する言葉ばかりが思いつく、ということもあるかもしれません。自己否定をすると、自分のありのままを理解するというより、自己いじめをしている感じになりますが、やりたいことは自己いじめではなく、自分を知る、ということですので、その場合、良し悪しの評価は一旦置いといて、ただありのままに自分自身を見つめようとしてみてください。例えば、今の自分のいいところを探そうとしたときに、ちょっと脱線して「私って、XXXがダメ。」「XXXが苦手。」など、ネガティブなものが思いついたとしたら、それを使って自分を評価するのではなく、そんな風に自分のことを認識してるんだな、ということをただ理解して受け入れようとしてみてください。自分を知ること。「私って、自分のことをこう思ってるんだ。」という自分の視点を認識すること。今の自分がその状態にある、ということを、ただ理解して、受け入れようとしてみてください。
自分に魅力がない、ということの裏側に自己否定の心理が強く影響しているようなら、その自己否定を手放すことにチャレンジしてみるのもおすすめです。
最後に
自分に魅力がない、と思えるということは、自分の魅力に気づいてない、ということ。自分の魅力の部分を意識的に見ることで、「心の筋肉」のようなものをトレーニングすることはできますし、自己否定が強すぎて魅力を見るどころではないのなら、その自己否定の部分を手放すことにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
自分に魅力がない、と感じているのであれば、自己肯定感が低い、ということにもつながってくるかと思いますが、自分の魅力の部分を意識的に見ていく、という以外の視点で、自己肯定感の低さに関して掘り下げている記事があります。もしよろしければ、こちらも参考にしてみてください。