利用されたと感じた時

投稿日:2024年9月8日      更新日:

利用されたと感じたとき、大切なのは、あなたはどうしたいのか、という部分です。もし、自己犠牲をしているところがあるのなら、それを手放すこと。もし、自分をないがしろにしているところがあるなら、今よりも自分を大切にしてあげること。

【目次】
利用されたと感じたときの状況
あなたはどうしたいのか
利用された私と利用した相手
一番大切なこと

 

 

利用されたと感じたときの状況

人から都合良く利用されたと感じることはあるでしょうか?

人間関係の中ではお互いにフォローし合ったり、助け合ったりすることがあるものかもしれません。ただ、「お互いに持ちつ持たれつ」という感じではなく、「相手から都合よく利用されている」といった感じであれば、そこでモヤモヤした気持ちになるようなこともあるものかもしれません。

例えば、人が良いと、誰かから頼られるような事があったときに、断りづらかったり、少し無理をして相手に合わせようなことが多いと、それがストレスになるようなこともあります。そんなときに「利用されている」と感じることもあるかもしれませんね。

利用されていると感じるときは、自分も相手を利用している、という一面が隠れていることがあります。もしかしたら、そんな一面が自分にもあるかもしれない、と考えてみたら、何か気付けるようなことはあるでしょうか?
あくまでこれは気づきのためのヒントのようなものなので、それはあんまり当てはまらないかも、と思えることもあるかもしれません。

相手が上手くいってないときだけ連絡が来て、愚痴のようなものを聞かされる、とか、じゃあその反対に自分が困っているときに相談しても、相手からスルーされて理不尽に感じる、とか、そういった一方的なパターンもあるかもしれません。

自分だけが我慢すればいいと思ってそのときは頑張ったけれど、後々ネガティブな想いだけが残ってしまう、とか、困っている人や状況があったら無視できなくて、自分なりに頑張ったけれども、後々になって自己犠牲をさせられたような気分になる、など、なんだか自分ばかりが損をしているように感じられる、というパターンもあるかもしれません。

利用されたと感じるようなとき、それはどんな状況だったでしょうか?
いろんなパターンはあるかもしれませんが、チェックしておいたほうがいいのは、自分が自分自身の気持ちをないがしろにはしていないか、という部分です。

 

 

あなたはどうしたいのか

一生懸命に何かの対応をしているときは、自分自身のことが後回しになりすぎていないか、ということには、あまり気が回らないかもしれません。

対人関係の中では、相手に合わせる、ということが求められるような状況というのはそれなりにあると思います。ただ、相手に合わせすぎた結果、なんとなくモヤモヤした気持ちになったり、そのときはなんとも思わなかったものが、後々になって、嫌な気持ちになる、ということもあるものかもしれません。

大切なのは、あなたはどうしたいのか、という部分です。人の力になろうとするのも、何かしてあげたいと思うのも、あなたなりの気持ちの上ですることですし、犠牲にはならないような無理のない範囲でやる、というのも一つの選択肢です。ただ、自分のため、という部分が弱くて、義務感や責任感や義理といったものが主な理由として動いた場合、自分自身を犠牲にしてしまう可能性、があります。もし、そういう気配を感じたときは、少し立ち止まって考えてみても良いかもしれません。相手に合わせたり、周囲に求められているということを優先しすぎると、あなた自身が本当はどうしたいのか、という部分がぼやけてしまいがちになります。

自分を利用してくると感じる人から距離を取るということも、選択肢の一つかもしれません。

 

 

利用された私と利用した相手

利用されていると感じたとき、自分をないがしろにしている部分があるのなら、もう少しだけ、自分を大切にするということを優先してあげること。

犠牲を手放すこと。自分よりも相手のことを優先しすぎると、本心ではあまりやりたくないような気持ちを持っていたとしても、相手に寄り添いすぎる選択をすることになってしまうことがあります。

自己肯定感が低いと、相手から何かを求められたときに、自分を必要としてくれている、というように感じたり、期待に応えて役に立ちたい、と思ったりして、自分にとって負担になることでも、なんとか応えようとすることがあるかもしれません。ただ、そうすると、その犠牲的な行為をしてもらうということを、「当たり前」だと思う人を身近に引き寄せてしまうことがあります。

やってもらうのが当たり前だと思っている相手は、こちらがどれだけ頑張ったとしても心からの感謝はしませんし、頑張るのが当然、という態度が表に出てきます。良くないケースでは、こちらが頑張ってやったのに対して、雑に扱ったり、ダメ出しをしてくることもあるかもしれません。犠牲をしている度合いだけ、そこでモヤモヤした気持ちになります。ここで、自己肯定感が低いと「私が不器用だから」とか「やり方がよくなかったから」とか、自分自身を責める方向に行くかもしれません。やってくれたことに感謝もせずにダメ出しをする相手の態度に問題があったとしても、頑張った自分が自分を責める、という悲しい状況になることもあります。

 

 

一番大切なこと

利用されたと感じたとき、大切なのは、あなたはどうしたいのか、という部分です。もし、自分をないがしろにしている部分があるのなら、今よりも自分を大切にしてあげること。もし、犠牲をしている部分があるのなら、その部分を手放してみること。自分も相手を利用していて、お互い様な部分があるのなら、この関係性を自分がどうしたいのか見つめてみること。

自己肯定感が低い人が、利用されたと感じたときに陥りがちなことも少し書きましたが、もし何かしら思い当たるところがあるようならば、自己肯定感の低さに関して掘り下げている記事がありますので、もしよろしければ、こちらも参考にしてみてください。

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カテゴリ-人間関係

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