自分を嫌ってくる人を気にしないようにしたいとき

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自分を嫌ってくる人のことが気になってしまうとき、相手に対する敵意や被害者意識のような感情が心の中に残ることもあるかもしれません。そうした感情を少し手放してみること。そして、相手の嫌なところに意識が向き続けてしまうのなら、そこにある執着を少し手放していくということ。

自分を嫌ってくる人のことが気になってしまうとき
相手との関係に影響する投影という心の動き
相手の嫌な部分に意識が向き続けるとき
敵意や被害者意識を抱えてしまうとき
敵意や被害者意識を手放すためのイメージ
自分を嫌ってくる人との向き合い方

 

 

自分を嫌ってくる人のことが気になってしまうとき

自分を嫌ってくる人のことを、つい気にしてしまうようなことはあるでしょうか?

挨拶をしても返ってこなかったり、目も合わせてもらえなかったり、何気ない行動が自分だけに冷たく感じられると、徐々に心が削られるかのような、嫌な感じのストレスを感じるものかもしれません。

それが職場であれば「仕事だから割り切ろう」「気にしないようにしよう」と頭では思うかもしれません。ただ、心はなかなかついていかず、帰宅してからもその人の態度を思い出して嫌な気持ちになるといったことも、ありがちなことかもしれません。

無視されたり冷たくされたりしたときに、「自分の何が悪いんだろう」と原因を探してしまったり、そこで自分を責めてしまうようなことはあるでしょうか?

自分の方からも、相手を嫌いになったりするかもしれません。相手を嫌だと思う気持ちを手放せたほうが楽になれると思えても、どうしても相手のことを考えるとイライラしてきたり、モヤモヤしたりするようなことも、あるものかもしれません。

 

 

相手との関係に影響する投影という心の動き

人の心理には投影というものがあります。自分の心の内面の一部を相手に投影して、その投影したものに対して色んな感情を感じる、といった心の動きがあるのですが、相手のことを嫌だなと思えるとき、自分は相手に何を投影しているのか、と考えると少し視点を変えて物事をみることができます。

投影は自分がやるだけではなく、相手も自分に対して何かしら投影してきます。ちょっとしたことで嫌われたり、嫌いになったりというとき、その出来事自体は小さなことでも、投影があるためにその意味が大きく膨らんだりすることがあります。

何かに対して強い否定がある場合、否定していることは強く意識をしますので、嫌な相手のことを心の中で強く否定していると、どうしても頭の中に相手のことが出てきやすくなります。

ある意味では、自分が相手に投影している「嫌な部分」に、意識の上では執着しているような感じになります。

 

 

相手の嫌な部分に意識が向き続けるとき

こういった執着は手放したほうが自分自身が楽になれます。

「自分が相手に何を投影しているのか?」
に目を向けることで、自分の心の動きを理解して、そんな心理があるという自分のマインドを受け入れようとしてみること。

相手に対しては、ダメなところを強く否定するというより、「こういう人もいるんだな」と受け入れて、意識の上で執着している部分を手放そうとしてあげること。

「執着を手放すといってもやり方がよくわからない」ということもあるかと思います。その場合は、以下の心理エクササイズをやってみることで、それがどんな感じのものなのか、というのを一度試してみてもらえればと思います。

 

 

敵意や被害者意識を抱えてしまうとき

自分を嫌ってくる人に対して敵意を感じたり、自分の心の内側に被害者意識のようなものを感じることはあるでしょうか?
攻撃的な態度をとられて嫌な感じがしたのであれば、こちらとしても防衛的な態度をとりたくなるものかもしれません。

ただ、攻撃的な態度をとる人の中には少し計算されたことをする方もおり、こちらが感情的な反応を返した場合に備えて、対処法が用意されていることもあります。基本的にそういった対処法というのは周囲の目を意識したもので、相手にとってダメージがなく、こちらにとって不利となるような感じのものです。

敵意や被害者意識があると、気持ちに余裕がなくなります。気持ちに余裕がないと周囲や相手が見えづらくなります。自分も余計にストレスを感じやすくなります。できれば敵意や被害者意識は手放せているほうが、余裕が生まれます。余裕があると周りや相手がみえます。その方が攻撃的な態度に対して、周りと相手をみた上での対処がしやすくなります。

少し補足しておくと、私が言っている「手放す」というのは、「無くす」とか「削除する」というニュアンスとは少し異なります。以下のような感じです。
・心の中にそういったものがあったとしても、そこに自分自身が捉われすぎないようにする。
・自分の中にあるネガティブな感情を否定するのではなく、その感情とちょっと距離を置けるようにする。

人間なんだから、敵意や被害者意識を感じることもあると思います。ただ、以下のような感じの方がベターです。
・敵意も被害者意識も全くないわけではないが、それがそこまで強くない。
・そういったものも少しはあるけど、気持ちに余裕はある。
・そういったものよりも優先するものを、自分の中で軸として持っている。

 

 

敵意や被害者意識を手放すためのイメージ

敵意や被害者意識を手放すやり方ですが、色々とあると思います。私から提案できるやり方の一つとして、イメージを使う、といったものがあります。やり方として、まずは、自分の内側に敵意や被害者意識がある部分に少し意識を向けてみること。

意識を向けたら、次にそれが自分の胸のあたりにエネルギーとして存在するイメージを持ってみてください。ここからは少しステップがありますが、座った状態で以下の手順に沿ってやってみてください。

  1. 右手を自分の胸に当てる。深呼吸する。
  2. 胸のあたりに、自分が感じている敵意や被害者意識が、ただ熱量を持ったエネルギーとしてあるのを意識する。(なんとなく胸と右手に温かみを感じれるとベターです。)
  3. そのエネルギーが胸の中から右手に移動していく様子をイメージする。
  4. 右手を胸から離して、握りしめる。そのエネルギーが右手にある様子をイメージする。
  5. 「私はこの感覚を手放します。」と心の中で宣言する。
  6. 右手を天井に向かって振り上げる。右手に握ったエネルギーを天井に放り投げ、エネルギーが天井を超えて、上に向かってどこまでも飛んでいく様子をイメージする。

人の心には浄化作用のようなものが備わっています。それが発揮されることで、心は平常な状態に戻っていきます。上記の手順はその浄化作用を発揮させるためのイメージで、敵意や被害者意識に執着しているような部分を手放すことで、自分自身が楽さを受け取れる、といった感じのものです。

これをやってみて、敵意や被害者意識が少しでも軽くなる感覚がするなら素晴らしいです。紹介した手順には何ステップかあるものの、一通りやるのもそんなに時間がかかるものでもないと思いますので、繰り返し何度かやってみるのもおすすめです。

※私自身も、心に小さな引っかかりを感じたときに、思い出すことのあるやり方です。

 

 

自分を嫌ってくる人との向き合い方

自分を嫌ってくる人を気にしないようにしたいときのことを、掘り下げて書きました。自分が相手に投影している「嫌な部分」に、意識の上では執着しているようなところがあるのなら、その執着を手放すことと、もし、相手に対して敵意や被害者意識のようなものがあるのなら、できるだけその部分を手放して、気持ちに余裕を作り出すこと。

ここに書いたことで何かしらお役に立てるところがあるのなら、幸いです。

実際に相手とのやり取りがある場面では、なるべく心理的な距離を保って、感情的な反応を避けたうえで、相手のネガティブな言動はできる限りスルーしたほうがよいかもしれません。それが職場であれば、マナーが悪いことや業務に支障がでるような行動を向こうがしてきたとしても、自分はしない、ということも大切かもしれません。

以下の記事は、嫌いな人の対処の仕方、について書いたものです。心理的な距離を取る、という具体的な手段について「①嫌いな人のことをどう扱ったらいいか」のところに書いていますので、参考にしてもらえれば、と思います。

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カテゴリ-心の悩み

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