心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

心の悩み

ストーリーを変更する

投稿日:2020年2月19日

 

 

カウンセリングの中で、話を聞いていくと、その人自身が持っている考え方や、信じているものの見方が、少しずつ見えていきますが、それは、その人自身が体験する出来事と必ず関係しています。

ある意味では、その人が体験するストーリーは、無意識のうちに、その人自身が選び取っているストーリーである、という見方をすることもできるかもしれません。

そのストーリーが自分の望み通りであった場合はいいのですが、もし、そうでなかったとしたら、それは変えていきたいところかもしれません。ただ、ここでちょっと厄介なことが1つあります。それは、そのストーリーは意識して選んでいるというよりも、無意識にうちに選び取っている部分が大きい、ということです。

ちょっと、視点を変えてみます。

自分自身のことはおいといて、例えば、自分以外の人がやっていることを見たときに、
「なんでわざわざ大変なようにするんだろう?」
「なんでこうしないんだろう?」
と不思議に思ったことはないでしょうか?

 

 

客観的に見た方がよくわかる、という部分はあるかもしれませんが、その人自身が、自分で大変な状況をわざわざ呼び込んでしまっている、ということも、他の人からすると、同じ目に合わないように、いくらでも回避する方法が見つかったりします。

ただ、それをその人自身に教えても、全然その人自身が変わらないで、アドバイスしたのにもかかわらず、相変わらず大変な目にあっている、というパターンもあります。実際、あなた自身の体験としても、「こうやったらいいじゃない」とその人にせっかく教えたのに全然聞き入れられないで、なぜか同じことを繰り返しているような、そんな不思議な光景を見たことはないでしょうか?

これは、違う考え方やものの見方を教えたとしても、その人自身が持っている古い考え方ややり方を手放して、新しいものを身につけない限り、そこを変えていくことができないためですが、ここで視点を戻してみます。

自分自身に当てはめて考えてみてください。

自分に降りかかってくる、様々な出来事、自分が生きているストーリー、もし、それが、自分自身の考え方や、ものの見方が引き起こしていることかもしれない、という話を聞いたら、どう思うでしょうか?

ここを変えていくためには、例えば、やり方の1つとして周りからの「こうやったらいいじゃない」に耳を傾けていく必要もあるかもしれません。自分自身の凝り固まった、考え方やものの見方を変えていく、ということが大切です。古い考え方やものの見方ややり方、古い習慣のようなもの、これらを変えていくには、ちょっと勇気がいります。それが、自分自身を形成している根っこに近いものであればあるほど、その部分を新しいものに切り替えていくのには、勇気がいります。

ただ、もし、自分が体験しているストーリーを変えたいと思うなら、自分が望まないストーリーを、自分が望むストーリーに変えていくために、その勇気を発揮することが求められてきます。

自分が体験しているストーリー。運が悪い、とか、めぐりあわせが悪い、とか、そういう見方をすることもできる部分もあるかもしれませんが、それ以上に、その根っこにある、考え方やものの見方、あるいは、感情の感じ方など、心の状況を形作っているものが、そのストーリーを呼び寄せてしまう、という部分がかなり大きいです。

 

 

まずは、自分がそのストーリーを呼び寄せている、ということに気付く、という部分がとても大切です。

それに気付く、ということは、ある意味では、自分に良くない出来事が降りかかってきているのは、基本的には自分の責任だ、ということを認めることにつながります。

体験しているストーリーが良くないものであればあるほど、それは認めにくいことですし、また、気付けないからこそ、そのストーリーを生きているのだという解釈もできるものかもしれません。感覚的には、認めにくい、というより、「わからない」というのに近いかもしれません。

ただ、もし、そこに気付くことができるなら、次にすることは、そのストーリーを呼び寄せている自分の中にある考え方や、態度、信念、振る舞いを変えていくこと。

一瞬だけ変えてみる、というのではなく、継続する、ということが非常に重要です。なぜなら、何かを変えようとすると、必ず、元に戻ろうとする力が働くためです。

継続しにくい理由がでてきたり、継続したくなくなったり、などなど。結果的に元に戻ったら、いつものストーリーがやってくることになります。

ただ、それでも、ストーリーは変えることができます。自分がそのストーリーを作り出している、ということに気付き、変えるための行動を続けていくことで、それは実現できます。私の場合の体験談はメルマガの方に書きましたが、ストーリーの書き換えは、思い込みの書き換え、といえるものかもしれません。

ストーリーを変更することによって自分の内面を変える、というテーマについて、掘り下げて書いてみました。何かしらお役に立つところがあるのなら、幸いです。

 

-心の悩み

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

犠牲を強いられているとき

身近な人から犠牲を強いられているように感じることはあるでしょうか? 断りたくても断れないような状況になったり、相手からの圧力が強すぎて精神的に参ってしまうような状況であれば、そのことで本当にお困りにな …

私は大丈夫って言ってしまう

  本当はいっぱいいっぱいなんだけど、大丈夫って言ってしまう、という癖のようなものを持っておられる方はいらっしゃるでしょうか? 弱いところやダメなところを隠して、本当は限界なんだけど強がって …

執着すると望みが遠ざかる

  よく聞く話なのかもしれませんが、自分が本当にほしいものを受け取る、というときに鍵になってくるのは、自分が何を信じているか、という部分です。自分が信じていることは、自分が現実に体験すること …

バカにされている、と感じて傷ついているとき

    バカにされる、ということがすごく嫌、という方はいらっしゃるでしょうか?私自身は昔それがすごく嫌で、ちょっとしたことでもそう受け取ってしまうというような、過剰反応をしてた時も …

内なる自分との対話

  自分ではこうしたい、とか、こうするべき、と思っていても行動できなかったり、やる気がおきなかったり、ということはあるでしょうか? 気合で乗り切れるときはいいのですが、ただ、気合いを入れよう …

おすすめ記事



イライラしている人との接し方

ぞんざいに扱われているように感じるとき

好きな人ができたときに知っておいてほしいこと

人の気持ちを試すようなことをしてしまう

親からの愛情が感じられないパターン

頑張っているのに人から責められてしまう

好きな人を忘れる方法

後悔を乗り越えていくための4つのステップ

パートナーに強く執着してしまう

人から評価されたくない

信じていた人に裏切られたとき

特別な存在になりたい、という気持ちの扱い方

ネガティブなことをよく言ってくる人

音信不通からの別れを今でも心の中に引きずっている

好意を持たれるのが気持ち悪く感じる時