
「気にしすぎ」と言われても、傷ついた気持ちは本物です。無神経な言葉を繰り返してくる人との関わり方、ストレスの軽くし方、自分が自分の味方になるための心理的な視点を解説します。
【目次】
・傷つく言葉に振り回されてしまうとき
・相手の心理と自分の心理
・自分が自分の味方になること
・ストレスを減らすために心理的な距離をとる
・相手の言葉を深掘りしない
・まとめ:自分を大切にするために
傷つく言葉に振り回されてしまうとき

傷つくようなことを言ってくる人がいるとき、どう受け止めればいいか考えることはあるでしょうか?
たとえば、自分に対してダメ出しのようなことをされたり、自分の周囲にいる人について嫌味を言われたりする感じです。無神経な発言を何度もしてくる相手だと、そこに感じるストレスも強くなるかもしれません。
「どうしてそんな言い方をするの?」と聞いてみても、そういうことを言ってくる相手の中でそれが正当化されていることは多く、「事実を言っているだけ」と返されたり、「気にしすぎ」と言われてしまうと、自分の方がおかしいのではないか、と思えてきたりすることもあるかもしれません。
仕事上どうしても相手とのやりとりがあったり、簡単に距離を取れない間柄(家族など)だったりすると、ストレスを感じるこの相手との人間関係について、どうしたらいいのか分からなくなってしまうようなことはあるでしょうか?
相手とのやり取りが続く中で、ある程度は言い返したり、もしくは受け流したり、気にしすぎないようにした方がいいように思えたとしても、やはり気持ちとしては腹が立つものですし、そこで傷ついてしまう自分自身が嫌になるというのも、人の感情の動きとしては出てくるものかもしれません。
相手の心理と自分の心理

こうしたことを言ってくる人の心理は気になるところかもしれません。ただ、こういった人は、こちらとの距離感や認識のズレがあったり、言える相手にだけ言っているような側面がある場合も少なくありません。
言われた側としては、相手にもう少し言い方などに配慮がほしいところですし、そこで相手の発言に引っかかる感覚も自然なものです。ただ、自分と相手との間に認識のズレがあり、自分が考える「この関係性であれば、こうするのが当たり前」という前提自体が相手と噛み合っていないことは多いです。
相手の心理は気になるところかもしれません。ただ、それよりも優先して目を向けた方がいいのは、自分の内側にある心理の部分。言われた内容が自分が気にしているようなことだったり、デリケートな部分だった場合、そのストレスはとても強いものになります。
特に自己否定しているようなことを、相手から言ってくる、という場合には、自分が自分を否定しているように、相手からも否定されるという感じだと、それは自分の中でとても重い言葉となって、もう一度、傷つく、という感じになります。自己否定しているということは、ある意味では既にそこに傷があるわけですから、そこに追い討ちがかかるわけです。
自己否定をしている部分を、相手に言ってこられることで辛いという人にとって鍵となるのは、自己否定を手放すということ。ここに当てはまる人は、以下の記事に進んでみてください。自己否定に関して掘り下げて書いています。
自分が自分の味方になること

もし、傷つくようなことを言ってくる人の言葉に同調して、自分自身のことをネガティブに感じているのなら、そこに同調することは一旦やめて、その人の言葉がもたらすネガティブな思考の軸から離れること。どんなときでも、自分が自分の味方になってあげてください。
人には皆、価値があります。楽しいことをしているとき、親しい人とのつながりを感じるとき、好きなことをしているとき、充実感や達成感を感じるときなど、自分が生きていることの素晴らしさを感じられるときほど、自分自身の価値は感じやすく、思い出しやすいです。人間なので、その反対側の一面として、自分がとても価値の低い人間であるかのように感じることも、ときとしてあるもの。
ただ、その無価値な感覚が一時的なものではなく、ずっと感じ続けるとしたら、それはとても辛い心境です。傷つくようなことを言ってくる人の言葉というのは、ある意味では、その辛い心境にいざなうもの。もし、その言葉の重さに引き込まれて、自分のことをとても価値が低いように感じるのなら、その言葉を重要視するのはやめてあげてください。
自分の価値を受け取ること。ただ、自己肯定感が低いと、言い返したり、受け流したり、なんらかの対処をすることも辛くて、人を傷つけるような言葉の重みに引き込まれやすくなります。この自己肯定感の低さもあって辛い、ということに当てはまる人は、以下の記事に進んでみてください。自己肯定感が低くて辛いときに関して掘り下げて書いています。
ストレスを減らすために心理的な距離をとる

傷つくようなことを言ってくる人から受けるストレスをなるべく減らすには、心理的な距離をとること。例えば、その人と関わらなければならないときは、密接に関わるよりも、必要最低限なことにとどめて距離をあけて関わるようにすること。
嫌な出来事はため込まないで、人に話したり、何かに書いたりして言葉にして外に出すこと。もし可能なら、その人との関わりの中であった嫌なことに関して共感してくれる味方を作ること。共感してもらっているという感覚が自分の心を強くしてくれます。
ただ、距離を取りたくても、自分がその相手に依存しているようなものがあると、距離を取ることが難しくなることがあります。その人にXXXしてもらわないと、自分が困る、という依存的な状況は、その人との関わりを余計にストレスがあるものにします。
もし、依存しているところがあるのなら、その状況から脱却して、依存を手放していくこと。それができたとき、その人から距離を取るためのアクションが可能になり、自分自身が楽になります。
相手の言葉を深掘りしない

相手が言ってくるネガティブな言葉に対して、その理由や意図を考えるほどに引き込まれやすくなりますので、その言葉を深く受け止めようとしないこと。傷つくようなことを言ってくる側はたいてい深く考えずに発言しています。
こちらとしては言われたことを忘れないものですが、言った側はあまり覚えておらず、たとえそれを周囲から指摘されても「それはこういう意味で・・・」とちょっと印象が変わるようなことを言ったりします。そのくらい重みのない言葉の意味を深掘りしないこと。
傷つくようなことを言ってくる人の発言内容にどうしてもひっかかってしまって、スルーすることが難しい、ということに当てはまる人は、以下の記事に進んでみてください。嫌なことを言われたときのことに関して掘り下げて書いています。
まとめ:自分を大切にするために

傷つくようなことを言ってくる人がいるときのことを、掘り下げて書きました。
特に自己否定しているところは、もともと傷ついているところでもありますので、自己否定を手放すということが鍵になってきます。ストレスを軽くするためには、相手との心理的な距離をとること。相手に対して依存的なところがあると、それが難しくなることもありますので、その場合、その依存を手放していくこと。
ここに書いたことで何かしらお役に立てるところがあるのなら、幸いです。
一点補足することとして、相手の言葉が、こちらのことを馬鹿にしているように感じられることもあるかもしれません。それはそれでここに書いたこととはまた少し違う着眼点があります。馬鹿にされている気がする、ということに当てはまる人は、以下の記事に進んでみてください。馬鹿にされてる気がするときに、人の心理として起きていることについて掘り下げて書いています。



















