恋愛関係の中で、相手にもっと自分を満足させてもらいたい、
という欲求が膨らみすぎて、空想の中で、想像力を使って、
その欲求を満たそうとすることはあるでしょうか?
空想は誰しもするものかもしれません。ただ、そこにある
欲求の部分が強すぎると、現実とのギャップから、
不満や失望感がそこで出てくる感じになってしまいますし、
それが、相手を追い払うことにもつながっていきます。
空想することの裏側に、自分が現実で満足することはない、
という絶望の部分が隠れていることもあります。
現実の中で自分が満たされるということに、諦めの部分があったときに、
その諦めた度合いだけ空想に走り、
そこで作り上げた理想と比較した分だけ、
現実に戻った時に絶望が強まる、という感じかもしれません。
空想に依存した度合いだけ、現実から受け取りにくくなってしまいます。
自分が欲しいものを受け取る、というときには、
自分自身が次のステップに進む、ということが求められてくるのですが、
空想はその部分をショートカットして、次のステップに進まずに、
想像力で欲しいものを手にしようとする感じになります。
現実には、自分は次のステップに進んでいないので、
欲しいものを手にしたくても、なかなか受け取れません。
大切なのは、次のステップに進むことなのですが、
絶望が強いと、そこに進んでいくことが難しくなります。
自分が次のステップに進める、ということをどこか信頼していないからです。
不満があって、空想に走りすぎているような場合には、
空想を手放して、次のステップに進む、
という選択を心の中でしてみてください。
本当に欲しいものは、空想で満足する、ということではなく、
次のステップに進むことで、現実から受け取って満足する、
ということだと思います。
自分の心の中にある絶望がある場合には、
その部分を解きほぐしていくことにもつながっていきますので、
ぜひ、その部分にチャレンジしようとしてみてください。