漠然とした不安の対処方法

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心の中に漠然とした不安のようなものがあり、それがなかなか拭い去れない、というケースがあります。本人の中でも、なぜそこまで不安を感じているのか、よくわからないような感じ、です。

未来に目を向けると怖れを感じやすくなり、現在に集中すると怖れではなく今やっていることや起きていることに意識が向きます。不安を感じているときというのは、現在よりもどこか未来のことに意識が向いている状態です。漠然とした不安がある、ということは、何か未来に関することで、気になって怖れを感じていることがある、ということになります。

こういうとき、どうなることを自分は怖れているんだろうか? という問いかけが一つのカギになります。何を怖れているかも不明瞭である、という状態は、怖れを増幅させます。漠然とした不安感から、何を怖れているのかを明確にしていくことは、自分自身への理解を深め、怖れを取り扱うときの力になります。

どうなることを怖れているのかがおぼろげにでも見えてきたら、自分はどうしたいのか、が次のポイントになっていきます。逃げたいのか、何か課題のようなものをクリアしたいのか、現実がどうかなるのはどうでもよくて、この怖れをただただなんとかしたいのか、その答えは人それぞれかもしれません。大切なのは、あなたはどうしたいのか、という部分です。

どうしたいですか? という問いかけに対して、少し角度を変えたものが自分からわきあがってくることがあります。それは、どうしたらいいのかわからない、という思考です。ただ、ここで大切なのは、どうしたら正解なのか、ということではないです。正解/不正解ではなく、どうしたいのか、というのが重要な部分です。自分が抱えている現実に対して、正解のルートがあって、そこを選ぶことが大切、という話ではなく、私はどうしたいんだろうか?、に集中することが大切です。

この、自分はどうしたいのか? という問いかけは、自分が何か行き詰っているときや、何か問題を抱えているときに、とても大切なものです。人生に正解や不正解があって、正解を選ばないととんでもないことになる、というのは幻想のようなもので、本当に大切なのは、自分はどうしたいのか、という部分です。ある意味では、やりたいことを主体的に選択するのは正解で、やりたくないことを条件反射的にやってしまうのは不正解と言えるかもしれません。自分がどうしたいのか、という部分が明確になって初めて、どうしていくのがいいのか、というステップに進むことができます。

このあたりが明確になると、漠然とした不安を抱えている、というステージから、意思をもって怖れに対処しようとしている、というステージに上がっていきます。ここまでくると、何が怖くて、それに対してどうしたいのか、が明確になっているので、かなり前進です。

今できることは何でしょうか? この問いかけが次のステップになります。その答えが見えたら次にすることは、今できることに集中する、です。怖れは未来に目を向けた時に湧き上がってくるものです。今現在できることに集中すると、集中できた度合いだけ、怖れに意識が向かなくなります。怖れが完全に消えるわけではないですが、怖れに向けていたエネルギーを今できることに向けることになり、現実が何かしら動き始め、結果として何らかのフィードバックが出てきます。

怖れを感じているときというのは、何かしら変化を求められているサインです。自分がどうしたいのかが明確になっていれば、そこにはできることが見えてきますので、怖れを感じながらでも、今できることに集中することは、そこに変化を呼び込んでいくことになります。

怖れがあるときというのは、行動にエネルギーがものすごく乗りやすいです。行動に向かう気持ちが乗るまでは苦しいですし、そこで動けない状態が続くこともありますが、いったん行動し始めると、怖れのエネルギーは自分を駆り立てる感じのエネルギーに変わり、その分のパワーが乗ります。やりすぎてしまう、ということもあるくらいです。(それで疲れ切ってしまうこともあります。心と体を休めるということも大切ですので、バランスは大事です。)

不安感を抱えていること、怖れを感じること、それら自体は実は問題ではないです。未来に目を向けた時に何かクリアにしておいた方良いことがあったとして、それに向けて今自分は何も行動できていないことから、不安や怖れを感じるのは自然なことですし、そこから変化があって行動に移すことがあるとしたら、アラーム機能が心に備わっているという意味では、不安感や怖れはあなたにとって、役立っていると言えます。不安感や怖れがなかったら、自分が求められていた変化に気付けなかった、といったこともあるかもしれません。

ただ、不安感や怖れが強いときは、それ自体が苦しいということもあると思います。そんな時に、ここに書いたことを少しでも役立てていただけるなら、幸いです。

 

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