
すれ違いが続くと相手との距離だけでなく自分の気持ちも見失いそうになることがあります。私どうしたいだろう?そこが問われているのかもしれません。
【目次】
・パートナーとのすれ違いの中で感じる感情
・相手を責めたくなるときに少し立ち止まってみる
・お互いが感じている感情の共鳴と心理
・「私どうしたいだろう?」という軸
・楽しさや温かさを取り戻すために
・すれ違いと向き合うためにできること
パートナーとのすれ違いの中で感じる感情

パートナーとのすれ違いを感じるようなことはあるでしょうか?
顔を合わせる機会が少なくて、生活にすれ違いを感じるようなパターンもあれば、お互い興味あるものに共感できなかったり、考え方の違いですれ違うなど、そこでパートナーとの関係性にすきま風が吹いているように感じるパターンもあるかもしれません。
人によってはすれ違うことで何か寂しさのようなものを感じたり、自分はパートナーにとって必要ないのではないか?と思えてしまうような方もいらっしゃると思います。
パートナーとの間にすれ違いがあるとき、たとえば、我慢することが増えるかもしれません。あるいは、パートナーの何気ない言動に傷ついてしまうこともあるかもしれません。時には、これからずっとこんなままなのかな、と思えることもあるかもしれませんし、無気力になっていくこともあるかもしれません。
パートナーに対して諦めるようなことが増えていく、といった方もいらっしゃると思います。しょうがない、とか、こんなものだ、と諦めるたびに、パートナーへの愛情がどんどん冷めていくように感じられる方もおられるかもしれませんね。
相手を責めたくなるときに少し立ち止まってみる

パートナーとのすれ違いがある時、相手を責めたい気持ちになることがあるかもしれません。あなたの目から見たときに、パートナーの悪い部分であったり、弱点であったり、変えてもらいたいところは色々と見えるかもしれません。
ただ、基本的に他人を変えるというのは難しいもの。パートナーに不満や怒りをぶつけたとしても、相手から反撃されてケンカのようになってしまったり、話し合いをしても平行線のままだったり、すれ違いのある状況が変わらないというのも、パートナーシップにおいて起こりうること。
そこで、仕方ない、と諦めるようなことが増えていく度合いだけ、パートナーとの間に溝ができていきます。
ただ、パートナーと話をしていきたいと思っても、どうせまたすれ違う、と思えてくると、だんだんと行き詰まりのようなものを感じてくることもあるものかもしれません。
パートナーとのすれ違いと、心の中から上がってくる行き詰まり感。ここを乗り越えていくための、鍵、となるものがあります。それは
「私どうしたいだろう?」
という自分自身への問いです。
パートナーとのすれ違いがあるところについて、あなたはどうしたいでしょうか?
パートナーシップには正解があるというより、自分がどうしたいのかを軸にする、ということが大切で、何をするにもまず全てはそこ次第、といったところがあります。
お互いが感じている感情の共鳴と心理

例えばもし、あなたにとっての本当の望みが、パートナーと精神的な部分でもっとつながりたい、というのに近しい感じであれば、すれ違いがあるところに対して、あなたからアプローチしていくことが求められてきます。
コミュニケーションはとても大切なもので、黙っていても伝わらないこと、というのはありますので、伝えきれていないところがあるのなら、まずはそこを伝えていく、ということ。
ただ、自分が感じている不満や怒りをパートナーにぶつけるだけで、パートナーがその内容に全然理解を示してくれなくて、コミュニケーションが上手くいっていないように感じるのであれば、ここで鍵となってくるのは、パートナーを理解することかもしれません。
パートナーには自分のことをわかってもらいたいもの、かもしれません。
ただ、心理学を語らせてもらうなら、感情というのは共鳴するもの。パートナーシップというのは、お互いに同じ感情を感じているということが多いもので、自分がわかってもらいたいときというのは、実は、パートナーも同じような気持ちを抱えている、というのは、ありがちなことかもしれません。
例えばもし、パートナーからネガティブな態度をとられるようなことがあれば
「なぜこんな態度をとってくるのだろう?」
という部分を見てあげること。
例えばもし、パートナーと一緒にいるときにあまりパートナーが良い雰囲気でない感じがするのなら
「この人を良い気分にさせてあげたいと思うのなら、どう接してあげるのが良いんだろう?」
という部分を見てあげること。
こういったことは、むしろパートナーにやってもらいたいことかもしれません。ただ、パートナーシップに行き詰まりを感じたときに求められるのは、自分が一歩前に進む、ということ。
すれ違いを感じる時というのは、パートナーの方に歩み寄ってもらいたいものかもしれません。
ただ、そういうときほど、向こうからの歩み寄りというのは感じにくいもの。先ほどの話と似ているかもしれませんが、感情というのは共鳴するもので、パートナーに歩み寄ってもらいたいと思っている時は、パートナーも同じような気持ちを抱えているものかもしれません。
すれ違いがあるときというのは、「どちらが先に前に進むか」が問われているものかもしれません。
誰しも楽はしたいもの。パートナーに先に進んでもらった方が楽なので、先に進むようにパートナーをつつきたい気持ちがでてきやすくなりますが、基本的に他人を変えるというのは難しいもの。すれ違いがあるときであれば、なおのことそれは難しくなります。
自分が一歩前に進むということ。それがここを乗り越えていくときの鍵になってきます。
「私どうしたいだろう?」という軸

自分が一歩前に進む、といっても、自分だけが頑張るのかというと、少し補足しておきたいことがあります。
まず、一歩前に進む、ということは、このパートナーシップをより良くするため、自分なりに行動するということであり、それは、自分からパートナーに価値のあるものを与える、ということにつながるところがあります。
ただ、パートナーシップでは、お互いに与えることと受け取ることの両方ともがバランス良くあるのが望ましいものかもしれません。どちらか一方が犠牲的に頑張り、もう片方がそれをまるで当たり前のこととして扱う、という流れになるのは、あまり望ましい関係性ではないかもしれません。
ここでもし、パートナーシップにおいて、私ばかりが頑張っている、と思えてくる状態になると、疲労感を感じたり、不公平な感じがしたり、頑張ってくれないパートナーを責めたい気持ちがでてくることもあるものかもしれません。
パートナーシップでは、与えることを通して相手だけではなく自分も満たされる、という部分が求められてくるところがあり、ここでは、犠牲的に頑張って相手に合わせる、というより、楽しみながらやる、あるいは、満足感を受けとる、という部分が大切かもしれません。
自分が望まない行為を仕方なく犠牲的にこなすというより、パートナーシップをよりよくするため、あるいは、自分自身が成長するため、私がそうしたいから一歩前に進むという選択をする、という部分が重要です。
もし「私はこうあるべきだから頑張る」という、自分の中にある正しさに基づいた思考パターンがあるのなら、それはむしろ、手放した方が良いものかもしれません。
どちらかというと注目したいのは「私どうしたいだろう?」という軸です。そこから大きくズレることなく、あくまでその中心軸からでてくる気持ちから、自分が一歩前に進む、ということ。
楽しさや温かさを取り戻すために

すれ違いがちなパートナーとつながろうとするときに大切なのは、一緒に楽しむ、ということかもしれません。もし、その要素がパートナーシップの中で足りていないとしたら、そこを充実させるために、どうするのが良いと思えるでしょうか?
長年付き合っているパートナーだと、今までとちょっと違うことをしようとしたり、長い間やってなかったことをもう一度やろうとしたりすると、そこで、少し気恥ずかしさのようなものを感じることもあります。
今更、と言いたくなったり、なんとも言えない抵抗感のようなものを感じたり、ちょっと腰が引けてしまう感じが出てくることもあるものかもしれませんし、パートナーからそういうことを言ってきたら、どうしてもというなら付き合ってあげないでもないが、自分から言い出すのはちょっと、、、という気持ちが出てくるというのも、ありがちなことかもしれません。
ただ、本当はそういうのがあった方がいいと思っていたり、そういうのが欲しいという気持ちがあるようならば、自分から一歩前に進む、というのも時として大切なことかもしれません。
すれ違いと向き合うためにできること

パートナーとのすれ違いを感じる時に鍵となるものは
「私どうしたいだろう?」
という自分自身への問いです。そしてもし、ここを乗り越えていきたいと思えるのなら、パートナーとコミュニケーションすることと、相手を理解することと、自分が一歩前に進むということが大切になってきます。
すれ違いを感じるとき、パートナーと価値観が合わないように感じることも良くあることかもしれません。価値観が合わない部分については、あなたとパートナーの間に隔たりがあるところ。そこで自分の中にある正しさにこだわりすぎると、コミュニケーションが行き詰まっていくことがあります。そのあたりのことを掘り下げた記事がありますので、パートナー価値観が合わないというときは、こちらを参考にしてもらえればと思います。
どうしてもここだけはパートナーに変えて欲しい、という思えるところもあると思います。パートナーに変えて欲しいことがあるときのことを掘り下げて書いた記事がありますので、そういったときには、こちらを参考にしてもらえればと思います。
もし、パートナーとのすれ違いのある部分に関して、正直にいうと、自分の方に課題があるかも、と思える方であれば、その課題に取り組んで自分自身が成長することが、そのすれ違いを乗り越えていくことにつながってくるかもしれません。
これはあくまで一例ですが、パートナーに精神的に依存しているところがあるという方であれば、自分の中にある依存の部分をケアしてあげることが大切かもしれません。パートナーに甘えたくても甘えられないときのことを掘り下げた記事がありますので、よろしければ参考にしてみてください。