愛情が冷めていくように感じるときの話

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パートナーへの愛情が冷めていくように感じるとき、できれば関係性をより良いものにしていきたいと思うなら、今まで避けてきたけれども本当はやった方がよいことがないかチェックしてみること。避けてきたことがパートナーシップが行き詰まる要因になることがあるためです。

【目次】
愛情が冷めてきたように感じるとき
心の中で起こっていること
求められるのは「パートナーシップへのコミット」
まずは、自分の気持ちに目を向けてみる
今まで避けてきたことに目を向ける
パートナーに与える
パートナーから受け取る
愛情が冷めていくように感じるときに-まとめと補足

 

 

愛情が冷めてきたように感じるとき

パートナーへの愛情が冷めていくように感じたことはあるでしょうか?

気持ちのすれ違いの積み重ねがあったり、欠点が目につきはじめたり、パートナーに対して諦めていくことが増えていくと、どんどんと気持ちが遠ざかっていくように感じるようなことも、あるものかもしれません。

パートナーに対して抱いていた恋愛的な部分が、色んなことがある中でやがて愛情に変化していくというより、まず恋愛的な部分がなくなり、愛情の部分もゼロになったかのように感じる、という方もおられるかもしれません。

例えば、出産をきっかけに愛情が薄れ、パートナーを鬱陶しいと感じたりイライラをぶつけがちになり、奥さんから旦那さんへの愛情が冷める、といったケースもあるかもしれません。(これについては産後クライシスという言葉で表現されることがあります。)

パートナーと色んなことを乗り越えるたびに絆が強くなる、というよりも、なんだか逆にすきま風が吹いているかのように感じるとき、
「愛情が冷めたとき、どうしたらいいの?」
「愛情を取り戻すことってできるの?」
といったことに、疑問を抱く方もおられるかもしれませんね。

 

 

心の中で起こっていること

心理学を語らせてもらうなら、パートナーとの関係性が進んでいくにつれて、心理的な距離は近づいていくこととなり、そこでは自分の内面にある様々な感情が出てきます。

最初はロマンスを感じていたようなパートナーとの関係性も、心理的な距離が近づいてくるにつれて色んな問題も出てきて、パートナーへの愛情が冷え切ったかのように感じたり、関係性が完全に行き詰まったかのように感じるようなこともあります。

ここで愛情が冷めていくように感じるというのは、ある意味では、パートナーとの関係性が深まっていくに従って出てくる、よくある出来事、ということができるもの。

自分がおかしいんじゃないか、とか、パートナーがおかしいんじゃないか、といった気持ちになることがあったとしても、それは誤解であり、
「私たちにもそういうプロセスがやってきたんだな」
と少しライトな受け止め方をしても良いものかもしれません。

 

 

求められるのは「パートナーシップへのコミット」

パートナーシップの形には色々なものがありますし、個別に色んなパターンがあるとは思いますが、こういった愛情が冷め切ったように感じる時に求められること、というのはとてもシンプルで「パートナーシップにコミットすること」です。

言うのは楽でもやるのは大変、という類のものは世の中にたくさんありますが、愛情が冷え切って関係性が行き詰まっているように感じる時の
「パートナーシップにコミットする」
というのもそういったものかもしれません。

愛情が冷めているときに「パートナーシップにコミット」というのは、多くの方にとってみればそれは、やりたくないもの、かもしれません。仮に、やった方がいいというのを頭で理解したとしても、やる気が全く出なくても、全然不思議ではないものです。

それでも求められることは「パートナーシップにコミット」ですが、ただ、それはあくまで理屈の話。

本当に大切なのは、あなた自身の気持ちの部分です。このブログでもよく書いていることではあるのですが、あなたは、どうしたいでしょうか?

 

 

まずは、自分の気持ちに目を向けてみる

「私どうしたいだろう?」
まずはそう自分に問いかけてみてください。それが全ての始まりになります。

もし、パートナーとの関係性をより良いものにしていきたい、という感じに近いような思いが自分の内側にあるのなら、次にこういったことも自分に問いかけてみてください。

愛情が冷めていくと思うとき、自分にできることはやっていると思えるかもしれませんが、もし、まだやってないことがあるとしたら、何があると思えるでしょうか?

もしくは、やってはいるけれども、本腰を入れて取り組んではいないことが、もしあったとしたら、何があると思えるでしょうか?

 

 

今まで避けてきたことに目を向ける

パートナーシップに行き詰まりを感じる時に大切なのは、今までやってこなかったことや、リスクや怖れがあって避けてきたような部分に目を向けてみること。

コンフォートゾーン、なんていう言葉があります。これはストレスを比較的感じにくく、安心して過ごせるような、心理的に安全を感じられる領域のことです。

行き詰まりを感じる時は、コンフォートゾーンを抜けて一歩前に踏み出すこと。居心地の良さや現状を維持することを優先しすぎて、やっていないようなことがあった場合、それが行き詰まりの要因になることがあります。

居心地の良いところから一歩だけ前に出るということ。そういった意味合いで、今までやってこなかったけれども、本当はやってみた方が良いかもしれないものが、もし、あったとしたら、何か思いつくようなことはあるでしょうか?

 

 

パートナーに与える

パートナーシップで大切なのは、与えることと受け取ること。パートナーシップにコミットするといっても、具体的に何をするのかというと、できることは色々とあります。例えばこの、与えることと受け取ること、というものもヒントにしてもらえればと思います。

ではまず、与えるという部分の話から。与えるためにはパートナーを良くみて喜びそうなことをやってあげること。パートナーが良い気分になりそうなことや、居心地よく感じてもらえそうなことをパートナーに与えること。

そのために、まずはパートナーを良くみて理解するということも大切かもしれません。パートナーに理解を送るということ自体が、ある意味では、与える、ということにつながっているところもあります。

ただ、与えるときに意識した方が良いことが一つあります。それは自分を犠牲にして無理してやるのではなく、自分もその行為に喜びや楽しみや意味などを感じられるということ。そうでないと、与えるというより犠牲になります。

与える行為はやればやるほど、自分の気持ちも満たされます。ただ、犠牲はすればするほど、自分の気持ちが擦り切れていきます。愛情が冷めていっているときに新たに取り組むこととして犠牲的なことをするというのは、できれば避けた方が良いです。

 

 

パートナーから受け取る

パートナーシップから受け取るためには、感謝すること。

パートナーから何かしてもらったとしても、それを当然と思ったり、心の中でダメ出しをしていたりすると、パートナーからの愛情を受け取る、という感じにはなりにくいです。

パートナーに感謝することは、パートナーに対しての受け取り方を変えるきっかけになります。これはこの記事を読んで理解するというより、実際に感謝するということをやってみて、自分がどう感じるのかを試してもらう方がわかりやすいかもしれません。

例えば、心の中でパートナーに感謝できることがあるとしたら、どんなものがあるでしょうか?
できるだけたくさん見つけようとしてみてください。感謝できるものを見つけたら、心の中でパートナーに感謝をしてみてください。

感謝は相手に伝えなくても、大丈夫です。試しにやってみてもらって、自分の心の中で相手に感謝をした時に、少し胸の中が暖かくなるような感覚を感じてもらえると嬉しいです。

(もちろん実際に相手に伝えてもらっても大丈夫です。)

 

 

 

愛情が冷めていくように感じるときに-まとめと補足

愛情が冷めていくように感じるときの話を掘り下げて書きました。

まずは自分がどうしたいのか、ということが大切で、もし、パートナーとの関係性をより良いものにしていきたいのであれば、パートナーシップにコミットして、コンフォートゾーンから抜けて一歩前に進むこと。

特に、今まで心理的に避けてきたけれども、本当はやった方がよいことがないか、という部分をチェックしてみることが大切かもしれません。心理的に避けてきたことがパートナーシップが行き詰まる要因になることがあるためです。

それだけではなく、パートナーシップにコミットするときの具体的なアクションのヒントとして、パートナーシップでは、与えることと受け取ることの2つが大切ということ。「与える」については、犠牲をするのではなく自分の気持ちも満たされることをする、というのが意識した方が良いことで、「受け取る」については、パートナーに感謝をする、ということをきっかけにしていく、ということを書きました。

与えることも受け取ることも、どちらかというと自分がすることというよりも、相手にやってもらいたいことかもしれません。

ただ、パートナーシップをより良くするためには、自分がリーダーシップを発揮していく、ということが求められてくるような一面もあり、ある意味では、パートナーシップにコミットすることを通して、自分自身が成長していく、ということが大切なことかもしれません。

 

一点補足することとして、パートナーへの愛情が冷めていくときの出来事としてパートナーとのすれ違いが起きて、気持ちが冷めてしまう、というケースがあります。すれ違いがある時は、パートナーとコミュニケーションすることと、相手を理解すること、といったポイントも大切になってくるのですが、すれ違いがあったときのことを掘り下げた記事がありますので、参考になればと思います。

 

もう一点補足することとして、パートナーへの愛情が冷めていく時の要因として、パートナーと価値観が合わないように感じるというケースもあると思います。価値観が合わない部分は、あなたとパートナーの間に距離感が生まれやすいところです。そこで自分の中にある正しさにこだわりすぎると、関係性が行き詰まっていくことがあります。そのあたりのことを掘り下げた記事がありますので、参考になればと思います。

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カテゴリ-恋愛

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