気持ちのぶつかり合い

投稿日:2014年9月26日      更新日:

付き合っている人との間で、気持ちのぶつかり合いがあったときに、
怒りをぶつけあうけれども、
いつも話が平行線になってしまう、ということはあるでしょうか?

お互いに感情的になったときに、言いたいことをぶつけ合うだけで、
不満ばかりがたまるだけ、だとしたら、
もしかしたら、本音の部分が相手に伝わっていない、可能性もあります。

ここで、本音の部分、というのは、怒りの下にある、
自分の心の弱い部分です。
その部分を相手に伝えずに、相手を責める言葉をぶつけるだけだと、
相手も、売り言葉に買い言葉を返すだけ、ってなってしまいがちです。

この本音の部分には、言わなくてもわかってほしい、
という気持ちが隠れていることがあります。

誰も、自分の弱い部分をさらけ出すのは、抵抗があります。
もし、私の弱い部分を相手に伝えて、
そこを相手に攻撃されたら、もしわかってもらえなかったら、
自分がボロボロになってしまう、って思うからです。

自分に悪意をもって近づいてくる相手に対して、
このコミュニケーションはしない方がいいですが、
もし、それが愛する相手だったらどうでしょうか?

もし、仮に、相手が相手自身の弱い部分を素直にコミュニケーションしてくる、
としたら、どんな風に思いますか?

攻撃したくなるでしょうか?
それとも、力になってあげたいって思うでしょうか?

ここの部分の話をするのには、相手に対する信頼がいります。
ただ、怒りをぶつけるのとは、違うレベルのコミュニケーションです。

愛する人に怒りをぶつける話の仕方は一旦脇に置いて、
自分の本音の部分を相手に伝えようとしてみてください。
一旦、どんな風に話すか、自分の心の中を整理してみるのも良いです。

相手を責めるのではなく、それを聞いた相手がどう反応するか、
どんな風に思うのかは、相手にゆだねてあげてください。
それが相手に信頼を伝えることになり、
それが、相手の態度を変容させます。

普段、もし、お互いに怒りをぶけあうだけで、
心がつながっている感じがしないとしたら、
一度、この自分の痛みを分かち合う、
というコミュニケーション方法を試してみてください。

勇気がいります。ただ、そこで相手といつもと違うコミュニケーションが出来たとき、
今よりももっと、相手との間に、強い絆ができる、ということを、
ぜひ体験してもらいたい、と思っています。

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カテゴリ-心の悩み

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