家族の中で、優しくしてもらえなかった、とか、
わかってくれなかった、認めてもらえなかった、
といった痛みが心の中に残っていることがあります。
過去の痛みであり、これは、今の人間関係の中でも、
そこを刺激されるような出来事があると、
怒りや相手を責める気持ちが出てきやすい部分でもあるのですが、
これの傷は、実は自分自身の才能の部分を表しています。
その傷は受容していくことで、
才能へと変容させていくことができます。
家族から与えてほしかったもの、例えば、
優しくしてもらえることだったり、理解してもらえること、
認めてもらえること、色々あるかもしれませんが、
それは、実は自分が与えていくことができるものです。
それに気付くことができると、傷にとらわれていたものの見方を
180度変えることができます。
自分には、その痛みがわかるのだから、
同じような体験をする人が、どうしてもらいたいのかを理解できたり、
痛みを感じる度合いだけ、それを与えた人よりも、
もっと上手にその部分を与えることができる、
ということは、簡単に理解できると思います。
もちろん、与える、となると、ほかの人に働きかける、
という部分が出てくるので、どうやって与えていくか、
その人のその部分に近づいていくか、
というところで、怖れが出てくることもあるかもしれませんが、
自分だったら、どうしてほしかったか、というのは、よくわかると思います。
家族の中で傷ついた部分に関して、被害者であることを手放して、
そこから自分の才能の部分を発揮していくことを選択できると、
生き方自体を変えていくことができます。
それができたときに、より、自分らしさ、の部分がでてくるようになります。
家族から与えてほしかったものを、自分が与えていくもの、
に変えてみてください。
それは、自分自身がやってみたかったこと、だということに
気付くことができると思います。
それによって、自分自身の器が大きくなっていく、
ということを、ぜひ体感してもらいたいと思っています。