いい人をやめる

投稿日:

自分が我慢をしたら、丸く収まる、そんな状況があったとします。そんなとき我慢をしていい人を演じることでその場を切り抜ける、というやり方があります。これをやると周りから、本当にいい人だな、という風に思われることもあるかもしれませんが、繰り返していると、だんだんと心が疲れてくるやり方でもあります。

争いごとのようなものがあったり、ケンカのような状態になるかもしれないようなとき、自分が本当はどうしたいのかは置いといて、相手が気にいるような返しをするのが癖になってくると、相手にとっても、それが当たり前になっていきます。

例えば、みんながやりたくないことや、誰もが嫌がるような仕事が自分に回ってくるようなことがあっても、自分以外に誰もそれを問題と感じず、誰からも感謝もされない代わりに、自分の心だけがどんどん疲れていくようなパターンが続くこともあるかもしれません。

誰かのために何かをして、それを喜んでもらえる、というのは価値のある行為かもしれません。ただ、周りに自分が利用されているだけで、自分だけが苦しんでいるという状況になってしまっているとしたら、それはあまりバランスが良い状態とは言えないです。

私は自分自身を大切にしているだろうか?
そう自分に問いかけたときに、Yesと言えないのなら、いい人をやめる、ということも考えた方が良いかもしれません。自分の本音の部分からやりたいことをやっているというより、本音とは違ういい人という偽りの仮面を被っているがために、自分自身が苦しさを感じているとしたら、一旦、その仮面は手放すことが求められてくるかもしれません。

本当はやりたくないと思っていることはあるでしょうか?
やめた方が良いとおもっているけれども、なんとなくやめられていないことがないでしょうか?
これらの問いを自分自身に投げかけてみたときに、何か直感的にでも思い当たるところがあるのなら、その部分は一度見直してみた方が良いところです。

ときに自己犠牲が求められることはあるものかもしれません。ただ、それはあくまで選択肢の一つに過ぎないものです。他の選択肢が見えていなくて、いつも犠牲をすることばかりを選択することが癖になってしまっているのだとしたら、楽さや自由さといった要素を、自分自身の手で遠ざけていることになります。

自分だけが無理をして、相手は居心地よくしている、という偏りのあるところから、自分にとっても相手にとっても居心地の良い状態を目指せるとしたら、まず、自分がどんな風に変わった方が良いと思えるでしょうか?

例えば、もう、頑張らなくてもいいよ、とか、ありのままのあなたでいいよ、ということを言われたいような気持ちがあるのなら、ありのままの自分でいる、ということが何かのヒントになる人もいらっしゃるかもしれません。いい人の仮面をかぶるのではなく、自然体の自分でいることは犠牲を手放すことにつながっていきます。

今、あなたにとって、自己犠牲よりも優先した方が良いと思えるものがあるとしたら、それは何でしょうか?
今までやってきたパターンと違うことをするのだとしたら、ただ、その自己犠牲を手放すだけではなく、代わりに受け取るものを選択することが求められてきます。誰かのためではなく、あなた自身のために、どんな変化を受け取るのが良いと思えるでしょうか?

犠牲をすることに疲れた時、その疲れたという心の声は、あなたにとって、選択を切り替えるタイミングが来たということを教えてくれている心の内側からのメッセージのようなものです。そのメッセージは自分自身を変容させるための一つのきっかけにすることができるものです。それはある意味において、自分がやりたいと思えることや、価値があると思えることを優先してあげれるように、自分自身を変えるチャンスにしていくことができるものです。

もしかしたら、そこには勇気が求められることもあるかもしれません。今まで、いい人の仮面をかぶることでうまく回っていた部分を一旦手放すことになったり、慣れていたやり方を変えることに怖れや抵抗感を感じることもあるかもしれません。

ただ、自己犠牲にパワーを費やしていたところから、自分が本当にやりたいと思えることや、価値があると感じることに自分自身の力の向き先をシフトしていくことで、今までよりもより良い体験を受け取っていくことができるようになります。

いい人でいることに疲れた時、その部分を変えていくことにチャレンジしてみるということを、あなたにとっての選択肢の一つに含めていただければ幸いです。

 

関連記事

屈辱的だと感じていること

  屈辱感を感じることがあるとしたら、それはとても辛い体験かと思います。特定の誰か、あるいは、周り全員からネガティブな言葉を言われたり、そういった扱いを受けるといった感じかもしれませんし、身 …

心の底から憎い人がいる

憎しみという感情は、よっぽどのことがないと感じない感情かもしれません。恋愛で、職場で、あるいはそのほか様々な人間関係の中で、心の底から憎いと感じるレベルになることも、ときとしてあることかもしれません。 …

いじめられた記憶について

いじめられた経験がある人もいれば、ない人もいるとは思いますが、いじめの内容や、どのくらい続いたかなど、その経験には個人差が大きいかもしれません。ただ、あまりにも過酷な体験だったために、そのときの記憶が …

体を許すと捨てられてしまうというパターン

付き合ってしばらくして体を許した途端に別れることになる、といった恋愛のパターン。精神的にすごくきついものがあると思います。言い寄られるまではよかったのに、体を許したら、即、連絡が全く来なくなると、私に …

信じていた人に裏切られたとき

人との信頼関係というのはとても大切なものですが、これが壊されたり、裏切られたと感じるような出来事があった場合、もう一度人を信じるということが怖くなってしまうものかもしれません。そのダメージが深い場合に …

-心の悩み
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




ぞんざいな扱いをされたときの対処法




ダメな自分が受け入れられないとき




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞いてくれないパターン




人から責められる感覚があるときに役立つ心理セルフケア




好きな人を忘れる方法




人に悩みを相談したいけど怖くてなかなかできない時




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




信じていた人に裏切られたとき




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




ネガティブで嫌なことを言う人




音信不通からの別れを今でも心の中に引きずっている




昔あった嫌なことを思い出してしまう心理