結婚してからの後悔には、冷めた夫婦関係、お互いの家族の問題、お金、食事、家事や育児、浮気、昔の恋人への執着等々、色んなパターンがありますが、結婚生活が上手くいかないことで、後悔が生まれるというのは、できれば避けたいことだと思います。
この記事の中では、結婚後に出てくる後悔としてよくあるものについて、それぞれ、その後悔をしないためにできることを、心理学を交えながら書いていきます。
家族の問題
相手や自分の家族との関係で問題がでてきて、それが結婚後の後悔につながることがあります。例えば、こういった後悔があります。
○相手が自分よりも自分の親兄弟の方を大切にする。
○夫がマザコン。
○夫に姑の味方をされた。
○相手の両親との関係がうまくいっていない。
結婚後にどこに住むのか、結婚後に嫁側が実家に帰るのがありか、子供が生まれたら里帰り出産をするか、などなど、結婚にまつわる話を具体的にしていくと、そこでお互いの価値観がぶつかるところが出てくることが多いです。そこで、そのぶつかる部分をあいまいにしないで、しっかりとコミュニケーションしていくことが大切です。
相手が、自分のことよりも、相手の家族の方を大切にするような言動をしたときに、自分が大事にされていない感覚が出てきたなら、それをうやむやにせずに、自分の気持ちを伝えることも大切です。
結婚前に、自分たちの関係にお互いの家族が絡んでくるケースで、相手はどう考えるのだろうか、とか、自分の考えに対して、相手はどう思うのだろう、ということがなんとなく想像できるようになると、お互いぶつかるところに関して、どうやって歩み寄んでいけばいいのか、わかってきます。結婚する前に、結婚する条件として、相手に自分はここはゆずれないところ、というのをはっきり伝えておく、というのも良いと思います。それに関しても、お互いが歩み寄れるところを見つける、ということが大切です。
ただ、コミュニケーションをするときに気を付けてほしいのは、あんまり突っ込まないほうがよさそうな話題であったとしても、そこから逃げないで話す、ということです。人生を通してのパートナーになる訳ですから、そういうデリケートなところも含めて話し合っておいた方がいいです。
それがどれだけ自分以外の人に隠したい部分だったとしても、お互いに、この人だけなら、話しておかないとな、と思えるくらいでないと、結婚後の生活の中で、そこは後々問題になります。
そして、家族の問題に関しては、お互いがお互いを優先する、ということがとても大切です。相手の両親との関係がうまくいかないようなときに、自分のパートナーが自分の味方であるのと、そうでないのとで、そこを乗り越えていけるかどうかに、大きな差が出てきます。このあたりのことも、話し合っておくことで、家族に関する結婚後の後悔を避けることにつながっていきます。
もちろんそれでも、結婚後に、お互い家族のことに関して、不満が出てくることはあります。その場合でも、コミュニケーションをとって問題を解決する、ということができるような関係性があれば、家族の問題を一緒に乗り越えていくことは可能です。
それができない関係性のまま、結婚すると、その課題は結婚後に向かい合うことになります。それだと、後悔につながる可能性が出てきますので、できれば、結婚前に、いろんなコミュニケーションができる関係を築いていく、ということがとても大切です。
お金の話
生計を立てていくために、欠かせないのがお金の話です。
経済的なことに関しては、どんな相手と結婚するかによって、自分の生活が大きく変わってくる部分ですが、これに関する後悔としては、こういったものがあります。
○相手の収入が低く、生活レベルが思っていたよりも低くて辛い。
○相手の金遣いが荒い。
○相手が経済的にほとんど援助してくれないので、生活が苦しい。
結婚後の生活費をどうするか、妻は専業主婦となるのか、共働きになるのか、家計はどちらがコントロールするのか、おこずかいはどうするのか、収入がどれ程度なのか、という経済的なことに関する話は、もちろん、結婚前にコミュニケーションしておく方が良いです。
こういった話を具体的にしていくと、そこにお互いの価値観が出てきます。そこで気になったことは、あいまいにしないで、コミュニケーションしていくことが大切です。ここに関しても、あんまり突っ込まないほうがよさそうな雰囲気が出てきたとしても、話しておいた方がいいです。
コミュニケーションを重ねていく中で、結婚後の経済状況に関して、自分の中にわがままな部分や、贅沢な部分があるという気付きがあるなら、自分の中にあるそういった部分を手放していく、という取り組みも大切です。
相手の収入と自分の収入を合わせても、相手のやりたいことと自分がやりたいことの両方を実現するだけのお金がないなら、それはどこかで何かを削る必要があります。こういう話をすると、浪費する側が嫌な顔をしたり、お互いに、相手に何かを我慢させたい衝動がでてきたりして、ぶつかることもあるかもしれませんが、コミュニケーションしてください。
経済的なことに関して、相手が、現実的ではないほどに楽観的なものの見方をするケースもありますが、あれ?本当に大丈夫なのかな?、と気になったことは、突っ込んでおいてください。結婚後にびっくりすることがないように。
ここでコミュニケーションを避ける部分がでてきた場合、結婚後に、ここは話せてなかった(もしくはあまり突っ込んだ話ができなかった)けれども、たぶんうまくいくだろう、という期待はしない方がいいです。その話を避ける、ということは、自分の心の中や、相手の心の中に、実はやばいかも、という怖れがある状態です。それだと、悪い方向に転がる可能性が高いです。
それよりも、ここで話をしっかりしてすっきりさせておくことで、結婚前に、経済的なことに関しての信頼を構築しておくことがとても大切です。
食事の話
食事は奥さんの担当でしょうか、夫の担当でしょうか、それとも、お互いが作る感じでしょうか?
結婚前に、一度、メインで担当する方が作って、相手に食べてもらう、ということは、しておいた方がいいかもしれません。
ここで出てくる、結婚後の後悔としては、こういったものがあります。
○食事がまずい。
○食事の好みが全く合わない。。
○夫に姑と料理の腕前を比較された。
相手に食べてもらって、そこで、問題がなければいいのですが、食事に関して、どちらかに大きな負担が出てくるものがあるのなら、それは、我慢せずにコミュニケーションしてください。
そのやり取りで、どちらかが、これはおかしいな、と何か思うことがあれば、これもあいまいにしない方がいいです。
料理の経験不足からくるものは、経験を積めば徐々に上手くなりますが、好みが合わない、料理に関してのものの見方が全く違う、など、そこでも、お互いの食に関しての、違いが出てきます。
それが、生活していくうえで、受け入れられるものであれば、いいですが、片方に犠牲が出てくるレベルのものであれば、コミュニケーションして、相手にも、変えてもらう必要があるところは、話しておいた方がいいです。
ここで、意見が割れるようなことがあったり、納得できないことがあった場合は、結婚後、それが問題となって出てきます。
家事と育児の話
片方が家事や育児に参加しない、ということが、結婚後の不満として出てくることがあります。そこから夫婦関係に溝が生まれてくることがあります。
よくあるのが、夫の方が仕事ばかりで、家に帰っても寝てるかゲームばかり、というケースです。妻の方が家事や育児をほとんどしない、というケースもありますが、これも結婚前にコミュニケーションをしておいた方がいい話題です。
家事に関しては、相手が一人暮らしをしている場合は、普段どんな風にしているか聞くと、結婚後も想像できます。実家暮らしの場合も同じです。家事をどこまで手を抜いていいか話してみるのもいいと思います。家事に関しての完璧主義であったり、潔癖症、という部分も事前に知ることが出来ます。
育児に関しては、子供が好きかどうか聞いてみたり、夫が育児を手伝う、ということについてどんな風に思うか聞いてみてください。もちろん自分の考えも話してください。相手に甥や姪がいるなら、どんな風に遊んであげているか聞いてみると、なんとなく結婚後の子供の接し方が想像つくと思います。
子供嫌いや、子供にかまっているより一人の時間を大切にしたい(子供と遊ぶより俺はゲームやネットサーフィンがしたい、とか)といった相手の一面もここで事前に知ることが出来ます。
共働きなのか、専業主婦(専業主夫)なのか、というのも話しておいた方がいいです。それによって、家事や育児に関して、お互いがどんな風にしていくのか、イメージが全然変わってきます。
結婚後の家事や育児がどんな風になるか、イメージできるように、相手の考え方を聞いてみたり、自分の考えを話してみたりしてみて下さい。ここは、じっくり時間をかけてコミュニケーションを何度か取ってください。
そこで、相手の考え方が幼かったり、何かこの話を避けてきたり、よくわからないことを言い出したら、そこは結婚後に問題になってくる部分です。その話の中で、何か気になったことがあったら、放置しないで、掘り下げてください。
そして、そのコミュニケーションしたときに相手が話した内容が、相手の普段の行動とマッチしているかどうかも一緒にいるとわかると思います。
例えば、「家事と育児もなるべく手伝うよ。」と話した男性がいたとします。その男性は、仕事で疲れていても、相手に対しての気遣いがあったり、旅行先でお互いに疲れているときも、共同作業でやらなければならないことを済ましてから休む、という感じであったり、一人暮らしをしていて、パーフェクトでは全くないけれども、自分のことは自分でやっている、という感じでしたら、それは言動がマッチしてます。
その反対に、実家暮らしで、家事は全て母親におんぶにだっこで、やってもらって当たり前、仕事で疲れているときは、相手の状態がなんであれ、自分は何もしたくない、という男性だとしたら、「結婚したら家事と育児もちゃんとするよ。」と言っていたとしても、たぶんやらないです。やらせようとしても、抵抗されたり、いやいややられたり、ケンカの種になったります。
例えば、家事をやってもらうのは、当たり前、と思っている男性は、結婚後もそう考えます。相手が疲れているときも、自分の疲労感を優先する男性は、結婚後もそうします。「やってもらって当たり前」と「疲れているときは、相手の状態がなんであれ、自分は何もしたくない」を変えてもらいたい場合は、相手にそれをコミュニケーションしていった方がいいです。
家事と育児に関して、コミュニケーションで相手のことを理解するために押さえておきたいポイントは、「結婚したら家事も育児もちゃんとするよ。」という内容を相手が言うかどうかではなくて、普段の生活をどうしているか、ということと、共同生活に関してどういう考え方を持っているか、という部分です。
そして、そこに変えてもらいたい部分があったら、ぶつかることを怖れずに、コミュニケーションしてください。それが結婚後の生活をより良くしていきます。
相手の浮気
相手の浮気に関しては、浮気性の相手が起こす浮気と、浮気性ではないのだけれども、夫婦関係の問題がきっかけでする浮気と、2通りあります。
まず、夫婦関係の問題がきっかけでする浮気ですが、これは、自分自身が意識的に取り組むことで、未然に防ぐことが出来ます。
夫婦関係の心の溝が原因で、相手が他の相手に心移りする、ということですので、これは、自分の方にも責任の一端がある、と思えるなら、夫婦関係に浮気が入り込んでこないように、自分が主体的に動くことが出来ます。
夫婦関係でいろんなぶつかり合いがあり、お互いの気持ちが冷めるような出来事は、色々とやってきますが、そんなときに相手を愛する、という選択ができるなら、大丈夫です。
相手にとって、あなたから欲しいもの、が満たされなかったとき、相手の中に浮気の種が生まれます。だから、相手が自分に何を求めているのか、言い方を変えると、どんな依存をしたいと思っているのか、ということについて、相手のことをよく見て拾ってあげてください。
拾えているかどうかは、相手を見るとわかります。現実に、拾ってあげなかったら、相手は機嫌が悪くなりますよね?
それを相手の問題だ、という風に放置しすぎると、そのうち相手が自分に期待しなくなりますので、その部分を他に求めるようになってしまいます。これが浮気を呼びます。
それを逆手にとって、ここがケアできるのなら、相手の浮気は充分防げます。
例えば、何があっても奥さんのおいしい手料理を食べていられれば僕は満足、という相手には、おいしい手料理を食べさせて、ニコニコさせておいてあげれば大丈夫です。現実には、そこまでわかりやすい感じにはならないと思いますが、ポイントは、相手の依存的な部分をケアしてあげる、ということです。
次に、浮気性の相手がする浮気、ですが、これは根が深い問題です。
相手が浮気性かどうかを100%に見分ける方法、というのはないのですが、自分自身が、精神的に不安定で、恋愛相手に依存するようなところがあると、浮気症の相手を引き寄せやすくなりますので、自分自身が精神的に安定することで、そもそも浮気性の相手を引き寄せない、ということがまず大切です。
精神的に不安定な状態で出会って、相手のことがよくわからないままに、あまり関係性を育む時間を取らずに結婚する、といった流れは、浮気性の相手を引き寄せやすくなりますので、避けたほうがいいです。
精神的に安定しているときに、精神的に安定している相手と出会って、お互いに包み隠さず、お互いの恋愛観や、過去の恋愛についてさらけ出してコミュニケーションをとり、充分に時間をかけて、恋愛関係の中で出てくる、いろんな感情のぶつかり合いを乗り越えてから、恋愛感情だけではない、人と人との絆をしっかりと作って、結婚を選択する、という方が良いです。
ただ、相手が浮気性と知っていて、その相手がいつか変わることを期待して結婚する、というのは、避けたほうがいいです。浮気性は周りがいくら働きかけても、基本的に変わらない部分ですし、本人にとっても、自分を変えることが難しい部分です。
例えば、浮気性の人が「もう絶対に浮気しない!」と言ったとします。それは、ダイエットや禁煙に何回も失敗している人が、「今度は絶対成功させる!」というのと似ています。自分との戦いに勝利して、成功することももちろんありますが、失敗する可能性もあります。しばらくの間、上手くいっていても、弱った時や、心が折れてしまったときや、強い誘惑があったときに、昔の行動パターンに戻ってしまうことがあるからです。
結婚している状態で発覚する相手の浮気は、自分自身、お互いの親族、そして子供など、関係者全体に大きな影響が及びますので、浮気性の相手との結婚は、できれば、避けたほうがいいです。もし、それとわかって、相手との結婚をする場合は、基本的に自分の人生丸ごとかけての闘いになることを覚悟することが求められてきます。
冷めた夫婦関係
結婚後に出てくる後悔として、こういったものがあります。
○無口になり会話がなくなった。
○相手が自分に無関心。
○結婚前の優しさと結婚後の気配りのなさのギャップが大きい。
○相手への愛情がなくなって冷めてきた。
○相手から体を触られると気持ち悪いと感じてしまう。
付き合っていた最初の頃にある恋愛感情は、時間を経て、少しずつおさまっていきます。
その後、結婚生活を送っていく中で、何か我慢したり、期待しないようになったりしていき、次第に、自分の中にある依存的な部分が相手に満たされることもなければ、相手が自分にも何も期待していないような感じになっていきます。これが進んでいくと、夫婦関係が凍り付いたようになります。
ただ、これは夫婦関係が終焉を迎えた、というわけでも、凍り付いた関係が永遠に続く、ということでもなく、感覚として、何も変わらないような感じがする、というような状態です。
ここでは、本当は変化を求められていることに対して、お互いが長期間抵抗しているために、夫婦関係が停滞している、というのが起こっていることの真実です。
例えば、男性に多いのが、自分の中の弱い部分や依存的な部分を本当は相手に愛してもらいたいのに、それをさらけ出すのを恐れるあまりに、その弱い部分を封印しているケースです。ここを相手に愛させることができると、凍り付いた自分の気持ちを柔らかくしていくことができるのですが、それに対して抵抗していると、相手に何も求めなくなり、関係が凍り付きます。
女性の場合で良くあるのが、最初は夫に甘えるような気持ちを持っていた部分が、期待に応えてもらえなかったことが続くにつれ、相手に何も期待しなくなる、といったケースです。夫婦はお互いに良い影響も悪い影響も与え合いますので、奥さんに愛情を与えるのが下手な男性でも、女性の方が良い影響を与えていくことで、男性の愛情深さを花開かせてあげる、ということができますので、この場合に求められていることは、相手が成長できるよう、時間をかけて、やり方を工夫して、こちらから愛情を与えていく、ということです。自分のことを愛してくれる、大切にしてくれる女性を、男性の方も大切にしたいという気持ちを徐々に持つようになります。(時間はかかるかもしれませんが)
ここで、自分の甘えたい気持ちが先行して、相手が何もしてくれない、という悪い部分だけを見てしまうと、そういう良い影響を与えていって、相手の愛情深さを花開かせる、という気にはなれなくなります。なんで私ばかりが頑張るの、というところで、愛情を与えていく、ということに抵抗すると、結果的に、状況に変化がおとずれなくなり、この場合も、次第に、気持ちが覚めていき、関係が凍り付きます。
ここで後悔して、この結婚は失敗だった、と判断してしまうのはもったいないです。
自分自身の心の中で、夫婦関係を改善していけるのに、抵抗感があってブロックしている部分がある、ということに気付くことが出来ると、そのブロックを手放す、という選択ができるようになります。
そして、手放すことができれば、自分の中にある、相手への愛情に気付くことができるようになり、凍り付いた関係を変えていくことができます。
執着を手放す
過去の彼や彼女に対しての執着が残っていると、相手に不満が残ったり、そちらに戻りたくなることがでてきます。後悔としては、以下のようなものがでてきます。
○結婚してから、元彼や元彼女と付き合いたくなった。
○過去に付き合っていた元彼と結婚したい。
結婚前に、自分の心の中に、過去の恋愛に関して執着が残っていないかチェックしてみてください。
それは何か大切な思い出だったり、今でも大事にしておきたい気持ち、かもしれません。ただ、それが心の中を占めている度合いだけ、今から結婚する相手から愛情が受け取れないことになります。それは、結果的に、結婚生活を色あせさせます。
結婚生活をより良いものにしたいのであれば、今自分の心の中に残っている執着を手放す、ということにトライしてみてください。
実際にそれを試してみたい人のために作ったエクササイズがありますので、ぜひ活用してみてください。
犠牲をしてしまう
もともと恋愛の中で、相手に対して犠牲的になってしまう、という方が陥りやすい状況として、こういったものがあります。これらも結婚後の後悔となってくる部分です。
○相手の酒癖が悪く、大きな声で怒鳴られたり、暴力を受けたり、ということがある。
○相手のヒステリーや癇癪が強く、相手の感情に振り回されてしまう。
○結婚前は優しかったのに、結婚した途端態度が横暴になった。言葉の暴力がある。
罪悪感があるときに、その自分の良くない部分を補うために、何か犠牲的な行為をすることによって、罪悪感を帳消しにしたくなる、ということを無意識のうちにやってしまうことがあります。
いままでの恋愛関係の中で、相手からひどいことをされた、という体験が多い方は、自分自身のことをいつも心の中で責めていないか、ちょっと、自分の内面をチェックしてみてください。もし、責めていることが多いかもしれない、と思えるなら、無意識のうちに、自分を攻撃してくるような相手を引き寄せている可能性が高いです。
自己攻撃があると、自分の周りに自分を攻撃してくる人を引き寄せます。自己攻撃がある人は、周囲に「自分を責めてください」というメッセージを無意識のうちに発していますので、あなたのことを責めたい人が周りに集まってくる、という現実がやってきます。
これは、結婚相手も例外ではないです。そして、その状態で結婚すると、結婚生活がとても犠牲的になってしまいますので、自分を責める癖や、犠牲的になってしまう部分を手放していくことが、とても大切です。
犠牲と罪悪感に関しては、以下に掘り下げて書いた記事がありますので、ここに当てはまると思う方は、ぜひ参考にしてみてください。結婚や恋愛の中で出てくるものというより、犠牲と罪悪感全般に関して書いています。
最後に
色んな問題がありますが、結婚生活の中でとても大切なのが、コミュニケーションです。結婚前に、お互いの価値観や恋愛観や金銭感覚など、十分にコミュニケーションしていく中で、お互いの結婚後の相性も見えてきますし、ゆずれないことは、ここではっきりさせておいた方がいいです。
そこでは自分をさらけ出す、ということがとても大切です。どちらかが自分をさらけ出すことが出来ない、とか、それをやろうとすると関係性が壊れそうで、うやむやにしている、のであれば、あんまり結婚はお勧めできないです。
結婚した後で、そのさらけ出せなかった部分が、コミュニケーションの中のカミングアウトとして出てくるのではなく、後出しで現実の問題となって表面化くることになります。長い時間をかけて、問題は全部出てきます。基本的に結婚前に話し合っておいた方がいいです。
結婚は、恋愛というより、生活です。
生活で出てくる問題を、愛で乗り越えていくということがどういうことなのか、実際にやってみるとわかりますが、生活で起きる問題は、365日24時間休みなくいつでも降りかかってきますので、そんなとき自分がいつなんどきでも、愛で対処する、ということを求められてきます。
同棲の場合は、恋人同士の生活ですが、結婚後は、夫婦としての生活ですので、お互いの家族の問題、経済的な問題、育児の問題などが加わってきます。お互いの考えていることや、心の中に抱えているものが、そこに全部出てきます。
恋愛の要素、お互いが好きという要素は、その生活の一部として受け取ることができるものですが、生活自体が苦痛だと、その余裕がなくなります。ここで、お互いの相性がいいと、その生活面での問題対処にかかるストレスがかなり軽減されます。
結婚後、お互いが向き合って、いろんな問題を一緒に解決していくと、夫婦は自然と似ていき、やっぱり一番居心地のいいのは、この関係、という風になっていきます。居心地の良い空間を作っていくのは、他ならない自分たちです。そのときにも鍵になってくるのがコミュニケーションです。
コミュニケーションの取り方にも正解はないです。組み合わせの数だけ、その答えがあります。間の取り方、どこまで突っ込むか、どうしても突っ込まなければならないときどうするのがいいか、相手は今そういう話ができる状態か、どんな言い方がいいか、などなど、コミュニケーションを重ねていくことで、わかっていくことがいろいろあります。