自分の小さかった頃に、いろんな体験をして、
そこで辛かったり、自分のことを悪い子供だ、
と思ってしまって、縮こまってしまったり、
まだ、心の中で癒えていない傷の部分があったときに、
その感情について、今の自分が再体験するようなケースがあります。
この感情は、ある意味では、癒されるためにあがってくる感情、
という見方をすることもできるのですが、
今、体験している問題や、ネガティブな感情について、
掘り下げていくときに、見つかるその傷の部分について、
自分の中に、まるで小さかったころの自分がいて、
その子が傷ついている、といったイメージを持つと、
とてもしっくりくることがあります。
そこで、自分が感じている感情について、
自分の中に傷ついた小さな子供がいて、
そこ子をケアしてあげる、というイメージをすることで、
その根深い傷の部分に触れていくことができます。
ここで大切なことは、その子供の部分を否定したり、
感情を封印してしまわない、ということです。
感情は受け入れて感じていくことで、
自然に燃やして解消していくことができます。
自分の中にいる傷ついた子供が、
その感情を象徴するものとしてイメージしたうえで、
例えば、その子をイメージの中でハグしてあげたり、
何か優しい言葉をかけてあげる、など、自分自身が
子供のころにしてもらいたかったことをしてあげることで、
その傷の部分をケアしていくことができます。
あと、その小さな頃の自分が、その傷を体験することで
誤解してしまったような部分に気付くことができると、
そこで、違うものの見方を選択しなおす、
ということもできます。
傷ついた小さな子供の部分をケアして、
受け入れることができた分だけ、
今の自分が楽さを受け取ることができるようになりますので、
時間があるときに、一度心を落ち着かせて、
その部分を見つめてみる、というのは、とてもおすすめです。
何か、自分の中で根深い感情の部分があるような場合に、
一度、試してみてください。