攻撃の裏に隠れていること

投稿日:2012年3月22日      更新日:

誰かに責められるというのは、
辛い体験だと思います。私も苦手です。

攻撃された、ということから、
相手を遠ざけたくなったり、
自分の身を守りたくなったりします。

ただ、ここで切り口を変えて、
相手の攻撃の裏に隠れている想いの部分を見ていくことで、
また違った解釈ができるようになります。

攻撃してきた相手のことを理解しようとしてみる、
ということが、そのスタートになります。

もちろん、そんな気分になれないのであれば、
無理にする必要もないのですが、
もし、攻撃をしてくる相手が、自分の大好きな人や、
愛する人であった場合、本当にしたいことは、
相手を遠ざけたいのではなく、
愛してあげたい、というのがあると思います。

もし、相手のことを愛してあげたいとしたら、
相手のことを理解する切り口として、
こんな目で相手のことを見てみてください。

この攻撃、というのが、自分に対して、
助けを求める声、だとしたら、
どんな助けを、自分は求められているのだろう?

この攻撃的な部分、というのが、
この相手の弱い部分だとしたら、
どんな痛みがあって、攻撃的になっているんだろう?

そういう目で、相手を理解しようとしたときに、
もし、気付くことがあって、
相手の助けを求めている部分、痛みの部分が見えたとしたら、
そこで選択があります。

その人のことを、助けてあげたいですか?

もし、答えがYesだったとしたら、
攻撃に対して、その人を遠ざけるのではなく、
自分の身を守るのではなく、
全く別の行動をとる意欲が自分のハートから流れ出てきます。

攻撃の言葉を浴びせられたとき、というのは、
悪意やよくない想いから出てきたものかもしれません。

ただ、もし、あなたにとって、その攻撃の言葉が、
助けを求める叫びや、愛を求める叫びなんだ、
ということに気付くことができれば、
全くそれは、あなたの中で違う意味を持ってきます。

特に、愛する人や大切な人からの攻撃ほど、
そういう目でみてあげてみてください。

なぜなら、攻撃されているときこそ、
相手を愛すという行動をする、絶好のチャンスだからです。

関連記事

どちらかを選ばないといけないけど、どうしたらいいの?

自分の前に欲しいものが2つあって、その両方を手に入れることができないように思える時に、どちらを選んだらいいのかわからない、といった迷いのようなものが生まれることがあります。どちらも諦めるのも、もったい …

心が傷ついたときに始まる誰かへの攻撃

    誰かに心を傷つけられた、と感じるような体験。誰しもが経験するようなことかもしれませんが、ちょっと変わったものの見方として、心の傷は自分でつける、というものがあります。何を言 …

思考の癖を修正する

  自分の思考の癖のようなものを変えたいと思ったことはあるでしょうか? いくつか例をあげるとこんな感じです。 ・〜しなければならない、とか、〜するべき、とか、〜であるべき、といった考え方で自 …

自己嫌悪を手放す

自己嫌悪がある、という人はいらっしゃるでしょうか?少しくらいはある、という方から、自己嫌悪が強くて、どうしても自分が好きになれない、という方まで、人によって、その程度には差があると思います。 自己嫌悪 …

思い通りにならない現実、という罠

思い通りにしたいけれども、なかなか思い通りにならなくて、 イライラすること、というのはあるでしょうか? それがすぐ解決できるような内容なら、イライラを感じるのも一時的なものなので、 それほど気にするこ …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情