助けたい人を助けられない

投稿日:2014年10月4日      更新日:

全ての人に当てはまることではないと思いますが、
助けたい人を助けられない、ということで、
何か苦しみを感じている、ということはあるでしょうか?

もし、助けられない、ということで自分自身を責める気持ちがある場合は、
相手を助けるのが、自分でなければならない、
という執着心がないか、セルフチェックしてみると、どうなりますでしょうか?

自分以外の人が助けたり、何かラッキーが起こって
その人が助かったり、でもOKでしょうか?
それとも、自分が助けなければ、意味がない、でしょうか?

もし、本音の部分で、自分が助けないとだめ、という気持ちがあるとしたら、
その気持ちは、自分自身の成長をブロックしている部分になります。

助けたい人、のことを思い浮かべたときに、
その人は、その人の人生の中で課題があり、
その人が感じている苦しみ、に関しては、
その人自身が向かい合わなければならない、ということも多くあります。

誰かが、その人の代わりに、その課題をクリアにしてあげても、
その人自身が取り組まなければならない課題であれば、
また、同じ問題がその人に降り注ぎます。
その人自身の成長が求められているときは、そういうことが往々にしてあります。

助けられない、と自分を責めている心の裏側には、
自分以外にその人を助けていない周囲の人たちを責める心もあるかもしれません。
だからこそ、自分がやらなければならないって、自分のことを責めながらも、
その人のことを助けようとしてしまう、かもしれません。

助ける、のではなく、今よりも良い状態にするように、
一生懸命になる、という気持ちで関わる方が、
この罪悪感のループから逃れられます。

私が助ける、というこだわりを捨てて、その一生懸命になっている取り組みの中で、
他にも良いことをする人がいれば、一緒にすることもできますし、
その人に任せることもできます。

重要なのは、その私が助ける、という執着の部分を手放して、
もっと、その助けたいって思っている人とのつながりから受け取って、
奉仕できる喜びを受け取ること。
そうなれば、助ける、ということは苦行ではなく、楽しみになっていきます。

自然なあり方は、助ける、ではなく、関わる、です。
自分がその人との関わりの中で、自分自身が助けられることもあるし、
その人の助けになることもある、というのが自然な状態です。

そうなると、助ける人と、助けられる人の関係を手放して、
ただ、何かの問題に一緒に取り組んでいる仲間、になります。

そして、その方が上手くいきます。

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カテゴリ-心の悩み

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