拒絶されるのは見返りを求めたときだけ

投稿日:2012年3月20日      更新日:

愛する人や、好きな人から拒絶された、と感じるようなときは、
どうしても、被害者になったような気がしてしまいますし、
相手や自分自身を責めたくなります。

そんなとき、そこにはまり込む代わりに、
別の切り口で自分を見つめることを提案したいって
思っています。

それが、タイトルに書いてある内容です。

拒絶と、その裏に隠れている見返りを求める意識について、
今回は書いていきます。

拒絶されたと感じるとき、というのは、
相手から嫌われた、とか、
相手にとって、自分はどうでもいい存在なんだ、とか、
そういう気持ちがふつふつと上がってきやすくなります。

事実がどうであれ、
そういう風に感じてしまいやすくなります。

ただ、ここで気付いてほしいのは、
拒絶されたのは自分自身ではなく、
自分自身がもっていた欲求の部分だ、
ということです。

愛する人や、好きな人であれば、
例えば、優しくしてもらいたい、とか、
愛のある言葉がほしい、とか、
~してもらいたい、~がほしい、という意識を
持って近づくと思いますが、
拒絶されたのは、その部分です。

それがかなえられなかったときに、
まるで自分自身が全否定されたように感じる、
というところから、拒絶された、と思ってしまうのですが、
もちろん、これは誤解です。

拒絶された、と感じるときは、
自分は相手からどんな見返りを求めていたんだろう、
って切り口を変えて振り返ってみてください。

そこで、拒絶されたのは自分自身ではなく、
その欲求の部分だと気付くことができたなら、
落ち込む代わりに、その欲求を手放していこう、
という選択をすることができます。

好きな人、愛する人との関係で、
この欲求を手放す、というのは、とても大切です。
それができるほどに、相手にとって、
あなたはより魅力的になることができますし、
相手に何かしてもらったときに、
よりその価値を受け取ることができるようになります。

もし、拒絶された、と感じたときは、
落ち込む前に、自分は何を手放すことが求められているのか、
自分の内側を探ってみてください。

そこでの気付きは、その関係をより良い形に、
ステップアップさせていくきっかけになりますよ。

関連記事

自分いじめをついついしてしまう場合の対処法

自分いじめが癖になっている人は、自分いじめの根っこにある罪悪感を手放すこと。手放すことができたほうが、心に引っかかるような出来事を引きずる度合いが減り、そこで感じるストレスを軽減できます。 【目次】・ …

人から嫌われてるのが辛いとき

人から嫌われてる時、自分を嫌ってくる人との関わりはストレスを感じやすいものかもしれません。嫌う側には嫌う側なりの心理がありますし、自分を嫌っている人からこれ以上嫌われないようにする頑張りは、とても心を …

燃え尽きた感覚があるとき

燃え尽きた感覚があるときは、自分を縛る義務や役割を一旦見直して手放せるものを手放していくことと、楽しみ、喜び、満足感、といった精神面にプラスになるものを受け取るということ。それにはまず「私、本当はどう …

誰にでもできる執着を手放すイメージワークのやり方

執着というのは人の心理に根づきやすいもの。手放したくても、やり方がわからない、という方は多いかもしれません。ここに書いたものは、誰でも簡単にその執着をそっと外してあげられるイメージワークです。いちど試 …

主体的にさぼる

  さぼる、という言葉にはどういう印象があるでしょうか? 怠け者、自分に甘い、楽をしている、ずるい、など、どちらかというと良くないイメージがあるという人もいれば、楽そう、辛くなさそう、そうい …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情