人間関係で考え過ぎてしまうときの対処法

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人間関係で考え過ぎてしまうときは「私どうしたいだろう?」と自分に問いかけてみること。そこを中心軸におくと物事がシンプルになります。自分以外の人のことを中心軸にして物事を考えた場合、堂々巡りの思考に陥りやすくなりますので、自分にできることに意識を集中すること。

【目次】
はじめに
思考の整理
自分の中のWantを探す

 

 

はじめに

人間関係でもやもやした感覚を感じるような出来事があったとき、相手のことや自分のことで考え過ぎてしまって苦しくなることはあるでしょうか?
相手にどう思われているのか気になってあれこれ考えるのにすごく時間を使ったり、自分の欠点が気になって自分自身にダメ出しを延々としたり、堂々巡りのネガティブなことを考え過ぎてしまてしまうようなことはあるでしょうか?

基本的に考え事をするのが好きで楽しい人もいますので、その場合は好きなだけ考えてもらっても良いと思うのですが(私もちょっとその傾向があるタイプなのですが)、もし、考え過ぎることで精神的に疲れてしまうようなら、少し考え過ぎを手放せたほうが良いかもしれません。

例えばもし、先のことを考え過ぎているようなら、心理的には怖れや不安を感じている状態かもしれません。「こうなったらどうしよう」「こうなるかもしれない」と心配事についてあれこれと一人で考えた場合、余計に怖れと不安を感じる状態が続きやすくなることもありますので、
怖れと不安を感じる→心配事を思い浮かべる→怖れと不安が続く→心配事が尽きない、
というループに陥ると、考え過ぎ、になりやすいかもしれません。

最悪を想定して心の準備をしておくというパターンもあるかもしれません。この場合、心構えがあったほうが実際に嫌なことが起きた時に自分が受けるダメージを減らすことができる、というメリットはあるのかもしれません。ただ、最悪の事態を予想して、そうなったらどうしよう、ということを考え過ぎてしまうために、精神的に疲れてしまったり、「こうならないようにしよう」という最悪の事態からくる心配事に縛られすぎて、身動きが取りにくくなる、ということもあるかもしれません。

開き直って「もう知らね」なんて言えたら、少しは楽になれるかもしれません。ある程度割り切りのようなものはあったほうが楽なのですが、そのためには、考え過ぎを手放すこと。ただ、人の心理というのは不思議なもので、他の人から割り切れとか言われても、余計に考えてしまうものかもしれません。考え過ぎても仕方ないとわかっているのに考え過ぎることをやめられなくて、どうしたらいいのかわからない、という方もおられるかもしれませんね。

 

 

思考の整理

人間関係でなにか考え事が出てきた時、自分一人で考えても仕方ないことと、自分なりに考えたほうがよいこと、この2つは別物として分けた方が良いです。例えば、他人はコントロールできないので、他人に対する不満事に関しては、「自分一人で考えても仕方ないこと」です。その反対に、今自分ができること、に関しては、「自分なりに考えたほうが良いこと」です。考え過ぎになるときというのは、往々にしてこの「考えても仕方ないこと」に引っかかってしまったときかもしれません。

人間関係で考え過ぎているように思えるときは、客観的に状況を整理してみようとしてみてください。誰かに話を聞いてもらったり、メモに書いてみるのもよいかもしれません。

誰かにXXXXしてもらいたい、とか、誰かにXXXXしてもらいたくない、といった他人のことを中心軸にして物事を考えた場合、他人はコントロールできないものなので、堂々巡りの思考に陥りやすくなります。おすすめなのは、自分はこうしたい、とか、自分にできることはなにか、といったことを中心軸におく、というものです。

 

 

自分の中のWantを探す

「私どうしたいだろう?」
と自分に問いかけてみるとしたら、どんな答えが返ってくるでしょうか?
「どうするのがいいんだろう?」
という問いは正解探しに時間がかかりますので行き詰まりを生みやすいですが、
「私どうしたいだろう?」という問いはとてもシンプルです。自分の中のWantを探す思考。直感的であり、自分の選択=正解です。この問いに対してあれこれ考えず、直感で答えてみてください。

人間関係で考え過ぎてしまうとき、自分がどうしたいのかを中心軸におくと、物事がとてもシンプルになります。

どうしたいのかが明確になったら、次は自分にできることに意識を向けること。できることの中で、やったほうがいいと思えることをやってみること。

例えば、人間関係に関して考え事があるときというのは、往々にして、自分自身に心理的な課題があることが多いです。自分に課題があるとしたらどんな部分か、を今自分に問いかけてみると思い当たることはあるでしょうか?
自分自身へのダメ出し、というより、本当はこうしたら良いかも、と思える部分に意識を向けると、自分自身と向き合う感じになりやすいので、そこで葛藤を感じたり、目を背けたくなることもあるかもしれません。ただ、心理的にはそういう避けたい気持ちがでてくるところに、心理面での課題が眠っていることが多いです。自分にできることとして、心理面での課題に取り組む、というのもおすすめです。

それ以外のどうにもならないことや、考えても仕方ないことは手放せた方が良いです。そのためには、自分なりの気持ちを切り替える方法を持っておくというのもおすすめです。好きなことや楽しいことをして時間を過ごすと、意識をそちらに集中することになり、その間、考え過ぎから離れることができます。ネガティブなことを考え過ぎるのが癖になっている方の場合、そういったものを取り入れる、というのもおすすめです。意外にもそういった時間を過ごしている時に、ふっと何か気づきを得ることができて、自分自身が一つ前に進むことができるということも、往々にしてあったりします。

 

ただ、それでも不安や心配事は尽きないという方もおられるかと思います。不安や心配事について考えすぎてしまうという場合には、以下の記事を参考にしてみてください。考え過ぎを手放すためのエクササイズも書いてありますので、試してみてもらえればと思います。

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カテゴリ-人間関係

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