ゆとりがほしいとき

投稿日:2011年2月20日      更新日:

忙しかったり、気になることがいろいろとあって、
心の中に余裕がないようなときは、
ちょっとしたことでイライラしたり、
なかなかリラックスできないものかもしれません。

好きなことをやっていて忙しくて、
それが充実しているなら・・・、
または、それがほんの一時的なものなら、
あまり問題はないのかもしれません。

ただ、ゆとりがなくて、そのことに苦痛を感じている状態が
ずっと続いているのだとしたら、
それは、心身にとても大きな負担がかかります。

カウンセリングの中でも、そういった話を
聞かせていただくことがあります。

やはり仕事上、どうしようもない状況、というものは多いです。
ただ、時間的にほかの事をする余裕がない、というのはさておき、
心の中に余裕がない、というのは、
もしかしたら、変えることができるかもしれません。

例えば、イライラしているときには、
深呼吸を一つするだけでも、だいぶ違います。
大きくゆっくり息をすって、ゆっくり息を吐き出すだけでも、
心を落ち着かせることが出来ます。

また、カウンセリングの話の内容にもよるのですが、
もし、その人の心の中に頑なな部分がたくさんある場合は、
そこに焦点をあてて話を聞くことがあります。

心の中にある、頑なな部分が多いほど、
心の中に、精神の内側に、循環が滞る部分がでてきます。
頑なな心が邪魔をして、その人にとっての自然さ、
柔軟な考え、楽さ、を受け取っていけなくなることがあります。

例えば、忙しいときほど、何かを「やらなければならない」
ということに捕らわれていることがあります。
もしかしたら、それは他の人に任せたほうがいいことかもしれません。
ちょっと他の人と話すだけで、やらなくてよくなるかもしれませんし、
期限が1週間延びるかもしれません。

ただ、心が頑なになっていると、
そういう発想もでてこないです。

ゆとりが欲しいときには、自分で自分のゆとりを奪っている、
何かを手放すことが求められてきます。

それは、例えば、上に書いたような、心の頑なさ、だったり、
何でも自分でやってしまう、という部分ですが、
そこに気付くことが、ゆとりを受け取っていくための最初の第一歩
になっていきます。

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カテゴリ-心の悩み

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