人の結婚を喜べないときに覚えておいてほしいこと

投稿日:2017年6月20日      更新日:



身近な人や友人が結婚するというときに、なんだか素直に喜べない、というケースがあります。どちらかというと、人の不幸を望んでしまうようなところが自分にあるかのような感じがしたり、まるで自分が悪い人になってしまったかのような気がする人もいるかもしれません。他人の不幸は蜜の味、なんていう言葉もあります。ある意味では嫉妬心のようなものがあって、そこから、人の足を引っ張りたいかのような気持ちが湧き上がってくるようなこともあるのかもしれません。

嫉妬心というのは、非常に強くなることもある感情です。嫉妬にとらわれてしまうと、様々なネガティブな想いが自分の内側に生まれ出てきます。良くないと思ってはいても、ついつい相手の不幸や失敗を望んだり、相手に何か良いことがあったときでも、それを祝福するのに強い抵抗感を感じたりすることもあります。例えば、自分が本当に欲しいものを手にしていないときに、その隣で手に入れている人がいたら、羨ましくなると思います。自分が手に入れることを絶望しているものがあるときに、その隣で簡単に手に入れている人がいたら、否定するような気持ちが出てきやすくもなります。なぜあの人は手に入れていて、自分は手に入れられないのか?、というところに、何かネガティブな感覚が心の中にでてくることもあるかもしれません。

ここでポイントとなっているのは、自分はまだそれを手にしていない、という部分ではなく、自分が手に入れる未来を当たり前と思えているか、という部分です。自分が受け取れると思えていたら、次に続こう、とか、自分の時はどんな風になるのか楽しみ、というくらいの感覚かもしれません。その反対に、自分が今後それを手にできるような感覚が薄いとしたら、先を行く相手に対して、モヤモヤした感情が出てきやすくなっても不思議ではないです。

自分が望む結果を手に入れれるかどうかに疑いがあるとしたら、それはなぜでしょうか?
自分の心の中に「私には無理だ」と思わせる理由のようなものがあるとしたら、そこにはどんな思考があるでしょうか?
あらためて聞かれると、自分でもあんまり意識していなかった、当たり前だと思っていた思考を言葉にすることができます。言葉にして表に出すと、その思考が今の自分にとって身に付け続けるにふさわしいかどうかを、見直すことができるようになります。

自分の結婚について、どんなイメージを持っているでしょうか?
自分の幸せについて、どんな考えを持っているでしょうか?
自分の中でどう考えているか、ということを意識上にあげてみて、客観的に見たときに、変えたほうがよいと思える部分はないでしょうか?
幸せに向かっていく上で、自分の足を引っ張っているようなネガティブな部分はないでしょうか?

そういったネガティブな思考やイメージのようなものは、無意識に深く沈み込んで、もう動かせない岩のようになって、自分自身を縛り付けるような働きをすることがあります。自己評価を下げる思考や、自己否定をする思考がここで出てくることもあります。

自分の足を引っ張っているものが、自分の内側にあることに気付くことができると、それをそのままにしておくか、それとも取り除いてしまうかということを、主体的に選択することができます。かなり根強く自分を縛り付けている思考が出てきている場合は、取り除きたいと思っても、簡単にはできないような感覚が出てくることもあるかもしれませんが、取り除くと強く心に決めれば、思考は取り除くことができます。

深く根付いている思考ほど、取り除くときに一山越えるかのような要素が求められてきます。色んな言い方があるのですが、例えば、こんな感じのものです。
・本気になる。
・コミットメントする。
・100%の力を発揮する。
ググっと力が入れることが必要になってくるような感じですが、長年染み付いた自分の歩みを強力にブロックしていた思考を取り除くときには、こういった部分がちょこっと求められてきます。思考を取り除くときの抵抗がそれだけ強力だからです。自分の足を引っ張っている思考やイメージを取り除くことを強く念じてみてください。

次に、その思考やイメージを取り除く代わりに、新しいものを取り入れようとしてみて下さい。どんな考えを取り入れれば、今よりももっと、自分が欲しいものを手にすることができる、ということを信頼できるようになるでしょうか?
どんなイメージを持てば、その欲しいものをもっと身近に感じることができるようになるでしょうか?

繰り返し行うことは、自分の身体や心にその行為をなじませます。新しく取り入れる思考やイメージが自分自身に定着するように、取り入れることができる習慣のようなものは作れないでしょうか?

自分が欲しいものを手にするための道のりのスタート地点には、自分の願望、があります。その道のりの先に願望の達成があるのだとしたら、ゴールにたどり着くうえでカギになってくるのは、信頼です。自分の心の中を信頼にあふれさせるためには、どんな考え方や、イメージや、習慣を取り入れるのが良いと思えるでしょうか?

人の成功や幸せを素直に喜べないことの裏側には、自分で自分の足を引っ張っているものが頭の中にある、ということに気付けるためのチャンスが眠っています。そこに向かい合う時には、絶望の部分や、自己評価の低さや、自己否定といった重たいものと向き合うことが求められてくることもありますが、自分と向き合うことに本気になれた度合いだけ、その絶望の壁を突き崩していくことができるようになります。

 

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カテゴリ-心の悩み

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