自分のことを束縛してくるパートナー。束縛が辛い、と感じるとき、実はパートナーから束縛を受けているというより、自分で自分のことを縛っているというのが心の中で起こっていることだったりします。今日はそのあたりのことを書いていきます。
自分を束縛するパートナーの心理は単純で、不安や心配があるからあなたを束縛する、という感じになっていますが、それを見て、自分が不安を感じる、という感情の連鎖が起きます。
「期待に応えてあげなかったらダメなんじゃないかな」
「期待に応えなかったら見捨てられるんじゃないかな」
自分も束縛をしていたり、束縛する側の気持ちがわかるから、裏切れないと思ってしまったり、断れなくなってしまう、、、、。だから、相手の期待が重荷になって束縛されてるって感じてしまいますが、本当は自由、です。
「自由に振舞ったらわがままなんじゃないだろうか」
「相手を傷つけてしまうんじゃないだろうか」
という罪悪感を感じたり、
「裏切られるんじゃないだろうか」
「私のことを好きじゃなくなるんじゃないだろうか」
という怖れを感じて、自由に振る舞うことができなくなってしまうとしたら、、、、本当に問題なのは相手の束縛、というよりも、自分の心の中で起こっていること。そこに目を向けてあげることが求められてきます。
「本当に自由に振舞っていいの?」
「自由にして本当にうまくいくの?」
と思うかもしれませんね。自由に振る舞うことで、相手がなんとかあなたをコントロールしようと、あなたの罪悪感や怖れを刺激するような手段を使ってくることは、よくあります。それを見て、あなたが不安になったり心配になることもあるかもしれません。
相手の心理としては、あなたを見て勝手に不安になったり心配になっていて、それを自分の感情の問題ではなく、あなたの行動のせいにして「こっちを不安にさせないでくれ!」とあなたのことを心の中で責めながら、あなたをコントロールするために、あなたが罪悪感や怖れを感じそうなことをする、という感じです。
ここで大切なのは、不安を感じているパートナーに愛情を注いであげるということです。それと同時に、あなたも自分自身に愛情を注ぐということ。自分を大切にする、ということが大切です。そのためにあなた自身が自由を受け取るということを、自分自身に許可してあげること。
パートナーのいいなりになって犠牲的に振る舞うと疲れてしまいますし、そんなことを自分にさせているパートナーに恨み言を言いたくなります。パートナーを愛しているからやる、というよりも、パートナーから嫌われたくないからやる、もしくは、否定されたくないからやる、という感じになっていきます。ただ、それは、、、、お互いが本当に望んでいることではないはずです。
パートナーの期待やコントロールにそのまま応えるのではなく、別のやり方で愛情を送ってあげること。相手のコントロールを受けて仕方なくやる、という犠牲的なやり方ではなく、あなたなりのやり方で、パートナーをいっぱい愛してあげてください。相手が十分に愛されていることを感じられるくらいに。
不安や心配を感じて小さくなっているパートナーの弱いハートの部分を見て、そこに愛情を注いであげること。パートナーがその愛情を受け取れた度合いだけ、パートナーがそこで成長していけるのであれば、パートナーはあなたを束縛しなくてよくなっていきます。
あなたをコントロールしようとするややこしいパートナーの一面はそんなに重要視しなくても良いです。どちらかというと、そちらばかりを見て、あなたも不安を感じて、ある程度相手のいいなりになったり、我慢できなくなってケンカをしたり、、、、というのが続いていくと、お互いに愛情を与えられないし受け取れない感じになります。
それよりも、パートナーの中にある、傷つきやすくて、あなたが離れていくことを怖れていて、小さくなっている弱いハートを見いだそうとしてみてください。そして、そこに手を差し伸べてあげようとしてみてください。
パートナーがあなたを束縛しようとしてもすべて空振り(あなたに聞く耳がない)で、あなたはあなたのまま自由に振舞いながらも、パートナーをただ愛し続けることができたとき、まず、あなた自身が楽になります。
ただ、少し、ネガティブな部分の話もするならば、パートナーがそんなあなたについてこれるかは、パートナー次第かもしれません。ついてこれないパートナーに無理にあなたが合わせようとすると、少し辛い展開になりますが、ちょっとダークなことも書いているので割愛します。(メルマガには例をあげて書いてます。)
束縛する心理と束縛された時の対応方法について、私なりに掘り下げて書いて見ました。愛情を注いでいく中で、心配性のパートナーが成長していくためのサポートをあなたができるなら、最高の展開だと思いますが、そこに至るまでに様々な葛藤があったり、あなた自身が成長を求められることも多いかもしれませんが、何か、一助となる部分があるのなら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。