引きずっているというほどではなくても、心の中に大切にしまっている誰かへの想いであったり、その人への憧れのようなものを今も抱えている、という方はおられるかもしれませんね。
長い間引きずる恋愛、と言っても、執着している内容には色々なパターンがあるかもしれません。例えば、昔好きだった人のことで、本当は助けたかったけれども、助けてあげられなかった、といった後悔のようなものを抱えておられる方もおられるかもしれません。自分は好きだったけれども、相手からの愛情を感じられず、どちらかというとあんまり自分の気持ちを受け取ってもらえてなくて、今でもその時の想いが残っている、というパターンもあるかもしれません。他にも、相手との関係性の中で、何か失敗したようなことがあって、その失敗が今でも心に蘇ってくる、といったものもあるかもしれませんね。
こういった心の中に執着のようなものが残っていて、ある意味では、どこか過去の恋愛に対して清算できていないような状態を抱えていると、新しい恋愛に踏み出しにくかったり、あるいは、パートナーがいたとしても、その相手との関係性から受け取りにくい部分が出てきたりします。
もし、自分の心の中にある執着が残っていることで、どこからしら過去の恋愛を引きずっている状態を、もうやめたいという気持ちがあるのなら、心の中に残っているこの執着の部分を手放すことが求められてきます。
手放すことに抵抗感のようなものを感じることもあるかもしれません。自分なりの理由のようなものがあって、心の中に大切にしまっている部分もあるかもしれませんが、そこで今の状態を維持することも、ある意味では、その人の選択とも言えるかもしれません。
ただ、踏み止まることを選択した場合、それだけあなたは過去に生きることになり、それが心理的なブロックとなって、今のパートナー、あるいは、新しい恋愛から良きものを受け取りにくい状態が作り出されてしまいます。
その理由のような部分が、あなたにとって今でも大切にしなければならない部分かどうかは、自分自身に問いかけてみても良いかもしれません。僕たちは、罪悪感や、自分自身のことを価値の低い人間のようにあつかってしまうことで、幸せになることを自ら遠ざけるかのような世界観を自分自身の内側に作り上げてしまうことがあります。手放すことに抵抗しているその理由は、あなたにとって、正しいと思えるものだったのかもしれませんが、その正しさは、今、誰かの為になっているでしょうか?
あるいは、今、あなた自身を幸せにしてくれているでしょうか?
執着を手放すことに対しての抵抗感や、過去を心の中に抱えておく自分なりの理由が、今の自分にとって大切なものなのかどうか、改めて考えてみた時に、過去ではなく、今現在からより多くを受け取りたいと思えるなら、執着を手放すことが大切になってきます。
もし、執着を手放すことに抵抗感があるのなら、まずは、執着を手放すことに抵抗がある、というのをただ認めて、ただ感じてみてください。抵抗があるのは、何も悪いことではないです。抵抗感を感じている自分のことを、ただ認めてあげてください。そして、まだこの抵抗が必要かどうか、自分自身に問いかけてみて、直感でYes/Noを答えてみてください。そして、抵抗を手放すかどうか、自分自身に問いかけてみてください。これも直感てYes/Noで答えてみてください。手放せない気がしてても、答えがNoでも全然構わないです。次に、いつ抵抗を手放すかを、自分自身に問いかけてみてください。これも直感で答えてみてください。今すぐ!という答えかもしれませんし。1年後、といった答えかもしれません。答えはどんなものでも構わないです。
まとめると次の1〜3を自分自身に問いかけて、直感で答える、ということをやっていきます。1回だけではなく、何回か試して見ると、答えが変わってくる、ということを体験される方もおられるかもしれません。
1. 抵抗がまだ必要かどうか?
2. 抵抗を手放すかどうか?
3. いつ手放すか?
1、2がYesで、3が今なら、執着を手放す準備が心の中でできています。準備ができたら、自分の中に過去の恋愛への執着にどんなものがあるか、一度整理してみてください。執着は1人だけではなく、複数の人に対して持っていることもあるかもしれません。その場合は、例えば、心の中の何パーセントを占めているのかを出してみてもいいかもしれません。元彼のAさんには30パーセント。その前に付き合ったBさんには10パーセント。初恋のCさんには40パーセントくらいかな、、、、といった具合に。人によっては、複数の人への執着のパーセントを全部足していったら、100パーセント超えちゃった、なんていう方もおられるかもしれませんね。そこで、自分に何かを突っ込みたい気分にもなるかもしれません。
過去のものはいっそのこと全部手放してしまいましょう。今現在からより多く受け取れるようになるために。執着を手放すことができるかどうか、自分自身に問いかけてみて、直感でYes/Noで答えてみてください。いざ聞かれるとNoと言いたくなることもあるかもしれません。そこで考え込んでしまいたくなることもあるかもしれませんが、まずは直感でなんでもいいので答えてみてください。そして、執着を手放すかどうか、自分自身に改めて問いかけてみて、直感でYes/Noで答えてみてください。ここでYesと答えることで、今まで執着することに力を入れていた部分が、ふっと軽くなる感覚を受け取られる方もおられるかもしれませんし、何も感じないかもしれませんが、直感で答えてみてください。次に、いつ手放すかを問いかけて、直感で答えてください。ここでの答えも、なんでもありです。直感で心に浮かんだものを、そのまま答えにしてください。
まとめると、次の4〜6です。複数の人に対しての執着なら、一人ずつ、4〜6、をやってみてください。もし、抵抗感が再び出てきたら、抵抗感をただ感じて、ただ認めてあげてください。複数の人への執着を手放す場合、AさんBさんは手放せるけれども、Cさんは手放せない、なんていうこともありえます。その場合、抵抗感を認めてあげてから、一つ戻って、1〜3の抵抗を手放すという部分を扱ってあげてください。そして、4〜6に戻ってきてください。
4. 執着を手放すことができるか?
5. 執着を手放すか?
6. いつ手放すか?
もし、自分の心の中にあるものが軽くなったような感覚がするなら、素晴らしいです。過去への執着があると、そこに自分のエネルギーを注ぎ込む状態を作り出され、他のことに意識や感情を向けにくくなり、今現在から受け取りにくくなっていきますが、そこから心を解き放ってあげれると、より今現在から受け取れるようになり、新しい恋愛を受け取れたり、今の彼との関係性からよきものをより受け取れるようになっていきます。
長い間引きずる恋愛、というテーマで記事を書いてみました。基本的には執着を手放す、ということがキーになってきます。執着を1つ手放すと、今まで気づけなかったことに気づけるようになることもあります。今まで心の中で引っかかっていた胸のつかえのようなものが取れることで、一気に気づきがやってきて、「あ、わかった!」なんてことを思えるような感覚を受け取ることもありますので、もし、心の中に過去への執着が残っているということに、何かしら引っかかるような覚えがあるようなら、一度試してみてくださいませ。
※セドナメソッドについて
「手放せますか?→はい/いいえで答える。手放しますか?→はい/いいえで答える。いつ手放しますか?→答える。」の部分はセドナメソッドを使っています。セドナメソッドについては本も出版されておりますので、興味のある方は読んでみて下さい。
セドナメソッドの公式ホームページは以下のものです。
The Sedona Method | Heal Yourself by Letting Go | Official Site