身近にいる人に対して、どうしても許せなかったり、
自分の中で責めている部分があるときに、
その人に近づきたくても、壁を感じてしまったり、
素直になれない、という感じになると思います。
恋愛関係だったり、家族の中でも、そういうことはあると思います。
そこで対立が生まれたり、恋愛関係であれば、
関係が終わる、ということもあるかもしれません。
責めている度合いだけ、自分の中に傷ついた自分はいるかもしれませんが、
ここで大切なのは、相手の中にもその部分がある、というところです。
自分の中の傷ついた部分を見ていくと、
自分にとって、小さいころに傷ついた部分、
というのと、今体験している痛みがつながっている部分に
気付くことができます。
自分の中に、傷ついた小さな子供がいる、
というイメージを持ってもらってもいいでしょうか?
その子供に対して、もし、大人の自分が何かしてあげられることが
あるとしたら、何をしてあげるか、ということを考えたときに、
自分の内側から、とても優しい気持ちがでてくることを感じることが
できると思います。
ここで、自分が責めている相手のことを見てみたときに、
相手の中にも、同じように傷ついた小さな子供の部分がある、
ということはわかるでしょうか?
もしかしたら、想像しにくいことがあるかもしれません。
ただ、相手の中にも同じように傷ついた部分があったり、
助けを求めている部分はないか、ちょっと相手に歩み寄って
理解を送ろうとしてみてください。
相手の中にいる傷ついた小さな子供の部分に対して、
理解や慈愛の部分が出てきた度合いだけ、
相手に対して責めている気持ちを変化させていくことができると思います。
人間なんだから、完璧じゃなかったり、
偏っていたり、どうしても周りに対して攻撃的になってしまったり、
いっぱい欠点はあります。
ただ、ここで相手を許して、自分がそこに近づいていけた度合いだけ、
自分自身の枠を広げて、成長していくことができるようになります。
もし、身近に許せていなくて、壁を感じているような人がいる場合には、
相手の中にも傷ついた小さな子供がいる、という部分を見てみてください。
そこでは、普段とは違う感情を感じることができると思いますよ。