・今まであまり意識してこなかった男性が、自分に好意を持っているというのがわかったとたんに、気持ち悪くなってしまう。
・今まで良いイメージを持っていた男性が、自分に好意を持っているというのがわかったとたんに、避ける対象になってしまう。
これが行き過ぎると、自分を好きになる男性を受け入れることができない、という風になってしまうこともあります。
男性の振る舞いや態度に問題があって、女性が気持ち悪さを感じてしまうケースは置いといて、どんな男性に対しても、好意を持たれたとたんに受け入れられなくなるということが起こっているとしたら、男性側ではなく、女性側にフォーカスすることに意味が出てきます。この嫌悪感をもってしまう要因がその女性の心理の中にあるのだとしたら、それは何でしょうか?
全てがそうだとは言わないのですが、よくあるケースは、自分の中のセクシャルな部分に関して抵抗感が強い、というものです。自分で自分のセクシャルな部分に対して、嫌悪感をもっていると、そこは封印したくなるものなのですが、男性が好意をもって近づいてくると、そうも言ってられなくなります。その男性の態度や目線などから、自分のセクシャルな部分を意識されせられやすくなり、嫌悪感を感じやすくなる、という感じになります。自分はセクシャルな部分を嫌っているわけですから、こんな嫌な部分に魅力を感じて近づいてくる男性のことが気持ち悪くて仕方なくなります。
近づいていった男性からすると、相手からケダモノ扱いをされているような気分になるかもしれません。「オレ、そんなつもりじゃないのに、、、、」と思っても、自分にドン引きしている女性の目から「やらしい!変態!」と物語られるという、非常に悲しい展開になるかもしれません。
セクシャルな部分というのは、ある意味ではとてもパワフルなエネルギーがあり、そこに溺れてしまうと、コントロールできなくなる、といった怖れも抱きやすいものです。そこにある程度抵抗感が出てくるのは自然なことです。ただ、この抵抗感があまりにも強すぎて、嫌悪感を抱くレベルになると、どんな男性ともお付き合いすることが難しくなってしまう、という感じになります。
両親からの影響であったり、昔から自分の中に根付いているセクシャルな部分についてのものの見方であったり、その嫌悪感が出てくるルーツは様々です。
男性からセクシャルな部分に魅力を感じられることに対する抵抗感を形作っている思考にはどんなものがあるか、という部分を見てみることで、新たな気付きがでてくることもあります。自分のセクシャルな部分にどんな見方をしているか、とか、両親から影響を受けている部分があるとしたらどんなものがあるか、とか、男性が自分のセクシャルな部分に魅力を感じているシーンを想像したらその男性に対してどう思うか、とか、切り口を変えて、自分の中にどんな思考があるのか探ってみることで、そのルーツをさぐる糸口が見えてくることもあります。
このケースに当てはまる場合、近づいてくる男性に問題がある、のではなく、自分の中にあるセクシャルな部分を自分自身が嫌悪している、という部分に嫌悪感の発生源がある、ということに気付くことが大切です。自分が嫌がらないような近づき方を男性側に求めるのは、あんまり効果的ではないです。そこでどれだけ逃げても、セクシャルな部分に対する嫌悪感は、いずれ問題になってきます。
嫌悪感を手放すこと。もし自分の中に嫌悪感を形作っている価値観やものの見方があるのなら、どんなものがあるか自分の心の中を掘り下げてみていって、その中で手放せるものがあるなら、手放すことが大切です。思考を手放すことは、嫌悪感の緩和につながります。
自分の中のセクシャルなエネルギーに慣れること。嫌悪感を手放したくても、今まで抵抗してきたものを受け入れるのは、やっぱり怖いものです。いきなり男性にガンガン来られたら逃げたくなってしまうのは当然のことかもしれません。ただ、徐々にそのエネルギーに触れていくことで、慣れていくことができれば、嫌悪感を緩和していくことができます。男性からの目を意識した服装をしてみるのもお勧めです。自分に好意をもってくれている男性の中で、まだ抵抗感がましな方がいれば、その方から逃げるのではなく、友人として接するのも良いと思います。少々ギャンブル的ですが、とりあえず付き合うということをして、そこで慣れていくという経験をされたことのある方もおられるかもしれませんね。
異性から好意を持たれる時に嫌悪感を抱くことがあるとしたら、自分の内側に、セクシャルな部分に対しての嫌悪感はないだろうか、という着眼点をもってみて下さいませ。セクシャルな部分に対しての嫌悪感は、ゼロにはできない(別に抹消しなくてもいいと思います)かもしれませんが、思考の見直しと、そのエネルギーに対する慣れのようなもので、ある程度緩和できるものです。現実問題として困ったことが出てきた場合は、その緩和を考えてみるのも、おすすめです。