自分に対して怒りを向けてくる人がいたときに、
自分がそれに対してどう反応するか、
ということは選択することができます。
多くは、我慢する、とか、反撃する、とか、
無視する、といった反応になるかもしれませんが、
もし、この相手があなたにとって
とても身近であったり、大切な人であったりする場合、
それ以外に、相手のことを愛する、という選択もあります。
怒りに身を任せるのもかまいませんが、
ここで、相手が起こっているときに、
相手から何を受け取るか、ということが
大切になってきます。
怒り、というのは、色んな角度から解釈をすることができます。
表面的には、相手が自分を責めている、
ということですが、
怒り、の感情の下には、別の感情が隠れていて、
それを隠すために怒りが出てきている、という一面があります。
そして、そこで感じている感情は、
過去に感じたまだ癒されていない部分から、
痛みが出てきて、それにふたをするために、
怒りが出てきている、という側面があります。
自分が相手から怒りを向けられているとき、
なかなかそういった部分、というのはわかりにくいのですが、
もし、相手が怒りを自分に向けてきたときに、
それが、相手の中にある痛みの部分から出てきた部分なんだ、
という受け取り方をできたとしたら、
ただ、自分が責められているだけ、という解釈とは、
違った見方で相手を見ることができます。
怒りを向けてくる人が、
自分にとって大切な人、例えば、彼や彼女、旦那様や奥様、
といったケースであれば、なおさら、そういう目で見てあげる、
ということが、その関係にとても大きな影響を持ってきます。
ただ我慢する、ただ受容する、ただ反撃する、
ということだけではなく、
そこで、相手のことを愛する、という選択をしていくことで、
相手の怒りの中にどんなものがあるのか、
ということを理解していったり、
お互いの関係をより良くしていくためのヒントを得たり
ということができるようになります。
相手が怒っているときこそ、
それをお互いの関係がより良くなるための
きっかけにしてみてください。