心には、刻まれているパターンのようなものがあり、
何かの光景を見たり、音を聞いたりなど、
何かの刺激を受けたときに、
それに紐づいて出てくる感情、というものがあります。
例えば、何の関係もない出来事から、
急に怖れの感情が出てくることになったり、
罪悪感を感じてしんどい気分になってしまったり、
といったように、それがその人にとっては、
重荷になってしまっていることもあります。
これは、無意識のうちに出てくるものですので、
自分では、どうしようもない、
という感じになりやすいのですが、
このパターンは、書き換えていくことができるものです。
ここで、その心に刻まれているパターンを形作っている、
自分の思い込み、のような部分があるとしたら、
それを手放していくことが大切になってきます。
例えば、私の場合、自分を成長させるためには、
自分のことを徹底的に責めなければならない、
と思い込んでいました。
自分を責める癖のようなものが身についていて、
何かあるごとに、それが全然自分を責めなくてもいいような状況でも、
罪悪感を感じて、暗く沈んでしまう、
ということを、いつも繰り返していたんですね。
私の場合は、その部分に関して、
罪悪感を手放す、という体験を通して、
そのパターンを手放していくことができました。
それで、とても心が軽くなった瞬間のことは、
今でもよく覚えています。
こういうときには、自分は必ずこう感じてしまう、
というものでも、心理療法によって、
書き換えていくことは可能ですので、
もし、何か思い当たることがあったとしたら、
チャレンジしてみてください。
良くないパターンを1つ手放すことができたときの、
楽になる感覚を、ぜひ、体験してもらいたい、と思っています。