悪口の無効化

投稿日:2014年9月15日      更新日:

周りから言われている陰口や、悪口が気になってしまう、
という人はいるでしょうか?

人からの悪意を感じるような、特に、それが自分でもわかっているような
弱点に関することだと、とてもネガティブな気持ちになるかもしれません。

ただ、ここで重要なことは、悪口や陰口のことを考えるほどに、
自分がそのネガティブな感情の渦に、はまり込んでしまう、ということです。

悪口により心が受けるダメージは、軽くすることができます。

その悪意を映し出してしまう重たいメッセージと戦うよりも、
ダメージをなるべく軽くすることに意識を向ける方が、
自分自身が楽になれます。

悪口のことを思い出して、いやな気分になっているときに、
やってみてほしいのですが、
まずは、その悪口を言っている人を心の中にイメージしてみて下さい。

そして、心の中で、こういってみてください。
「ま、いいか」
言ったら、後ろに一歩下がってみてください。

一歩下がったら、その悪口を言っている人から、
そのまま自分がすーっと、後ろに遠ざかっていってください。
その人の姿が見えなくなるまで、そして、何も感じなくなるまで。

やってみて、どんな気分がするでしょうか?

もし、楽さを感じたとしたら、ぜひ、どんどん試してください。
悪口で嫌な気分になるたびに、です。

悪口のことを思い返して、必死で否定したり、
自己いじめをしたりしているとしたら、それは、悪口に執着している、
ということになります。

悪口に対する執着を手放すことが出来れば、
その自分の弱点を批判されることを、過度に怖れなくて済みます。
また言われても、また手放せばいいだけ、と思えるからです。

悪口と思える言葉の中には、それ以外の要素が混じっていることもあります。

例えば、なにがしかの助言や、自分の役に立つ情報や気付き、
あるいは自分に助けを求めるメッセージが隠れていることがありますが、
その場合は、そのエッセンスだけを受け取って、
あとの余計な要素は、すっと手放してください。

これができると、単純に耳を閉ざす、というより、
悪口や陰口に対して、とても柔軟な対応ができるようになります。

悪口や陰口に自分の意識を取られる時間は、とてももったいない時間です。

それらに対する執着は手放して、
それよりももっと有益な、楽しい時間を選択することを、
自分に許可してあげてください。

その選択は、自分の人生をより豊かにしてくれます。

関連記事

自分いじめをついついしてしまう場合の対処法

自分いじめが癖になっている人は、自分いじめの根っこにある罪悪感を手放すこと。手放すことができたほうが、心に引っかかるような出来事を引きずる度合いが減り、そこで感じるストレスを軽減できます。 【目次】・ …

条件付きの愛情

  条件が満たされたら愛する、とか、気分が良かったり褒められるようなことがあった時だけ愛する、といった条件付きの愛情。無条件の愛情とセットで語られることもあるもので、褒められるようなことをし …

責められてる気がするときの心理とその対処法

人から責められてる気がするとき、心の中にそれを誘発する心理、があります。それは罪悪感と言われるもの。対処法を知っているとその精神的なダメージを軽減することができます。そのためには、まず自分の中にどんな …

人から評価されたくない

人の評価を過剰に気にしすぎると、そこから自分を守るために評価をされることを避けたくなります。評価されることが問題というより、自分がそこを気にしすぎているのが課題なのだとしたら、人からの評価を気にしすぎ …

日々の暮らしに退屈さを感じるときの心理

日々の暮らしの中に大きな問題があるわけではないけれども、何をしていても楽しくなかったり、何か退屈さのようなものを感じていて、変わり映えのしない日々を送っているとしたら、そこには、チャレンジすることを避 …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情