周りから言われている陰口や、悪口が気になってしまう、
という人はいるでしょうか?
人からの悪意を感じるような、特に、それが自分でもわかっているような
弱点に関することだと、とてもネガティブな気持ちになるかもしれません。
ただ、ここで重要なことは、悪口や陰口のことを考えるほどに、
自分がそのネガティブな感情の渦に、はまり込んでしまう、ということです。
悪口により心が受けるダメージは、軽くすることができます。
その悪意を映し出してしまう重たいメッセージと戦うよりも、
ダメージをなるべく軽くすることに意識を向ける方が、
自分自身が楽になれます。
悪口のことを思い出して、いやな気分になっているときに、
やってみてほしいのですが、
まずは、その悪口を言っている人を心の中にイメージしてみて下さい。
そして、心の中で、こういってみてください。
「ま、いいか」
言ったら、後ろに一歩下がってみてください。
一歩下がったら、その悪口を言っている人から、
そのまま自分がすーっと、後ろに遠ざかっていってください。
その人の姿が見えなくなるまで、そして、何も感じなくなるまで。
やってみて、どんな気分がするでしょうか?
もし、楽さを感じたとしたら、ぜひ、どんどん試してください。
悪口で嫌な気分になるたびに、です。
悪口のことを思い返して、必死で否定したり、
自己いじめをしたりしているとしたら、それは、悪口に執着している、
ということになります。
悪口に対する執着を手放すことが出来れば、
その自分の弱点を批判されることを、過度に怖れなくて済みます。
また言われても、また手放せばいいだけ、と思えるからです。
悪口と思える言葉の中には、それ以外の要素が混じっていることもあります。
例えば、なにがしかの助言や、自分の役に立つ情報や気付き、
あるいは自分に助けを求めるメッセージが隠れていることがありますが、
その場合は、そのエッセンスだけを受け取って、
あとの余計な要素は、すっと手放してください。
これができると、単純に耳を閉ざす、というより、
悪口や陰口に対して、とても柔軟な対応ができるようになります。
悪口や陰口に自分の意識を取られる時間は、とてももったいない時間です。
それらに対する執着は手放して、
それよりももっと有益な、楽しい時間を選択することを、
自分に許可してあげてください。
その選択は、自分の人生をより豊かにしてくれます。