怒りを感じたときに伝えること

投稿日:2015年12月30日      更新日:

怒りを感じているとき、その相手や状況にもよりますが、
こちらが不満を感じている内容を、
相手がよくわかっていないことがあります。

わかっていないことも問題かもしれませんが、
もし、相手がそのことを理解できるようになると、
今不満を感じている状況を変えることができるかもしれません。

良くあるのが、相手にそのことを直接伝えるのではなく、
何か嫌味をいったり、もしくは、何も言わないまま、
怒っている相手にその雰囲気を感じさせて、
相手がそのことに気付くようにコントロールしようとする、というパターンです。
これは、実際にすることがあったり、されたりすることもあったり、
という経験がある人も、おられると思います。

このパターンを実際にやってみて、その怒りや不満が解消されるかというと、
あんまりされないことの方が多いです。
その怒りの理由がどれだけ正しかったとしても、
このやり方はあまり効果的ではないです。

その反対に、誰かにこれをされた場合、
どんな理由で、そういう嫌味や怒っている雰囲気を相手が出してくるのか、
いまいちわからなくて、こちらとしては、ただただ不快なだけ、
という経験をされた人もおられるかもしれません。

怒りや不満があるときは、そのことについて、
相手とコミュニケーションをすることがとても大切です。
といっても相手を責めるのが目的ではないです。

まずは、自分が感じている感情(つらい、寂しい、責められている感じがするなど)を
言葉で伝える、ということと、その理由を相手に伝える、ということが最初の一歩になります。
次に、それに対して相手から何かしらの反応が返ってきますので、
そこでのやり取りで、今の状況を変えていくためのコミュニケーションをしていく、
ということが大切です。

案外わかっているようでわかっていなかったり、
相手にも何かしらの事情がある、ということをこちらが知らないだけだったり、
ということも、そのコミュニケーションでわかってきますし、
そこでお互いに歩みよれるところも探していくことが出来ます。

ただ、このコミュニケーションは、何かリスクがあるように感じやすいです。
どちらかというと、嫌味をいったり、黙っていて怒りを雰囲気で伝える、
ということの方が状況を悪化させることが多いので、その方がリスクがある、と言えるのですが、
自分の心が守りに入ると、そちらの方を選択しがちです。

怒りを感じているときは、コミュニケーションをして、
状況を改善しようとしてみてください。
黙っているよりも、その方がより良いものを受け取ることができます。

関連記事

その空想はより良い現実を受け取るための足枷になっているかも

自分なりのお気に入りの空想、というのはあるでしょうか? 現実とはかけ離れたところで1つや2つお気に入りの空想を持っていても、それほど不思議なことではないかもしれません。私の場合、10代の頃には空を飛ぶ …

女の我慢と自分のルール

自分が自分に禁止していることって、どんなものがあるでしょうか? 女性の場合、相手への気遣いもあって、様々な我慢をしている部分というのは少なからずあると思いますし、それが当たり前になりすぎていて、我慢し …

その問題のおかげで成長できる

    その人が抱えている問題の下には、その人なりの才能がある、というものの見方があります。これは、その人に問題があるから大変なことになるというよりも、その人に才能があるから、苦労 …

罪悪感があると自分の価値を証明したくなる

  罪悪感があるとき、自分の良くない部分を何らかの形で補いたくなることがあります。例えば、自己犠牲的な行為であったり、何か価値があると見られている行為をすることで、自分の価値を証明して、自分 …

思考の癖を修正する

  自分の思考の癖のようなものを変えたいと思ったことはあるでしょうか? いくつか例をあげるとこんな感じです。 ・〜しなければならない、とか、〜するべき、とか、〜であるべき、といった考え方で自 …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情