人によって何にストレスを感じるのかというのは個人差があり、ある人にとっては全然気にならないようなことも、ある人にとっては大きなストレスとなるようなこともあると思います。人間関係が変わったり、新たにやらなければならないことが出てきたり、生活のリズムが変化するなど、いろんなケースはあると思いますが、そこに慣れるまでに大きなストレスを伴う部分があるとしたら、なるべくそのストレスは小さくしたいと思うものかもしれません。
自分にとって、環境の変化に苦痛を感じやすいポイントがあるとしたら、どんなところでしょうか?
今までで環境の変化に苦痛を感じるようなことがあったとしたら、どんなことに苦痛を感じたでしょうか?人によっては昔はワクワク感の方が強かったけれども、年齢とともにストレスの方が大きくなってきたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
気持ちが守りに入って、変化を望まないような気持ちが強くなるほどに、苦痛やストレスといった要素は強くなりやすくなります。環境の変化を受け入れるということに対して、抵抗するような気持ちがあると、苦痛は強まります。抵抗は自分に招き寄せられてきている流れのようなものをせき止め、ストレスを大きくします。もし、苦痛やストレスを軽くしたいと思うのなら、この抵抗の部分を手放すということが重要なキーになってきます。
変化を受け入れて、自分自身を成長させたり、自分自身を変化させたりすることがスムーズにできた度合いだけ、苦痛やストレスは軽くなります。そのためには、変化やそのためのプロレスに抵抗する気持ちの部分が、そのプロセスをブロックしてしまわないようにすることが大切です。
無意識のうちに、変化に対して抵抗してしまっていることも時にあります。その場合、自分自身が抵抗しているということにまず気づくことが大切です。自分の心の中を見つめてみて、変化の流れに対して抵抗しているような部分がないかチェックしてみて、もしそれが心の中に深く根付いているようなら、そこは環境変化に伴う苦痛の部分と、ある意味ではつながっています。
それだけは絶対にイヤ、と言いたくなるような変化を体験するような時、今までそこに自分の課題があるような気がしているのに、そこと向かい合うのがあまりにも嫌で、抵抗してきて後回しにしてきたものについに向かい合わないといけなくなる、ということがあります。この時、絶対にイヤ、という執着のようなものが自分に根付いているような感じになります。
執着は苦痛を生み出します。環境変化に対してネガティブな感情を感じる時、自分の中にあるこだわりのような、執着してしまっているような部分がボトルネックになります。執着があって変化の流れに抵抗しているような部分が自分の心の中にあるのなら、そのこだわりの部分に力を入れるのではなく、執着を手放して流れに乗っていくことを選択した方が、抵抗するよりもずっと楽に変化の流れに対応していくことができるようになります。
変化に対して苦痛やストレスを感じている時、この抵抗と執着を手放す、ということできた度合いだけ、その苦痛やストレスを軽くすることができます。抵抗や執着を手放す方法は色々とありますが、ポイントとなるのは、抵抗や執着が自分の中にあるということを認め、抵抗と執着を手放す、ということを自分の中でまずは選択することです。心の中でその選択することが、執着を手放すための第一歩になります。
これはやり方の一つですが、以下の問いを自分自身にして、直感で即答してみてください。
1. 抵抗を手放せますか?
2. 抵抗を手放しますか?
3. いつ手放しますか?
4. 執着を手放せますか?
5. 執着を手放しますか?
6. いつ手放しますか?
これらの問いに対しての答えはネガティブなものでも全然構わないです。自分自身に問いかけた時、僕たちは自分の中にある、抵抗や執着を手放すことができる可能性に触れることができ、それは僕たちが前に進もうとする時に、力になってくれます。
環境の変化が苦痛に感じられるとき、というテーマを感情面に注目して書いてみました。現実的には、感情面以外にも、様々な工夫や周囲の人からの協力を得ることで、ストレスを軽減することもやっていくことになるかと思います。ただ、感情の部分で引っ掛かりがある時は、当てはまる部分も多いのではないかな、と思っています。ここに書いたことで、何か少しでも役立つ部分があれば、幸いです。
※セドナメソッドについて
「手放せますか?→はい/いいえで答える。手放しますか?→はい/いいえで答える。いつ手放しますか?→答える。」の部分はセドナメソッドを使っています。セドナメソッドについては本も出版されておりますので、興味のある方は読んでみて下さい。
セドナメソッドの公式ホームページは以下のものです。
The Sedona Method | Heal Yourself by Letting Go | Official Site