彼や彼女との関係で何か問題が起こったときに、
怒りを感じたり、防衛的になってしまったり、
自分自身を正当化したくなったりすることはあると思います。
もちろん、私自身もそういうときがあります。
ただ、パートナー(彼や彼女、夫や奥さんのこと)との
間に何か問題があるとき、というのは、
100%片方が悪い、というより、お互い様、
というケースがほとんどだと思います。
解決するためには、歩み寄ることが大切になってきますが、
そんなときに、おすすめなのが、
タイトルに書いてある方法です。
その問題を相手の立場から見ようとしたときに、
まったく別の解釈ができるようになります。
相手はどんな気持ちだったんだろう、とか、
相手からすると理不尽に感じる部分はなかっただろうか、とか、
視点を変えてみることで、相手をより理解することができるようになります。
相手への理解を深めていこうとすることで、
隔たりのあった関係に、橋をかけることができるようになっていきます。
相手を思いやる気持ちも自然に出てきます。
その状態で相手とコミュニケーションをすると、
自分が相手に理解を示そうとするところに、
自然と相手も共鳴して、相手も自分のことを理解しよう、
という変化がでてくるようになります。
カウンセリングでも、このアプローチを使うことがあります。
例えば、誰かとの間に壁ができてしまっていることで、
心の中に痛みが生まれているようなケースなのですが、
痛みが生まれたときの状況を振り返ってみて、
相手の視点からそのときのことを見てみることで、
今までとは違う形で相手を理解することができたときに、
気付きが生まれてくることは多いです。
誰かとの関係で、壁ができてしまっているようなときは、
相手の立場から見る、というのを試してみてください。
一歩一歩、理解を積み重ねていくことで、
関係を改善していくことができるようになると思います。