助けを求める

投稿日:2014年8月15日      更新日:

自分が辛さを感じていて、人に助けてもらいたいようなときに、
素直に、助けて、と言えない、ということはあるでしょうか?

小さかった頃、まだまだ両親や周囲の人たちに甘えたかったようなときに、
両親が忙しかったり、なんでも自分一人でやる、ということが強く求められるような状況が続くと、
自分の心の中の依存の部分を抑え込むあまりに、
大人になった後でも、助けて、と言えなくなってしまうことがあります。

大人に成長していくにしたがって、
自分なりのやり方を身につけていくようになり、
なんでもできるようになっていきますが、
自分一人では、解決できないような状況に直面することは色々と出てきます。

周囲の人たちの助けを借りて、乗り越えていけるといいのですが、
助けて、と言えないことで、そこで立ち止まってしまうことがあります。

心の中で、自分でやらなきゃいけない、と思い込んでいると、
それがどれだけ苦痛を伴うものでも、人に助けを求めることに
抵抗感が出てくると思います。

もし、自分でやらなきゃいけない、と思い込んでいるものの中から、
何か一つでも、自分一人でやらなくていいものを
見つけることが出来るなら、誰かに助けを求めてみて下さい。

そして、助けて、と相手に伝えて助けてもらった時に、
どんな感じがするか、自分の心の動きを自分なりに、感じてみて下さい。

抵抗感があるかもしれないですし、もしかしたら、何も感じないかもしれません。
ただ、そのときに、自分なりに、もう誰にも頼らないって決めて作り上げていた
心の中にある壁の一部が、少し崩れかけている部分を見てみて下さい。

想像してみてほしいのですが、もし、自分の周りにいる大切な人が、
自分と同じように助けを必要としていても、それを口にできないでいるとしたら、
黙っていないで、助けてって、言ってほしいって思いませんか?

助けを求める、ということは相手にとって迷惑であること、のように感じるかもしれません。
ただ、周りからすると、困っているなら、迷惑であることを気にしすぎずに、
素直に言ってほしいもの、という部分があります。

助けを求めることは、人とのつながりを求める、ということにつながります。
もし、自分の中で、助けてって言える部分が見つけられるなら、チャンスです。

素直にそれを口にすることで、自分の心の中にある壁に穴をあけてみてください。

関連記事

空回りしているように感じているときにやった方が良いこと

  思考や感情や感覚に分離があると、やりたいことがうまくいかずに空回りしているような感じになることがあります。そういうときは、少し休息を挟んで心と体をリセットしてあげたり、自分でなんとかしよ …

自分いじめをついついしてしまう場合の対処法

自分いじめが癖になっている人は、自分いじめの根っこにある罪悪感を手放すこと。手放すことができたほうが、心に引っかかるような出来事を引きずる度合いが減り、そこで感じるストレスを軽減できます。 【目次】・ …

自分自身を後回しにしてしまうパターン

今回の記事は、自分の周りにいる大切な人、たとえば、恋人だったり、 誰か助けたい人、だったりしますが、そういう人のことを犠牲的に愛してしまう人、 に向けてのメッセージ、のような感じの内容です。 人のこと …

特別な存在になりたい、という心理の扱い方

特別になりたいとき、心理的には強い承認欲求のようなものや、何か特別さがないと自分には価値がないと感じることで、状況によっては辛さを感じることもあります。そういったときの心理の取り扱い方について、心理学 …

思考の癖を修正する

  自分の思考の癖のようなものを変えたいと思ったことはあるでしょうか? いくつか例をあげるとこんな感じです。 ・〜しなければならない、とか、〜するべき、とか、〜であるべき、といった考え方で自 …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されてると感じたら




嫌なことばかり思い出す心理とその対処法




依存されるのが嫌なとき