傷から生まれる優しさ

投稿日:2015年3月20日      更新日:

自分の中で傷ついている部分は、人の痛みを理解したり
共感したりすることができることから、
優しさが生まれてくる部分でもありますが、
そのためには、傷の部分に対して、
受け入れていく、ということが求められてきます。

その傷を見ないようにしたり、封印したりすることで、
傷に抵抗することはできるかもしれません。

ただ、そうすると、その痛みの部分がなかなか癒されなかったり、
本当は傷を受け入れていくことで、
もっと心をオープンにしていける部分がでてくるのに、
それを制限されてしまう形になってしまいます。

傷を受け入れていく、ということは、
その痛みの中に入っていく、ということですので、
そこには怖れを感じることがあるかもしれません。

ただ、傷の中にある痛みを感じていくと、
その痛みは、際限なく続くものではなく、
通り抜けていくことで、その痛みの下にある、
自分自身の優しさや愛情深い部分に触れることができるということに
気付くことができます。

あと、その傷に執着している部分があると、
優しさというより、被害者の意識の部分だったり、
心の中でそれを使って誰かを攻撃していたりする部分が
出てくることがあります。

このときは、その傷の中にある、執着している部分を
手放していくことが大切になっていきます。

自分の中に傷があるときには、その痛みに抵抗せず、
傷の中に入って癒していくことで、
その部分を優しさに変えていく、ということに
チャレンジしてみてください。

そうなったときに、ただ傷ついた、ということではなく、
その痛みから、新たな学びを得て、
今よりもステップアップした自分になることができます。

関連記事

失敗して強い罪悪感を感じたとき

罪悪感があると、仕事上の失敗をするなどの罪悪感を感じるような出来事を招き寄せてしまい、また罪悪感を感じるという繰り返しにはまることがあります。その場合、その罪悪感を癒やしてあげる、ということが対処法の …

いじめられた記憶について

  いじめられた経験がある人もいれば、ない人もいるとは思いますが、いじめの内容や、どのくらい続いたかなど、その経験には個人差が大きいかもしれません。ただ、あまりにも過酷な体験だったために、そ …

人生ってこんなものでいいんだっけ?と思える時に覚えておいてほしいこと

夢中になれるものがなく、すごく楽しいと思えることもなく、特に夢や目的のようなものもなく生きているという時、 ふと、こんなものでいいんだっけ、という疑問を持ったことはあるでしょうか? ぬるま湯の中にいる …

自分ルール

  「自分はどういう風に扱われるべきか」 そんなことを自分の中で決めているルールのようなものはあるでしょうか? 人間関係の中で怒りを感じたようなときに、その怒りの理由をじっくりと振り返ってみ …

行き詰まりを感じた時にできること

物事を進めていく途中で、壁のようなものにあたって、 行き詰まりを感じることがあります。 そういうとき、物事を前に進めていくのが難しい状況になり、 モチベーションを上がらなることもあります。 行き詰まり …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情