・完璧にしようとして変なところにこだわりすぎてしまう
・自分ばかりが頑張っているような気がする
・パートナーにあまり頼めない
・できるだけ良い状態にしようとしすぎて頑張りすぎてしまう
頑張り屋さんな人ほど、完璧にやろうとし過ぎる傾向はあるかもしれません。一人だったらうまく回せていたことも、そこにパートナーとのやりとりが絡んでくることで、不都合が出てくることもあります。自分の中の当たり前と、パートナーの中の当たり前がずれていることもあり、自分だったらこうするのが当たり前なのに、パートナーにそれが伝わらないことでイライラしてしまうこともあるかもしれません。
パートナーとの生活に疲れを感じるようなことがあるのなら、現状を変えていくためにどうしていくのがいいのだろうか、ということに少し思いを巡らせてみた方が良いかもしれません。
パートナーとの時間をどんな風にしていきたいと思っているでしょうか?
できるかできないや、どうやればいいか、といったことは一旦おいといて、どういう風になったら最高だと思えるでしょうか?
疲れているときは、やりたいことをやっているというより、やらなければならないことに追われているような状態になっていることが多いかもしれません。やらなきゃいけないことは置いといて、あなた自身の心の中にある、こんな風にしたい、あんな風にしたい、といった、やりたい、という気持ちの部分を一度見つめてみてください。
今よりも少し気楽だったり、頑張らなくても良い感じの方が居心地が良いという気持ちも、もしかしたらあるかもしれません。今の状態にどこかしら無理を感じているようなら、もう少し無理のない状態で、やらなきゃいけないをほどほどに抑えられるようにできた方が、もしかしたら、本来のあなたの望む姿に近いかもしれません。
あなた自身は、どういう状態になるのが一番良いと思っているでしょうか?
あなたは、本当はどうしたいでしょうか?
一度、自分の気持ちを整理してみてください。
パートナーとの生活で感じる疲労感は、義務感に追われてやっている習慣を手放していくことが求めれられていますよ、ということを教えてくれている自分の内側からのメッセージのようなものです。疲れを感じているということは、やらなきゃいけないことに意識を縛られ過ぎていて、気持ち的にも限界が近い、ということを示しています。
頑張りすぎているところや、完璧にしようとこだわり過ぎていることのなかで、手放せるものは手放していくこと。パートナーとの付き合いが長くなってくると、義務や役割といったものが、お互いのなかに生まれてくることがありますが、やりたくてやっている訳ではなく、やらなければならないからやっている感覚があるのなら、それをできるだけ手放していくことが大切です。やらなきゃいけないことに追われるのではなく、やりたいことに意識を集中する方が自分自身が楽になれます。
完璧に仕上げて、それを成し遂げた自分を褒めてあげたくなったり、パートナーからも文句が出ないようにすることに、今まではパワーをさいていたかもしれません。ただ、疲れを感じるときは、むしろ、その方面に向けていたパワーを下げていくことが求められている時です。そこに向けるパワーを、自分を休めることに使うか、やりたいことを自由にやることに使うか、もしくは、別のところに向けていく方が良いです。例えば、パートナーとの絡みがあるところに関しては、一緒に手放していく、ということも必要かもしれません。このとき、パートナーに話をしてみる、頼んでみる、提案してみる、相談してみる、一緒に決める、といったことにパワーを使うことも求められてきます。一人で頑張る癖のある方は、こういったことが苦手で、それだけはやりたくない、とか、自分でやったほうが早い、とか思いがちですが、疲れを感じている時ほど、慣れた自分の今までのやり方を変えていく、ということと、そのこだわりを手放していく、ということが大切です。
2人で一緒に過ごす時間をどんな風にしていきたいでしょうか?
もし、一緒に暮らしているのなら、どんな暮らし方に、どんな生活サイクルに、どんな役割分担に、手を抜くとするのならどこを、ここだけは完璧にしたいと思うのならどこを。あなたの望むありようをイメージしてみた時に、それを実現する時にどうしていくのが良いと思えるでしょうか?
疲れを感じているのなら、おそらく今現在の生活は、あなたの本当にイメージしている、本当に望んでいる姿とは違ってきていると思います。あなたとパートナーで作られる空間を、どういう風にしていくのかは、2人で決めていくことができます。リーダーシップを取ろうとしてみてください。疲れを感じている状態を解消していくために、生活を楽にするために、あなた自身のために、言い出しっぺになってみてください。
「手を抜いてもいい?」
「のんびりしようよ」
「無理はしないようにしよう」
「これやめない?」
「これで済ませちゃってもいい?」
頑張り屋さんは、頑張らないということに罪悪感を感じやすいかもしれません。頑張っていない自分に、価値や魅力がないように感じやすいかもしれません。頑張ることをやめてしまうと、まるで、自分がダメになってしまったように感じやすいかもしれません。あなたとパートナーの2人の関係性の中で、あなたの中に生まれた義務や役割というのは、その罪悪感や、自分自身がダメになってしまうような感覚から作り出されたものかもしれません。
その感覚は、自分に対してだけではなく、パートナーにも向けられることがあるかもしれません。自分に対して義務や役割を抱いているのと似た感覚で、パートナーを責める気持ちや、パートナーにダメ出しをしているような感覚はあるでしょうか?
口には出さなくても、心の中に不満を溜め込んでいるようなところはあるでしょうか?
そういった感覚があるのなら、疲労感は余計に増すものかもしれません。
疲れを感じている時こそ、義務と役割を手放してあげてください。もし、可能なら、その裏側にある、自分を責める感覚や、自分にダメ出しをする感覚も一緒に手放してあげてください。罪悪感や自分にダメ出しをする感覚を抱えていると、誰かに何かを言われるまでもなく、自分自身を追い込んで頑張るように駆り立てるような心理が生まれてきます。それは、2人の関係性を苦しくて楽しくないものにしていきます。
パートナーとの生活に疲れを感じるような時に、ここに書いたことで何かしら役に立つことがあるのなら、幸いです。