
恋愛に振り回されるのが辛いとき、自分の中にある依存のマインドをどう扱うか、が鍵になってきます。依存は誰しもあるもの。ただ、その心理に流されるのではなく、自分の中にある依存に対処していくということが大切です。
【目次】
・恋愛で振り回されてしまうときの心理
・相手の言動に左右されやすいとき
・「どうしたらいいの?」と思うときに見つめたいこと
・「私はどうしたい?」を探っていく
・自分が感じている感情を相手に処理させたい心理
・依存と向き合うということ
・恋愛に振り回されるときの話ーまとめと補足
恋愛で振り回されてしまうときの心理

好きな人ができたときに相手に依存してしまいがちで、なんだか恋愛に振り回される感じになりやすい、といった方はおられるでしょうか?
依存が強いと、好きになった人にのめり込んだり、連絡が来ないと非常に不安になったり、一人の時間についつい相手のことを考えてしまうという感じにはなりやすくなります。
その場合、恋愛が上手くいっているときは気持ちが盛り上がりやすいかもしれません。ただ、上手くいっていないときには気持ちが落ちて、寂しさ、空虚さ、むなしさなどネガティブな感情を強く感じやすくなります。
依存が強いと、相手を追いかけすぎてしまいやすくなり、相手に対して求める気持ちが強くなりすぎることで結果的に恋愛が長続きしなかったり、ときに都合の良い関係になったりするということもあるかもしれません。
恋愛に振り回される、というのが嫌でパートナーシップを避けている、という方も中にはおられるかもしれませんね。
相手の言動に左右されやすいとき

人を好きになったとき、相手から自分がどう思われているのか、ということに意識が向きがちになることがありますが、このとき、どちらかというと意識を向けたいのは「私、どうしたいだろう?」という軸です。
依存的なマインドが出てくると、相手に自分の欲求を満たしてもらう、ということに意識が向きやすくなります。それが成功した度合いだけ自分の気持ちが満たされる、という風に感じやすくなりますが、この状態は相手の行動や気分に左右されるので恋愛に振り回される感じになりやすいです。
これは相手に全くそのつもりがなくても、自分が振り回されます。自分がハッピーになるかアンハッピーになるかを、自分の心理として相手の言動や気分任せにしているところがあると、相手の意図に関係なく、振り回されやすくなります。
「どうしたらいいの?」と思うときに見つめたいこと

もし、自分の中で、恋愛に振り回されるのが辛い、というところがあるのなら、自分がどうしたいのか、という部分に目を向けていくこと。
相手に「こうしてもらいたい」というのはたくさん思いつくかもしれません。ただ、それは自分が選択することではなく、相手が選択すること。そこに意識を向けた度合いだけ、自分ではどうにもならないことに振り回されがちになります。
「どうしたらいいの?」ということに意識が向くこともあるかもしれません。「どうしたら相手からの愛情がもらえるの?」「そのためにはどうしたらいいの?」ということに意識が向くためですが、これだと相手の言動や気分に振り回される心理に流れていきます。
ただ、相手からの愛がもらえれば他は何にもいらない、というのに近しい気持ちになっているときに「それは一旦置いといて、あなたはどうしたい?」といわれても「何も出てこない」ということは、ありがちなことかもしれません。
「私はどうしたい?」を探っていく

例えばもし、こんな風に自分に問いかけてみたら、どんな答えが返ってくるでしょうか?
「私は相手に何を与えていきたいだろう?」
「私は相手とどんな関係を築いていきたいだろう?」
「私は何をしているときに楽しみを感じるだろう?」
「私は何をしているときに充実感を感じるだろう?」
どの問いかけも、自分がどうしたいのか、ということに関連するものだったりしますが、どうしたら自分が満足感を得られたり、充実感を得られたり、ポジティブな気持ちになれるか、ということを想像してみることが鍵になります。
自分で自分を満足させてあげたり、自分で自分の機嫌を取るためにどうするのがいいのか?ということを自分なりに探っていくこと。そこから、私どうしたいんだろう?、という自分なりの軸を作っていくこと。
相手から求められたい欲で動くのではなく、自分なりの軸を持つこと。相手からの愛情を勝ち取るために頑張るのではなく、私、どうしたいんだろう、という部分を大切にすること。
自分が感じている感情を相手に処理させたい心理

パートナーシップでは自分が感じている感情をパートナーに処理させたい気持ちが出てきます。例えば、寂しさを感じるとき、パートナーに寂しさを埋めてもらいたくなりますが、このとき依存的なマインドが強いと、パートナーを責める気持ちが強くなります。
パートナーとのやりとりでモヤモヤした気持ちを感じた場合、その気持ちを感じさせたのはパートナーだと思いやすいかもしれません。このとき依存的なマインドが強いと、パートナーに自分が感じているモヤモヤした気持ちをなんとかしてもらいたくなります。
相手に対しての依存があるとき、相手から嫌われたくはないのですが、この感情を相手に処理させたい気持ちは内に抱えていることになりますので、我慢をする感じにはなりやすいかもしれません。
パートナーからの愛は欲しいので我慢をするものの、なんとなく相手にその雰囲気が伝わったり、ちょっと相手を責めるようなことを言ったりするということも、ありがちなことかもしれません。そうするとパートナーから見たときに「重たい」と感じやすくなります。
依存と向き合うということ

パートナーへの依存のマインドがあるためにネガティブな感情が出てきているのであれば、その自分の感情と向き合ってみること。
パートナーシップではネガティブな感情を感じる、ということはよくありますが、その感情を相手のせいにすると、相手の悪い部分に目が行ったり、自分がネガティブな感情を感じていることを正当化したくなったりします。
相手のせいにしたり、誰が間違っているのかという正しさで物事を見るのは一旦やめて、自分がどういうときにそういう感情を感じるのか、といったことや、どうしてそういう感情を感じるのか、といったことを自分なりに掘り下げてみること。それは、自分自身を理解することにつながります。
そうすると、自分自身のことを自分がどう取り扱ってあげるのがいいのかを、考えることができるようになります。
好きな人に依存したい気持ちが出てくるのは、ある意味では自然なことかもしれません。甘えたい気持ちがでてきたり、ロマンスを感じたかったり、親密感を感じたくなったり、相手を求める気持ちがでてきたりするのは自然なことかもしれません。
ただ、この依存が強くなりすぎると自分がその感情に振り回されることになります。
恋愛に振り回される感覚があるときは、自分が感じている感情と向き合っていくこと。その感情をパートナーに処理させようとすると関係性が行き詰まっていきます。
恋愛に振り回されるときの話ーまとめと補足

恋愛に振り回されるときのことについて掘り下げて書きました。
恋愛に振り回される感覚があるときは、自分の中にある依存のマインドをどう扱うか、が鍵になってきます。
依存は誰しもあるもの。人に弱さを見せたくないために、そんなものがないふりをすることはあるかもしれませんし、一時的にその部分にふたをするようなこともあるかもしれません。
ただ、この部分を否定したり封印したりすると、日々に彩りが感じられなくなったり、無味乾燥したような感じになったり、虚しさを感じるようになったりします。
自分の中にある依存を理解して、その部分をどう取り扱ってあげるのがいいのか、考えてみること。自分で自分の機嫌を取るということも、自分の中の選択肢として持ってあげること。
ただ、どうしても相手に依存したい気持ちが強いのに、パートナーがあまり依存させてくれない感じになる、という状況はありがちかもしれません。そんなときのことを掘り下げて書いた記事がありますので、もし、よろしければこちらを参考にしてみてください。
パートナーシップでは、自分の心の中の課題と言えるものが色々と出てきます。ネガティブな感情を感じるときというのも、よくあるのは自分の中にある過去に感じた心の痛みがパートナーシップの中で出てくる、というパターンが多く、それは自分の中で向き合った方が良い感情、だったりします。
ここでは一つ一つその課題のようなものをクリアにしていく、ということが求められてくるような一面がありますが、そこで行き詰まると、それが嫌でパートナーシップを避ける、という方も中にはおられるかもしれません。
相手を変えたとしても結局、恋愛開始→いずれその行き詰まりポイントに到達する、みたいな一面がパートナーシップにはあるためですが、そこをクリアできると、パートナーシップから様々な恩恵を受け取れるようになります。
自分の中にある手放した方がよい部分にも、そこでは気づくことができるかもしれません。過去の恋愛に対する執着であったり、親に満たしてもらえなかったものを、パートナーに満たしてもらわないと気が済まない、など、自分の心の痛みがあるところが、パートナーシップでは色々と出てきます。
ただ、パートナーの言動に問題があるのであれば、そのことについてコミュニケーションする、ということはとても大切なことかもしれません。パートナーにどうしても変えてもらいたいところがあるときのことを、掘り下げて書いた記事がありますので、よろしければ参考にしてみてください。

















