パートナーに対して恥ずかしさを感じるとき

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パートナーに対して恥ずかしさを感じるとき、そこに自己否定のようなものがあるのなら、自己否定の部分と自分なりに向き合い、もし可能なら、自己否定を和らげたり手放してあげたりしていくこと。

【目次】
パートナーに対して恥ずかしさを感じるということ
恥ずかしさの奥にある心理
自己否定と向き合うことで見えてくること
パートナーに対して恥ずかしさを感じるときーまとめと補足

 

 

パートナーに対して恥ずかしさを感じるということ

自分の中の恥ずかしい部分というものは、人それぞれ持っているものかもしれませんが、パートナーに対して恥ずかしさのようなものを感じるということもパートナーシップでは往々にしてあることかもしれません。

自己嫌悪的な部分だったり、あるいは、家族の話だったり、どこに恥ずかしさのようなものを感じるのかというのは人によって異なるものかと思いますし、女性の中には自分の中の女性的な部分を何か恥ずかしいもののように感じる方もおられるかもしれません。

外見や内面にコンプレックスのようなものがあって、ついついネガティブなことを考えてしまうという方もおられれば、素の自分を知られたらパートナーから嫌われてしまうんじゃないだろうか、と思ってしまう方もおられるかもしれません。

パートナーシップは感情をとても感じやすい関係性でパートナー以外だとそこまでの感情を感じることはなかったとしても、パートナーシップでは誤魔化しがきかないような心理が自分の内側から出てくることがあります。

そこでもし、パートナーに対して恥ずかしさのような感情を感じるようなところがあるのなら、少しその心理を掘り下げてみるのも良いかもしれません。

 

 

恥ずかしさの奥にある心理

どんなことに恥ずかしさを感じるでしょうか?
何か自己否定的なものがあるような感じでしょうか?
それとも罪悪感のようなものがあるような感じでしょうか?

ちらっと自分の心の内側をのぞいてみてください。そんなに掘り下げなくてもいいです。心の内側って掘り下げすぎるとストレスになることってありますよね。ちらっとで大丈夫です。

パートナーに対して恥ずかしさを感じることといえば、どんなことが頭に思い浮かんだでしょうか?

 

例えば女性の場合、男性の前で自分の女性の部分を出すことに恥ずかしさを感じる、という心理が出てくるケースがあります。これは、自分の女性的な部分を価値あるものとして扱うというより、どちらかというと否定的な捉え方をしていて、そこを隠したくなる自己嫌悪のような心理です。

ある意味ではこの心理は、自分の心の中にある傷ついた女性的な部分と言えるものかもしれません。その部分は否定したり嫌ったりするのではなく、パートナーからの愛情を受け取ったり、自分自身を愛することを通してケアしてあげた方が良いような部分かもしれません。

ただ、そこに対して否定的な観念を心の中に抱いたまま、なるべく外に出さないように、自分の心の中に封印しているようなところがあると、そこが表層に出そうになった時に、とても恥ずかしさを感じてしまう、といったことはありがちなものかもしれません。

 

幼い頃から親に否定されてきたことが、自分の中で恥や自己否定に関しての観念を作りだしていることもあります。

親も完璧ではないので間違ったことも言うわけですが、親子関係の中で傷ついてきたマインドがあって、この恥ずかしさの部分を作り出しているのだとしたら、もしかしたらその観念のようなものは、少し手放してあげた方が良いものかもしれません。

 

 

自己否定と向き合うことで見えてくること

パートナーに対して恥ずかしさを感じるとき、そこに自己否定のようなものがあるのなら、その部分を自分なりに見つめ直してみること。

自己防衛のために恥ずかしさを感じる部分をパートナーから隠したくなることもあるかもしれませんが、その自己防衛はパートナーシップを行き詰まらせていくことがあります。

例えば、自分がパートナーには相応しくないのではないかと感じてしまったり、パートナーにとても大切なことが打ち明けられなくなったりすることもあります。

 

パートナーシップにおいて自己開示というのはとても大切な要素です。

自己開示するのではなく、その反対に自己否定している部分を隠してパートナーに愛してもらった場合、パートナーから愛されているのは本来の自分というより作り上げた仮の姿の方、であるかのように自分自身が感じてしまうことがあります。

実は自己否定しているような部分というのは、パートナーから本当は一番愛してもらいたい部分だったりすることがありますが、あえてその部分を隠している訳ですから、パートナーからの愛情が受け取りにくくなってしまうことがあります。

自己否定している部分を隠すという選択をする場合、その本当に愛してもらいたい部分をパートナーは気づいてないことになりますので、
「本当の私を知った時にパートナーはそれでも私のことを愛してくれるのだろうか?」
という疑いを抱えていくことにもなりかねません。

ただ、自己否定が強いとそこを開示していくのにも、強い抵抗感を感じたり、勇気が必要だったりすることもあるかもしれませんね。

 

自己否定が強い部分ほど、パートナーに対して恥ずかしさを強く感じるかもしれません。ただ、パートナーシップを前に進めていくためには、その自己否定の部分と自分なりに向き合い、もし可能なら、自己否定を和らげたり、手放してあげたりしていくこと。

自己否定の心理とその部分を手放していく流れについて、掘り下げて書いた記事がありますので、こちらを参考にしてもらえればと思います。

 

 

パートナーに対して恥ずかしさを感じるときーまとめと補足

パートナーに対して恥ずかしさを感じるときのことについて掘り下げて書きました。

恥ずかしさの裏に自己否定の心理が隠れていることがありますので、まずはそこと向き合っていくこと。そこでもし、恥ずかしさがあるためにパートナーに対して隠しているところがあるために、パートナーシップに行き詰まりができているのなら、自己開示することでその行き詰まりを解消していくこと。

ただ、その自己否定と少し似た話として、自己肯定感が低い、というものがあります。これは恥ずかしさとは少し軸の違う話となるかもしれませんが、自己肯定感が低いところがあるのなら、自分自身の価値を自分が認めてあげることも大切です。

自己肯定感が低いために、パートナーから見たときの自分自身の価値を低く扱っていたり、自分を卑下しているようなところがあると、パートナーからの愛情を受け取りにくくなることもあったりします。

もし、自己肯定感が低いことでネガティブな感情を感じやすいところがあるのなら、こちらを参考にしてもらうのも良いのではないかと思います。

 

一点補足することとして、自己否定とは少しニュアンスの違うものとして、過去の出来事の中でとても恥ずかしいと感じるような出来事がある、といったケースもあると思っています。黒歴史のようなものがあって、パートナーに対してそれを何か恥ずかしいことのように思えてしまう、といった感じです。

その場合、その出来事を思い出さなくなるというより、自分なりの受け入れ方をするというのが大切かもしれません。その出来事を真剣に重たく扱うというより、ライトに受け止められるようになっていくという感じです。

そういった過去の出来事がとても恥ずかしく思えるときのことを掘り下げて書いた記事がありますので、よろしければ参考にしてもらえればと思います。

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