虚しい気持ちを感じたとき

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虚しさを感じるということは、心が満たされていないということ。「私は何があれば心が満たされるのだろう?」と自分に問いかけてみると、どんな答えが返ってくるでしょうか?
その心理の裏には、本当に欲しいものを諦めているマインドが隠れているかもしれません。

【目次】
虚しい気持ちを感じる心理
本当に欲しいものを諦めたときの心理
「何があれば心が満たされるのだろう?」
幼い頃の親との関係性

 

 

虚しい気持ちを感じる心理

虚しい気持ちを感じるようなことはあるでしょうか?

虚しい気持ちがでてくるときというのは、いろんなパターンがあると思います。何か一区切りついたときにふと出てくることもあれば、今まで楽しめていたものが楽しめなくなったときに、代わりに虚しさが湧いてくる、ということもあるかもしれません。パートナーシップに行き詰まりがある、もしくは、パートナーシップがない、といったときに、孤独感のようなものと一緒になって感じることもあるかもしれません。

虚しさを感じるということは、心が満たされていないということなので、自分の心を満たしてあげることが大切かもしれません。ただ、ここでポイントとなってくるのは、
「何があれば自分の心が満たされるのか?」
という部分です。

本当に欲しいものではないもので自分の心を埋めようとすると、結局、それは自分が本当に望んでいるものではないので、代替品を手に入れたところで、虚しさが残ることになります。

これは例えの話ですが、、、、両親に遊んでもらいたい子供を想像してみてください。忙しい両親がかまってあげられなくて、代わりにおもちゃを子供に与えたとします。しばらくその子はおもちゃに夢中になったとしても、ふとした瞬間におもちゃに興味がなくなって
「一人で遊んでいてもつまらない」
ということに気づくかもしれません。おもちゃは代替品で、本当に欲しいのは両親に遊んでもらうこと、という感じです。

虚しさを感じたときというのは、ある意味では、自分が本当に欲しいものについて、気づくことが求められている時なのかもしれません。虚しさを感じた時、もし、
「私は何があれば心が満たされるのだろう?」
と自分に問いかけてみると、どんな答えが返ってくるでしょうか?

 

 

本当に欲しいものを諦めたときの心理

人の心理としてよくあるのは、本当に欲しいものを諦める、というものです。本当は欲しいのに諦める、というのは心理的に辛いので、心の中でそれを封印する、という感じになります。そうすると「自分はそれを欲しくない人」という振る舞いをするようになります。

何か特別なものを自分が欲しいと思っている時、自分の心の内側を良く見つめていくと、「これが欲しい」と思っているものは実は手段にしかすぎず、本当に欲しいものは特殊なものではない、ということはよくあることで、何かを諦めるときには、手段を手放して、自分の心を満たすやり方を変える、というのがいいのですが、心のなかで何かを封印しているときというのは、手段を手放すのではなく、心を満たすことそのものを諦める、という感じになることがあります。

これは一つの例えですが、別れたくないパートナーと別れなければならない時、「本当に欲しいものを諦める」という感じに近しくはなります。ただ、自分の心を満たすために求められることは、そのパートナーと恋愛関係を維持する、ということではなく、自分が愛している人に愛されること、だとしたら、「そのパートナーとの恋愛関係を維持する」ということへの執着を手放したほうが、「自分が愛している人に愛されること」を目指しやすいです。ただ、人の心理としてパートナーへの執着を手放すのではなく、「自分が愛している人に愛されること」自体を諦める、という感じには、なってしまうことがあります。そうすると、自分の望みを心の中で封印して、こんなことを思ったりします。
「もう恋愛はこりごりだ。」

恋愛の話はあくまで一つの例えとして出したものですが、虚しい気持ちを感じているときの裏側には、本当に欲しいものを諦めているマインドが封印されている可能性があります。

欲しいものを諦めたとしても、本当は欲しいわけです。そこをあえて封印している状態だと、「自分に何があると心が満たされるのか」がわからなくなります。自分なりに人生を楽しむための試みをした場合、前述したこどものおもちゃの例えではないですが、しばらくは夢中になれるときもあるかもしれません。ただ、本当に欲しいものから目を背けているとしたら、最終的に、何をしていても虚しい、という心理の罠にはまることがあります。

ここにはまったとき、空想に逃げる、ということもあります。現実と空想を切り分けて、空想の中だけで自分の心を満たし、現実においては諦めと虚しさがある、という感じになることもあるかもしれません。

 

 

「何があれば心が満たされるのだろう?」

「何があれば心が満たされるのだろう?」
と自分に問いかけてみると、どんな答えが返ってくるでしょうか?

本当は欲しいのに諦めなければいけない、というのが心理的に辛くて心の中で封印していた場合、その答えを受け取ると心理的な辛さを思い出す感じになることへの抵抗感から、「何があれば心が満たされるのかわからない」という感じになることがあります。

ただ、なぜ虚しさを感じているのかわからない状態と、何を諦めて虚しくなっているのかを気づいている状態には差があります。前者はどうしたら解決できるかわからない状態ですが、後者は本当は受け取りたいものと手放した方が良いものを心の中で整理することができます。

パートナーシップに関連するものは、心のなかで封印されやすい性質があるかもしれません。心が満たされるためには、パートナーと愛し合う関係性が求められる方の場合、以下のようなケースで虚しさを感じることがあります。虚しさを感じている女性の場合、当てはまる可能性は高いかもしれません。
・パートナーがいない:一人のほうが気楽、と思っていても、ときおり、孤独感や虚しさを感じる
・パートナーから愛されていると感じない:パートナーがいても愛されている感覚がないので、寂しさや虚しさを感じる
・パートナーとの間に壁を感じる:コミュニケーションが上手くいってなくて、ケンカばかり、あるいは、事務的な連絡だけになっている

※上記のケースに当てはまる=それが虚しさの理由、という訳ではなく、「何があれば心が満たされるのだろう?」の答えを探るヒントになるかも、というくらいで眺めていただければと。

 

 

幼い頃の親との関係性

虚しさというのは決して感じたい感情ではないとは思いますが、その虚しい気持ちは、自分の心を満たすのに何か諦めてしまっていることがないか、ということや、その諦めは今でも本当に諦めなければならないことなのか、といったことを、自分に問いかける心からのサイン、なのかもしれません。

「何があれば心が満たされるだろう?」のヒントとなるものをもう1つあげさせてもらうと、幼い頃の親との関係性の中で満たされていない部分があって、そこに関して諦めている部分が、虚しさのルーツとなっている、という可能性があります。

子供の頃に自分が家庭の中で体験したことで、今でも心に引っかかっていることがあるのなら、以下の記事が参考になるかもしれません。

親からの愛情が感じられないといった場合には、以下の記事が参考になるかもしれません。

ルーツとなっている感情を掘り下げていくと、幼い頃に経験した古い罪悪感、に行き当たることがあります。その部分をセルフケアするやり方を書いていますので、参考にしてみてくださいませ。

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カテゴリ-心の悩み

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