人生に行き詰まりを感じたときの抜け方

投稿日:

人生行き詰まりを感じたときの抜け方としては、「これだけは嫌」と思えるようなことにあえて取り組む、ということが実は効果的です。次のステップに進もうとするときに、自分の成長につながるようなことに限って、心理的な抵抗感が出てくる、という罠のようなものが人の心理にあるためなのですが、その罠を抜けるためには、成長することにコミットメントする、といったことが求められてきます。

【目次】
人生の行き詰まり
心理の罠
コミットメント
最後に

 

 

人生の行き詰まり

なんだか人生に行き詰まりを感じる、という方はおられますでしょうか?
行き詰まり真っ只中という方もおられるかもしれませんし、何度かそういうことの繰り返しがある、という方もおられるかもしれません。

行き詰まりを感じる時、できることはすでにやり尽くしている、という感じにはなりやすいものかもしれません。生きる、ということの大変さを感じる方もおられるかもしれませんし、今の現状を維持するのが精一杯で、状況を変えていくためのアクションをする気力がない、ということも多いかもしれません。もう、心も体も燃え尽きて疲れ切っていて、気力も精神力もほとんど残っていない、という方もおられるかもしれません。

いくつか例をあげますが、人生に行き詰まりを感じる時は、こんな感じになりやすいかもしれません。
・暗い方にばかり考えがいってしまって、身動きがとれない
・閉塞感や絶望感を通し越して、もう何も感じない
・現実とは違うことを妄想して、いつかこの妄想を現実にしたいと思う

人生に行き詰まりを感じているとき、心理的には、はまりやすい罠のようなものがあります。今回の記事では、その罠の話と、行き詰まりからの抜け方について深掘りして書いていきます。

 

 

心理の罠

物事を前に進めていく時、自分自身の心理的な課題の部分をクリアにしていくことが求められてくることは往々にしてありますが、その中でも「これだけは絶対に嫌」と言いたくなるようなものを避けていると、そのうち、それがボトルネックとなって人生に行き詰まりが生まれてくる、ということが結構あります。裏を返すと、人生に行き詰まりを感じているときほど「これだけは絶対に嫌」というものに取り組むことが、実は効果的です。

行き詰まりにはまり込んでいるときによくあるのは、今あるものを維持することに縛られている、というところで、自分自身の役割だったり、自分なりのルールのようなものだったり、義務感のようなものだけで行動する、というパターンです。無意識のうちに保守的になり、何かを変えるということに抵抗感を感じやすくなります。特に、次のステップに進むときに求められる変化に対して「それだけは絶対に嫌」になり、行き詰まりを解消するための変化を遠ざけたくなることがあります。

自分がどんなことに抵抗感を感じるのか、という部分を掘り下げていくと、行き詰まりを解消していくための、自分自身の心理面での課題が見えてきます。このとき大切になってくるのは、前に進む、ということを自分の心の中で選択する、ということ。

どんな成長や変化から、目を背けたい気持ちが出てくるでしょうか?
目を背けたくなる気持ち、というのは、前に進めなくなるように自分が自分に仕掛けている心理の罠のようなもので、ここを突破していくということが、行き詰まりを抜けていくための鍵になってきます。

 

 

コミットメント

行き詰まり、というのはある意味では、自分が大きく成長する前段階、という捉え方もできるもの。今、人生に行き詰まりを感じているとしたら、そのことからくる辛さはもちろんあると思います。ただ、じっくりと腰を据えて、この人生行き詰まりの時期を出迎える、くらいの心づもりがあっても良いかもしれません。

人生に行き詰まりを感じたときは、代わり映えのしない状態が続いていることから、閉塞感や絶望感も感じるので、それが辛い、という方はおられると思います。ただ、これは、自分自身が大きく成長する前段階、だと考えてみると、まずはそのための心の準備、から始めてみるのも良いかもしれません。

今まで避けてきた「これだけは嫌」という長年放置している課題があるとしたら、何だと思えますでしょうか?
そこと向きあうために、今までやってこなかったことにチャレンジするとしたら、どんな選択肢があるでしょうか?

人生行き詰まり、という状況から抜けるためには、そういったことにコミットメントすることが求められてくるかもしれません。チャレンジする内容も、色々と変えながら試してみる必要もあるかもしれません。ただ、人生の行き詰まりというものは、抜けると必ず成長できるものです。成長したときにそこから見える景色というものまた違ったものなのですが、ここから抜けたときに、自分ひとりの力で全部やろうとするというパラダイムから、誰かと一緒に、とか、誰かのサポートを受け取る、といった相互依存的なパラダイムが出てくることもあります。

一点気をつけてほしいのは、人生行き詰まりを感じた時というのは、往々にして、燃え尽きていて、何かをする余力がなくて、疲れ切っていることが多いです。なので、適度に心と体を休めることも大切です。自分を追い込みすぎないこと。ここまで来るまでに、自分自身に鞭を振るって頑張りすぎてしまうようなタイプであれば、ある意味では「休む」ということが、今まで自分に許してこなかったこと、だったりもしますので、そういった方の場合、「休む許可を自分自身に与える」ということが一番大切なこと、といったパターンもあります。

 

 

最後に

人生に行き詰まりを感じたときの抜け方、というテーマで掘り下げて書きました。人生行き詰まりを感じたときの抜け方は、「これだけは嫌」と思うようなことにもあえて取り組んで、意思を持って成長する、というコミットメントをすること。

気をつける必要があるのは、無理して自分を追い込み過ぎないよう、適度に心とカラダを休めること、ですが、忙しすぎてそれどころじゃない、というパターンもあるかと思っています。忙しすぎて心がすりきれそうになるとき、というテーマで掘り下げた記事がありますので、参考にしていただければと思います。

関連記事

不満を感じた時の考え方

  不満、というと、ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、不満がある、ということは、今の状況をより良くするための可能性がそこに眠っている、という見方をすることができます。例えば、不満の …

やりたいことが見つからない

  やりたいことがないと、ダメ、という訳でもないと思うのですが、やりたいこととか、好きなものが見つからないということに、頭を悩ませている方もおられるかもしれない、なんて思っています。 「今、 …

昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法

昔の嫌なことを思い出す心理として重要なのは、それを思い出した時に自分が感じる感情であったり、ストレスの重さは変えていくことができる、という部分です。その対処法の鍵となるのはその感情の受け止め方です。 …

燃え尽きた感覚があるとき

燃え尽きた感覚があるときは、自分を縛る義務や役割を一旦見直して手放せるものを手放していくことと、楽しみ、喜び、満足感、といった精神面にプラスになるものを受け取るということ。それにはまず「私、本当はどう …

過去に誰かを責めた分だけ、自分自身のことを責めてしまう

    自分のことを心の中で強く責めているとき、同じような内容で、実は他の人のことも責めている、ということがあります。 何か失敗をしてしまったと感じるときや、誰かを傷つけてしまった …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




誰にもわかってもらえないという心理を癒やす方法




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




地雷を踏まれてムカついた時