恋愛関係の中で、相手に対して失望する部分が出てくることがあります。
これは、誰しもしたくないもの、かもしれませんが、
そこから自分自身が学べることがあります。
失望の中には、言葉にはしていなかったとしても、
相手に対して期待していた部分や、隠れた依存の部分があった、
ということに気付くことができます。
失望があったときに、鍵になってくるのは、その気付き、の部分です。
恋愛関係では、相手に対して期待や依存の部分が出てきます。
相手からもっと、大切にされたい、とか、
言わなくてもわかってほしい、とか、
関係が深まってくれば、深まってくるほど、
そういう部分が色々と出てきます。
恋愛関係の中で、自分が決めているルールの部分があったときに、
相手がそのルールを破ってくる、という体験をすることもあります。
ここで、相手がそのルールをわかってくれているはず、
という期待の部分があったときに、失望、がでてくるかもしれません。
ただ、ここで自分の中に、期待や依存の部分があって、
それが今の関係を窮屈だったり重たいものにしている、
ということに気付くことができれば、
その失望の体験を学びにしていくことができます。
期待や依存の部分をできるだけ手放していくことができれば、
失望したときに比べて、もっと関係をより良いものにしていくことができます。
期待を手放すことができたときに、もっとその関係から、
楽しさや相手の魅力の部分や、感謝できる部分など、
様々なものを、もっと自然にその関係から受け取っていくことが
できるようになるためです。
もし、恋愛関係の中で、失望が出てきたときには、
その失望の裏側に、どんな期待や依存の部分をもっていたのか、
自分の中を見つめてみてください。
ただ、失望した、というだけで終わるのではなく、
そこに今の関係をもっとより良いものにしていくための
ヒントをつかむことができるようになります。
失望は、そのためのチャンスです。
ぜひ、失望の体験を、2人の関係をステップアップさせていくための、
きっかけにしてみてください。