理解されていないと感じるとき

投稿日:2012年5月7日      更新日:

相手が自分を理解してくれない、ということから、
例えば、怒りだったり、失望だったり、痛みが生まれることがあります。

自分にとって身近な人に対して程、理解してもらいたい、
という欲求が強くなりなりやすい、としたら、
これは、家族に対してだったり、恋愛関係などで
特に出やすくなるものかもしれません。

恋愛関係で、この理解されていない、という感情を感じているときに、
自分の痛みではなく、別の部分に意識を向けることで
全く違ったものの見方をすることができるようになります。

それは、自分ではなく、相手の痛みの方に意識を向ける、
というものです。

自分が痛みを感じているときに、相手の痛みの方に意識を向ける、
ということには、抵抗があるかもしれませんが、
付き合っている者同士、そこで感じている感情というのは、
深いレベルでは、実は一緒、ということはよくあります。

例えば、もし、相手にも痛みがあるとしたら、どんな痛みがあって、
この人は、そんな振る舞いをするんだろう、って考えてみたときに、
自分の痛みばかりを見ていた時には気付けない部分が
見えてくることがあります。

そして、相手の痛みが見えてきたときに、
その痛みを理解しようとしてみてください。
相手を自分の物差しで判断してしまう前に、
相手の痛みを理解して、心の寄り添おうとしてみてください。

自分が痛みを感じているときに、
相手の痛みを見ようとするのには、
とても抵抗があるかもしれません。

ただ、もし、相手の痛みが見えたときに、
それを助けたい、という想いが出てくるとしたら、
自分の痛みばかりみていた場所から抜け出して、
相手に与えていくことができるようになります。

それが、恋愛関係の中で、自分にとってとても大切な人であれば、
なおさら、これができたときに、
相手との絆をもっと深いものにしていくことができるようになります。

自分が理解されていない、というときには、
相手のことを理解しようとしてみてください。
それができたときに、今よりも成長した自分自身を感じることが
できるようになります。

そしてそれは、自分にとって大切な人への
何よりの贈り物になります。

関連記事

私は大丈夫って言ってしまう

本当はいっぱいいっぱいなんだけど、大丈夫って言ってしまう、という癖のようなものを持っておられる方はいらっしゃるでしょうか?弱いところやダメなところを隠して、本当は限界なんだけど強がって意地と見栄をはっ …

完璧主義を手放す

完璧にやる、というのは気持ち良いものです。達成感を感じれますし、できた自分を褒めたくなります。この部分に関しては、周りに文句を言われるはずがない、という気分になり、なんとなくプライドや自信のようなもの …

燃え尽きた感覚があるとき

燃え尽きた感覚があるときは、自分を縛る義務や役割を一旦見直して手放せるものを手放していくことと、楽しみ、喜び、満足感、といった精神面にプラスになるものを受け取るということ。それにはまず「私、本当はどう …

役割に生きると認められても嬉しくない

  職場や家庭の中などで、自然と自分が受け持つことになる役割があるとします。例えば、母親としての役割だったり、上司や部下としての役割だったり、あるいは、パトナーとしての役割、というものもある …

犠牲を強いられているとき

身近な人から犠牲を強いられているように感じることはあるでしょうか? 断りたくても断れないような状況になったり、相手からの圧力が強すぎて精神的に参ってしまうような状況であれば、そのことで本当にお困りにな …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




嫌なことばかり思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情