痛みが教えてくれること

投稿日:2012年4月20日      更新日:

心の中に痛みを感じるとき、というのは、
ただ辛いだけではなく、
そこから学べることがあります。

痛みが教えてくれる、自分の心の中にできた傷の部分について
掘り下げてみていくと、そこには過去にできた傷がつながっていることに
気付くことができます。

自分の心の中にある、過去の傷について、
あまりこだわりすぎても辛いだけかもしれません。

ただ、ここで過去の傷の下に隠れている
自分の才能だったり、本質の部分に触れることで、
今の自分にとってプラスとなるものを持ち帰ってくることができます。

過去の痛みについてみていくときに、
自分を傷つけた誰か、というのがいるとしたら、
それは誰でしょうか?

その人のことを思い浮かべたときに、
怒りやその人を責める気持ちが出てくるかもしれません。

自分の中にある痛みと、
その責める気持ちは、コインの表と裏の関係のようなところがあって、
責めれば責めるほど、自分の中にある痛みが深まっていき、
許すほどに、自分の中にある痛みも軽くなっていきます。

許すということは、自分の中に痛みがあるぶんだけ、
難しくなっていきますが、許すということがとても難しかったとしても、
感謝する、ということができるとしたら、一歩前に進むことができます。

自分を傷つけた誰かについて、
どんなことでもいいのですが、
その人に感謝できることがあるとしたら、
感謝するほどに、自分の中にある痛みも軽くできます。

感謝を通して、もし、自分の心の中にある痛みの部分について、
自分を傷つけた誰かを許すことができるとしたら、
自分自身もその傷から解放することができるため、
今よりももっと、楽さ、を手にすることができます。

誰かを責めていると、その分だけ、自分の一部を責めることになるので、
自分の持っている一部を封印するような形になってしまいます。
それが、自分の人生の行き詰まりを生むことにもつながってきます。

もし、痛みを感じることがあったとしたら、
自分の中にある、その誰かを責めている部分に気付けるチャンスでもあります。

普段意識していないような心の痛みの部分に
改めて目を向けて、自分自身をレベルアップさせていく
きっかけにもできる部分ですので、
もし、そういうチャンスが来たとしたら、その誰かに感謝して許す、
ということにチャレンジしてみてください。

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カテゴリ-心の悩み

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