無力感という勘違い

投稿日:2012年4月10日      更新日:

何とかしたい状況が目の前にあるのに、
何もできない、という状況を体験したことは
あるでしょうか?

そこでは、自分が無力な感じがしますし、
ときに、非常に心を痛めることもある感情だと思います。

今回の記事では、その部分を扱います。
無力感を感じているときに、そこから抜け出すための、
別の視点で物事をみるためのヒント、となるものです。

無力感というのは、絶対に手の届かないところに
なっている林檎に向かって、手を伸ばし続けるようなものです。
疲れますし、自分でも無理だ、ということがわかっています。

自分にできないことをやろうとして、
やっぱり無理だった、ということを繰り返し
体験しても無力感は手放せません。

今、自分にできることに集中する、というのが、
無力感を手放すための一歩になります。

無力感があるときは、自分にできないことを
自分の中心をおいているような状態です。
そしてこのとき、自分には力がない、ということを強く信頼しています。

自分にできることに集中する、という選択をしたときに、
自分の中心を、できないこと、から、できること、
にシフトしていくことができます。
そこでは、自分に力がある、ということを
少しずつ感じていくことができます。

自分にできることに集中していくと、
できることがどんどん増えていきます。
その中から、最終的に達成したい、
無力感を感じていた部分に取り組んでいくことで、
無理だと思っていた部分と、自分との間に橋をかけることができます。

無力感にどっぷりつかっているようなときには、
できないことにではなく、できることに集中していく、
ということを試してみてください。

そこでは、自分が周囲に与えていけることがたくさんあります。

無力感を感じてつぶれていく、ということを選択するのではなく、
力を発揮できることに集中して、周囲により良い影響を与えていく
ということを選択していくことが、
無力感を乗り越えていくための大きな力になっていきますよ。

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カテゴリ-心の悩み

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