自分で自分のことが認められない時

投稿日:2019年9月24日      更新日:

自分のことをあまり好きじゃなくて、自分で自分のことをあまり認めるようなことがない、という方はおられるでしょうか?
若い頃はそうだった、という方もおられれば、大人になって結婚して子供ができても、まだまだそういう感覚を引きずっている、という方もおられるかもしれません。

自分のことを認めることができないとき、承認欲求のようなものが非常に強くなったり、誰かに愛されたい、という想いが非常に強くなることがあります。それで苦しさを感じるようなこともあるかもしれません。

自分で自分のことを認められない時、何か人よりも上手くできることがあったとしても、人から褒められるようなことがあっても、誰かから愛されるようなことがあったとしても、嬉しくなることもなければ、何も感じることもなく、ただ、それらのことを良い意味では受け取ることができなくて、結局、自分で自分のことが認められない、という感じになることもあるかもしれません。
みなさんはどうでしょうか?

例えば、自分で自分のことを褒めたり、自分で自分のことを認めるということに抵抗感はあるでしょうか?
自分を褒めても意味がない、とか、自分を認めるというのもなんだかピンとこない、という感じがあるとしたら、そこに抵抗感のようなものがあるかもしれません。

自分を肯定するということ。人から肯定された時にそれを受け取るということ。これらに抵抗感があるのであれば、どちらかというと、自分自身を否定的に扱う方がしっくりくるような感じがあるかもしれません。そういった方の中には、自分自身のことをネガティブに扱うのが癖のようになっている方もおられます。抵抗は手放して、自分のことを褒めたり認めたりすることができた方が良いです。ただ、それが簡単にできるものなら苦労はしない、なんて言いたくなる方もおられるかもしれませんね。

自分で自分のことを認める、とか、自分のことを好きでいる、というのは、言いかえるのならば、自分を愛する、ということ。といっても大げさなことをする必要はなく、自分自身を楽しませることや、自分自身が喜びを感じるような選択を重ねて行くことで、自分自身を大切にして、自己愛を育てて行くこと。

自分自身に対してネガティブな評価をしていることに気づいたなら、それよりももっと自分自身を喜ばせてあげることができる思考を選択すること。無理に自分自身にポジティブな見方をするのが難しければ、今の自分自身でも許容できる思考に意識をスライドさせてみること。犠牲的な振る舞いや、周囲に気を使いすぎることで、自分の心に負担がかかっていることに気づいたのならば、その負担を軽くする許可を自分に与えてあげるということ。ありのままの自分自身でいることに、なにより自分自身が許可をしてあげるということ。自分自身を大切にするための選択をする、といったことを、今よりももっと、自分自身に取り入れてみてください。

こういったことが、何かまるで自分自身を甘えさせているだけのような気がするのなら、自分自身に甘えを許したくない気持ちにさせているその厳しさのようなものが、自己愛を育てて行くことの障害になっていないかを考えてみてください。もし、自己愛を育てて行くために、厳しさを手放すことに許可ができるのならば、一度手放すことを選択してみてください。手放してみて、やはり具合が悪かったのならば、また元どおりの考え方にもどしてみる、というのでも良いと思います。

他者との関わりに関しては、相手に合わせる部分が大きくて、絡みがあると辛さを感じるような人との関係性の優先度は下げて、ありのままの自分でいてもお互いに楽に付き合えて、そのままの自分でお互いを大切にできるような人との関係性を優先的に育てて行く、というのが、自己愛を育てて行くことに繋がるのではないかな、と思っています。

頑張って相手に認めてもらう、のではなく、頑張らないありのままの自然な自分自身でいられる人との関係性を通して、自然に自分から相手に愛情を与えていき、相手からも愛情を受け取って行くこと。そのやりとりを通して、自己否定や自信のなさを乗り越えて、自分自身のことを認めて、好きになって行くというのが良いのではないかな、なんて思っています。

よかったら、以下の記事も参考にしてみてください。

自分自身により良い変化を呼び込みたい時というのは、なるべく気軽な感じて、一度、一旦、手放して新しいものを取り入れてみて、よかったら採用、いまいちなら元に戻す、というのがおすすめです。人から聞いたり、こういう記事をみてちょっと興味がもてたものについては、そういうのを気軽に取り入れたり、あるいはやめたりするというのを繰り返して行くことで、少しずつより良い自分を受け取ることができるのではないかな、なんて個人的には思っています。ちょっとやってみて、これはすごくいい!、と感じるものであれば、関連することをじっくりと学んだり、集中的に気合いをいれて取り組む、といった本格的なコミットするのもありです。ただ、最初はちょっとやってみる、という気軽な感じで取り組んで行くのがよいと思います。そのためのヒントとなる情報は、今や世に溢れているものなのかも。

ここに書いたことで、何かしらお役に立つところがあるのなら、幸いです。

関連記事

馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法

馬鹿にされてる気がするとき、心理状態としては自分が誰かを馬鹿にしているのが別の形で返ってきている、もしくは、心の中で自分自身の尊厳に自分で傷をつけている部分を他の人からつつかれている、という2つの可能 …

人との比較をしてしまうときの対処法

人との比較をしてしまうときの対処法は、一言でいうと、選択と手放し、です。人との比較でもやもやしているときは、心の天秤が、人との比較を手放したくない理由の方に傾いているとき。心の中でしている選択を変えて …

ダメ出し

    口にはしないものの、自分以外の誰かのことを、心の中でダメ出しする、というのをしたことはあるでしょうか? 私も経験ありますし、今でもやっちゃうことがありますが、心の中で誰かに …

承認欲求にしばられてしまう

承認欲求が強いと、他人の評価や認められることを気にするあまりに、精神的に不安定になりやすく、ストレスを溜めやすくなることがあります。他人からどう思われるか、というのは、完全にはコントロールできないもの …

自己肯定感が低くて辛い時

自己肯定感が低いことで、ネガティブな感情を感じやすい方はおられるでしょうか? 自己肯定感が低いと、人に対して気疲れしやすかったり、自信が持てなかったりしやすいかもしれません。人によっては「自分は異性か …

理不尽なことを言われて嫌な気分になったときの感情の扱い方

理不尽なことを言ってくる人、周りにいらっしゃるでしょうか?職場にいたり、家庭内にいたり、ときに周りみんな全部そんな人ばかり、なんていう過酷な状況もあるかもしれません。言われた後もしばらくその嫌な感情を …

人からよく攻撃を受けるように感じる時

  人からネガティブなことやきついことを言われて精神的に大きなダメージを受けてしまう、ということが多い方はおられるでしょうか? 割と言われやすい人であったり、何かと敏感に反応してしまって傷つ …

自己否定を手放す

自己否定が強くて辛い方の場合、自分自身を縛っているその自己否定の裏に、執着心が隠れているというケースが多々あります。その自己否定への執着を手放すことが、自己否定を和らげていくための鍵になってきます。 …

カテゴリ-心の悩み
タグ-,

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情