熱意が萎えてきた代わりに絶望感がでてきたとき

投稿日:2019年12月17日      更新日:

 

 

熱意が萎えてきたときは、その熱意をブロックするものが心の中にありますよ、といった話を以前ブログの記事の中で書きました。

ブロックがあると熱意が萎えてくるだけでなく、思った通りに物事を進めにくかったり、体や心の調子の悪い部分がでてきたりもしますが、そんなときは、ブロックがかかっている部分を見つめ直してみた方がいいかも、といったことを書きました。ただ、熱意が萎えるだけではなく、そこから絶望感がでてきているようなケースもあると思っています。

どんなことに絶望感を感じているかにもよると思いますが、
今の現実に対しての絶望感(「このままの状態が続いていくのはもう無理」とか)、
あるいは、願望達成に関しての絶望感(「欲しいものを手に入れるのはもう無理」など)が強くて、
願望を達成しているときの状態と今の現実との差が大きくて、絶望感がでてきているようなケースもあると思っています。今回の記事では、そんな絶望感がでてきたときのことを、すこし掘り下げて書いていきます。

まずは、、、あなたの心の中にあるブレーキのようなもの。それは何だと思えるでしょうか?
肩の力をぬいて、リラックスして、自分の心の中をのぞいてみてください。

往々にして、自分の弱い部分を見たくない人ほど、自分の心の中の感情面の部分をシャットアウトしがちになります。なぜ熱意が萎えてきているのかに原因があるとしたら、おそらく、自分の心の中の弱い部分、あるいは、そこと近しい部分にそのルーツがあります。ただ、そこを見つめることに抵抗しようとすればするほど、熱意が萎えてきている要因に気づきにくくなります。いくらそこを避けようとしても、悲しいことに、物事は行き詰まったままになりがちです。だから、それがわからない、と思える時ほど、自分がそこを見つめるのが怖いのかもしれない、という風に解釈してもらった方が良いかもしれません。

あなたの熱意を萎えさせているブレーキのようなもの。それは何だと思えるでしょうか?

絶望感があるとき、自分自身のことや直面している現実を否定したい気持ちがあがってくるかもしれません。ただ、そういう時ほど、まずは、ありのままの自分を認める、ということや、ありのままに起こっていることを認める、ということがスタートになります。ちょっと異なる物事をあえて例えとして持ち出すとしたら、、、、失恋を乗り越えようという時には、まずは失恋したということを認めるプロセスが必要になります。失恋したって認められないのに、失恋を乗り越えるっていうのはそもそもおかしな話ですので、まずは、失恋したって認めることがスタートになる、という話ですが、絶望感があるときも、同じです。
あなたの身に今何が起こっているでしょうか?自分自身のことをどう感じているでしょうか?
それが見たくなかったり否定したいものだったとしても、まずは、今の自分自身のことを受け入れてみてください。

 


 

願望が達成できない自分であれば意味がない、なんて感じると、すごく強い自己嫌悪や自分が無価値である感覚を感じるかもしれません。夢や願望が自分を生かすものではなく、厳しく打ち据えるものになってしまうかもしれません。もしそんな感覚があるのであれば、その自己否定の部分を手放していくこと。そのためには、現実から目を背けるのではなく、自己否定の解釈を生み出している思考を手放していくことが求められてきます。

自分の心の中にあるブレーキを見つめてみて、そこで自分が望まない結果をおびき寄せる思考や執着のようなものがみつかったのなら、それを手放していくこと。そこで足かせになっている部分から自分自身を解き放ってより身軽になった方が、やりたいことにより力を注いで行けるようになります。

今の現実と、ゴールとの間に距離感がすごくあったり、ゴールに到るまでの道のりがつながっていないような感覚があるのなら、今のありのままの自分自身を見つめてみて、
「本当にやりたいことって何だろう?」
改めて、そんな問いかけを自分自身にしてみてください。本当にやりたいことというよりも、ほしいものを手に入れるための手段を、夢だったり願望だと思い込んでしまっていることもあります。ただ〇〇がしたいだけなのに、そのためには人にも誇れるようなXXを手に入れないといけないと思い込んでいたり、なにかの結果を残さなければいけないと思い込んでいることがありますが、それ自体はあくまで手段であって目的ではない、ということが往々にしてあります。

 


 

自分がやりたいことをイメージし直してみてください。自分自身のことを否定するのではなく、ありのままの自分のままで、本当にやりたいことをするのであれば、どんな感じのことをしたいだろうか、というのを頭の中で想像していく中で、熱意や夢や願望の部分を再確認、あるいは、再構築して、気持ちをリセットしてあげてください。

本当に欲しいものの中に、いますぐにでも受け取れそうなものがあるのなら、受け取ってあげること。願望というのが、そこにたどりつくまでは何も受け取れないというタイプのものではなく、何か◯◯がしたい、という要素があるのなら、今まさにやりたいことをしている、という感覚を受け取れるようにしていくということ。その方が、願望達成までの道のりはより明るいものになります。

願望に向かって進んでいく時のプロセス自体を楽しむこと。その中で、自分が欲しいものを受け取るのにふさわしいという感覚や、願望が達成されていくことに関しての信頼感を受け取っていくこと。それらが受け取ることができたほうが、その道のりを広げてあげることができます。

関連記事

休日の無気力

休日はどんな過ごし方をされているでしょうか? 家族や恋人や友人との時間を大切にされていたり、特定の趣味や打ち込んでいるものに費やしたり、その大切な時間の使い方は人によって様々だと思います。平日は仕事で …

ネガティブで嫌なことを言う人

なんだか嫌な気分にさせられるような、めんどくさい気分にさせられるような嫌なことを言う人は身近におられるでしょうか?相性がよくなかったり、相手に問題があったり、はたまた、自分に問題があったり、どうしてそ …

罪悪感を感じさせられる

  ある特定の人と話した後に、まるで自分が悪いかのように思えることが多い、という経験はあるでしょうか? 私にもそういった経験はありますが、そうするとその人と接するのがとてもおっくうになってく …

価値観の押しつけをされたときの対処方法

あなたはこうするべきだ、という価値観のようなものを、 押し付けられているように感じたことはあるでしょうか? 自分自身もそうすべきだと思っていることを、相手から言われた場合は、 あっちゃー、言われてしま …

人生ってこんなものでいいんだっけ?と思える時に覚えておいてほしいこと

夢中になれるものがなく、すごく楽しいと思えることもなく、特に夢や目的のようなものもなく生きているという時、 ふと、こんなものでいいんだっけ、という疑問を持ったことはあるでしょうか? ぬるま湯の中にいる …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




どうせ誰にもわかってもらえないという心理を癒やす方法




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




地雷を踏まれてムカついた時