人から嫌われてるのが辛いとき

投稿日:2022年8月17日      更新日:

人から嫌われてる時、自分を嫌ってくる人との関わりはストレスを感じやすいものかもしれません。嫌う側には嫌う側なりの心理がありますし、自分を嫌っている人からこれ以上嫌われないようにする頑張りは、とても心を削る作業。その時に感じるストレスを軽くする方法について書いています。

【目次】
嫌う側の心理
どうにもならないもの
頑張らなくていいこと
職場に自分を嫌う人がいるパターン
最後に

 

 

嫌う側の心理

例えば、職場の人間関係で仕事上避けることのできない人だった場合、関わりを断つと仕事ができないので、どうしても話しかけたり、話しかけられたりということが発生すると、それが嫌でストレスを強く感じるようなこともあるかもしれません。

嫌われてる理由がわかっていて、自分がその部分を直せば解決するのであれば良いのですが、理由がわからなかったり、相性の良し悪しだったり、わかったところでどうしようもないものだったりする、なんていうことはよくあることかもしれません。

心理学には投影の法則というものがあり、自分が相手を見る時、相手のありのままの姿を見るというよりも、自分の内面の一部を相手に投影して、投影されたものに対してポジティブな感情を感じたり、ネガティブな感情を感じたりします。同じことをされても許せる人がいたり、絶対に許せない人がいたり、といったことがあるのも、相手に何を投影するかによって、感じ方が変わる、という一面があるためです。

人には好き嫌いがあり、あなたのことを好きな人がいたり、嫌いな人がいたりするかもしれませんが、この「人から嫌われてる」という時、あなたが相手の投影の何かを引き受けた、という一面があるかもしれません。人を好きになるのも嫌いになるのも、ある意味、自由なものです。ただ、相手があなたに何を投影するのかは相手次第です。どんなイメージを相手があなたに持っていて、相手があなたのことを嫌いになるのにどんな価値観を当てはめているのか、というのは相手が決めることなので、あなたがその部分をコントロールするのは基本的には難しいものです。

 

 

どうにもならないもの

嫌う側には嫌う側なりの心理があります。嫌われたくないと思うと、その部分をなんとかしたくなったり、自分を嫌う人のことを批判したり攻撃したくなる気持ちが生まれるかもしれませんが、どうにもならないものを、どうにかしようとすると、そこに執着が生まれます。

嫌いな人のことに執着すると、会ってない時もその人のことを考えたり、その人とのやりとりを思い出すだけで辛くなるということを、頭の中で何度も繰り返しやすくなったりするものかもしれません。

どうにもならないものに執着して自分自身を苦しめている部分があるのなら、その執着を手放してあげること。それができたとき、自分が感じているストレスを軽減してあげることができます。

 

 

頑張らなくていいこと

自分を嫌っている人から、これ以上嫌われないようにする頑張りは、心を削る作業。人から嫌われてるのを感じた時、この頑張りをしてしまうことが多い人ほど、ストレスを感じやすいかもしれません。嫌われないように、相手のご機嫌を伺うように、ということに意識が向くと心が萎縮し、辛いことを耐え忍ぶ、という感じになります。

もちろん、自分が普段している振る舞いや仕事のやり方などの中で、改善したほうがいい部分があるのなら、その人が自分を嫌っているか嫌っていないかに関係なく、その改善はやったほうがいいことかもしれません。ただ、そういった改善以外の、ただ嫌われないようにするための努力、というのは、ある意味、報われにくい努力かもしれません。意味のある改善ができたらそれは何らかの結果として出ますので、周囲の人から認めてもらうことに繋がったりしますが、嫌われたくないという目的だけで行動すると空回りしやすいです。

 

 

職場に自分を嫌う人がいるパターン

例えば、職場の人間関係で自分を嫌っている人がいるのなら、その人への過剰な意識は手放して、自分の仕事に集中する、という割り切りがあったほうが良いです。もちろん、何かビジネスマナーに反するようなことを自分がしているのなら、自分の振る舞いを見直すこと。意図せず作業場の和を乱すような言動を自分がしてしまっているのなら、改善の余地がある部分を改善すること。ただ、改善することだけではなく、それ以上に過剰に相手を意識しているような部分があるのなら、その執着は手放したほうが良いです。仕事上で必要な成長や改善はあなたにとってプラスになりますが、嫌われないようにするためだけの頑張りは、何も生み出さない結果をまねき寄せやすいです。

ストレスを感じる仕事上の人間関係では、無理に歩み寄ろうとするのではなく、仕事に集中すること。職場において人間関係がストレスになるような人物とのやりとりについては、あくまで仕事上の関係として相手と距離を置くこと。心理的な距離感が近くなると衝突が増え、ストレスも増えてしまいますので、なるべく距離をとるということが大切ですが、この場合、以下の4つを意識してもらうと良いかと思います。
・関わりを減らす
・割り切る
・言葉にする
・味方を作る
詳しくは以下の記事の「①嫌いな人のことをどう扱ったらいいか」に書いていますので、参考にしてみてくださいませ。

 

 

最後に

人から嫌われてるのが辛い時、というテーマで記事を書きました。人から嫌われたくないということへの執着があるのなら、その執着を手放して心を軽くしてあげること。嫌われないようにしようとしすぎると心が萎縮したり、それが余計にストレスを強くしてしまうので、感じているストレスを軽くするためにも、自分を嫌ってくる人とは心理的な距離をとりつつ、心の中である程度割り切る部分も持つこと。

ただ、自分のことを嫌っている人とも、ある程度の付き合いが必要になってくることもときにあるかもしれません。以下の記事でそのときのストレスの減らし方、を書いていますので、参考にしてもらえればと思います。

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カテゴリ-心の悩み
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