カウンセリングの中で、その人が感じている淋しさ、
の部分を扱うことがあります。
相談内容としては、彼のことが信じられない、とか、
彼とのことで、モヤモヤしていることがある、という、
淋しさとはちょっと違うところが入口となっていたりします。
ただ、色々話をして掘り下げていく中で、
その人の心の中にある、淋しさ、の部分が
色んな出来事の根っこにある、
ということがわかってくることがあります。
大切な人との間にへだたりが出来て、淋しさを感じているとき、
とてもネガティブになりやすいかもしれません。
相手のせいだったり、環境のせいだったり、
色々とへだたりが出来る理由はあるかもしれませんが、
もし、自分自身の心の中に、そのへだたりを生む出す部分があるとしたら、
そこに気付いて取り除くことで、前に進むことが出来ます。
相手への執着だったり、怒りだったり、もし、手放すことで
自分が楽になって、相手とつながりやすくなる、
という部分に気付くことができれば、それはとてもラッキーです。
これは相手とつながるためのチャンスだ、と考えることができます。
淋しさを感じているときほど、相手からつながってきてほしかったり、
理解されたかったり、愛されたかったりするものかもしれませんが、
ここで大切なことは、淋しさを感じているときほど、
実は、自分の心の中に、つながりを怖れている部分がある、ということです。
待つのではなく、自分から、大切な人に感謝を伝えたり、
相手のために何かをしてあげたりしていく行動が、
へだたりを感じている相手との間に、橋を架けます。
それは、自分の心の中にある怖れを手放すことにつながっていきます。
完璧にやる必要はないです。
自分自身に完璧さを求めるのではなく、できることから、一歩ずつやってみて、
積み重ねていくことが、へだたりのある状態から、
つながりを生み出していくことにつながっていきます。
淋しさを感じているときや、大切な人との間にへだたりを感じているときは、
自分の心の中に、へだたりを生み出している部分があるとしたら、何だろう、
って考えてみてください。
もし気付くことがあるとしたら、チャンスです。
あなたなりの方法で、へだたりのある状態に、橋を架けてみてください。