自分の中の課題と向き合うときには、自分の内面を見つめる、
ということが求められてきます。
そこで、自分の中にある成長をブロックしている部分に気付いたり、
自分の中にある過去への強い執着に気付いて、
手放すためのきっかけを得ることができたりします。
ただ、内面を見つめる、といっても、
あれこれ思い悩む中で、同じところをぐるぐるまわるだけ、
という経験をしたことがある人もいるかもしれません。
内面を見つめるときに、鍵になってくるのは、
自分が感じている感情、です。
感情は、感じきることができれば、次第に去っていき、
その下にある感情が出てきます。
例えば、怒りがあるのならば、
その怒りを使って隠している感情が何か、
その怒りの下にどんな感情があるか、
それを見つめていくことになります。
どんどん、下にある感情を感じていくと、
どんどん自分の内側にある、本当の気持ち、
本当に欲しいもの、本当に大切にしているもの、
というのに近づいていきます。
それは、愛、だったり、幸せ、だったりするかもしれません。
そこに至る前の感情を一つ一つ紐解いていくことで、
自分自身の中に、どんな思いがあるのかを深く見つめていくことができます。
ただ、もし、同じ感情をずっと感じることがあるとしたら、
それは、同じ感情を感じるよう、無意識のうちに、
自分の中で選択をしているかもしれない、と考えてみてください。
どういうことかというと、例えば、理屈や経験が邪魔をして、
同じ感情を何度も感じなおしているケースがあるためです。
ネガティブなものの見方にとらわれて、
そこで、自分の中で、理屈をこねまわしていると、
その理屈をこねているときに、いつも感じている感情を、
何度もリフレインしてしまいます。
その場合、感情を感じきって、次のステップに進む、
ということが困難になります。
その場合に大切になってくるのは、
その、ネガティブなものの見方を手放すこと、です。
ネガティブなものの見方を手放すことができれば、
次のステップに進めるようになります。
同じところでぐるぐる回っていた感情に変化が現れ、
その下に隠れている感情が姿を現します。
この繰り返しのプロセスの中で、いろんな気付きが出てくると思います。
その中で、自分の内面を深く探っていくことができれば、
前よりも深く自分自身を知る、ということができるようになると思いますので、
やったことない、という方は、ぜひ一度チャレンジしてもらえれば、と思います。
ただ、これをやるのにも、ネガティブなもの見方の手放し方がわからない、とか、
下に隠れている感情、といってもピンとこない、といった、
疑問点が色々と出てくるかもしれません。
このブログの中に色んな角度から心理学の記事を書いていますので、
それらを参考にしてもらえれば、とは思いますが、
自分が取り組みたい課題がなかなかクリアにならない場合は、
カウンセリングを利用してもらえれば、と思います。
一度、体験してもらうことで、その効果を知ることができると思いますで、
興味ある方は、ぜひ、一度、試してみてください。