心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

恋愛

パートナーの過去の恋人を意識してしまうとき

投稿日:

 

パートナーの過去の恋人に対して、競争心や劣等感のようなものを感じたことはあるでしょうか?
パートナーが自分に対して愛情表現をしてくれていても、過去の恋人と自分自身を比較してしまって、もやもやした気持ちを抱えてしまうようなことはあるでしょうか?

過去を変えることはできないとわかってはいても、なんとなく、パートナーの影にちらちらと過去の恋人の姿を感じてしまうとして、そこにネガティブな感情を感じてしまうとしたら、十分にパートナーからの愛情を受け取ることができなかったり、ときにパートナーに対して疑いのような気持ちをぶつけたくなることもあるかもしれません。過去の恋人と自分との違いを探したくなったり、パートナーにそのことを問い詰めたくなったり、あえてパートナーが嫌がるようなことをふっかけて、気持ちを試してしまいたくなるようなこともあるかもしれません。

パートナーのことが大好きで、この関係性を大切にしていきたいとは思っていても、このことで心が不安定になることが多いとしたら、この競争心や劣等感のようなものをなんとかしていきたいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

パートナーの過去の恋人を意識してしまうとき、つまらないことにひっかかっている自分がダメなのかもしれない、という気持ちを抱くこともあるかもしれません。本当は、もっとパートナーのことを信頼してあげられることができたり、もっと素直に愛情を受け取ることができた方が良いのかもしれないと思いつつも、そうできていない自分のことを責めたくなる気持ちがでてくることもあるかもしれません。

過去は変えられないですし、パートナーの心の中を思うようにコントロールすることもできないということはわかってはいても、どうしても、パートナーの過去の部分に感情が引っ張られてしまうのだとしても、変えることができるのはパートナーではなく、あくまで自分自身だとしたら、自分の中にあるモヤモヤした部分や弱さを感じる部分をなんとかしていきたい、と思えるものかもしれません。

パートナーシップは、私たちに成長することを求めてきます。愛する人との関係性の中で、お互いの弱い部分や心の痛みが、様々な形で幸せを受け取って行く上で壁のようなものとなって表に出てきて、ときにそれを乗り越えて行くために、自分の気持ちを試されているかのような状況に追い込まれることもあります。愛する人と一緒に成長して行くためのプロセスがそこにはあり、壁を乗り越えて行くことができたときに、成長するのに合わせて、愛する人との絆を強めて行くことができます。

プロセスを信頼してください。今目の前に見えている苦しみのようなものも、あなた自身にそこを乗り越えられるだけの力があるから、表にでてきているものなのだとしたら、自分自身を信頼することや、パートナーを信頼することが大切になってきます。

競争心や劣等感を手放すことができている自分自身を想像して見てください。もし、過去の恋人を意識することなく、ただ素直にパートナーからの愛情を受け取ることができるとしたら、そんな自分自身を心の中でイメージして見た時に、そんな自分がパートナーと一緒に過ごしているのを今心の中で想像してみるとしたら、どんな感じがするでしょうか?

今よりも楽で、自由な感じがするかもしれません。人によっては、怖さや不安のようなものを感じたり、手放せていることをうまくイメージできないこともあるかもしれません。ただ単純に、そんな風になれたらいいな、と素直に思える方もおられるかもしれません。あなたは、どんな風に感じたでしょうか?

競争心や劣等感を作り出している自分自身の思考にはどんなものがあるのかを見つめてみてください。例えば、自分自身の魅力的ではない部分にダメ出しをしているような思考や、パートナーの過去の恋人たちに対するネガティブな想いや、過去の恋人とパートナーが過ごした時間に対してのネガティブな思考があるかもしれません。例えば、過去の恋人たちに対して自分が負けていたり劣っていると判断しているような思考や、パートナーの弱さや甘さなど、ダメな部分を責めるような思考もあるかもしれません。自分の中に、どんな思考があるのかを見つめてみてください。

その思考は、自分自身を信頼することや、パートナーを信頼することよりも、優先するべき思考でしょうか?
確かに、それらの思考には説得力のようなものがあるように感じられるかもしれません。誰か他の人に話した時に、共感をもらえるようなものもあると思います。ただ、今それらの思考は、素直にパートナーからの愛情を受け取ることや、シンプルにパートナーや自分自身を信頼することを、どちらかというと邪魔するかのような思考になっているかもしれません。

自分自身が前に進むために、手放して良いと思える思考を手放してあげてください。思考を手放す代わりに、今までその思考に向けていた自分自身の意識やエネルギーを、自分自身を信頼することや、パートナーを信頼することに向けて見てください。

パートナーの過去へのこだわりを手放してみてください。そのこだわりよりも、今あなたの価値や魅力の部分をみてくれているパートナーからの愛情を受け取ることを優先してください。パートナーから愛されている感覚やパートナーと一緒に過ごせる時間を幸せに感じる感覚を十分に受け取ることを邪魔している、そのこだわりやそのこだわりを作り出しているあなた自身の思考に対する執着を手放してあげてください。

執着を手放す代わりに、自分自身を信頼することや、パートナーを信頼すること、成長して行くためのプロセスを信頼することを選択すること。それができたときに、今よりももっと楽さや自由さを感じることができます。

パートナーの過去の恋人を意識してしまうときに、押さえておいてもらいたいポイントを書きました。信頼するというのは、とてもシンプルなことで、執着を手放すというのもまた、とてもシンプルなことですが、実践するのが難しい、という類のことかもしれません。ただ、パートナーの過去がどうしても気になってしまうというときに重要になってくるのは、このあたりのことかと思います。
ここに書いたことで、何かお役に立つことがあるのなら、幸いです。

 

-恋愛

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

パートナーに口で勝てない

夫婦間や恋人同士で言い合いになるようなときに、どちらかがいつも負ける、ということがあります。あんまり良くないケースでは、例えば、何か不満のようなものがあるときに、それを相手に伝えたとしても、上手く切り …

こんなに好きなのに相手からはそこまで想われていない

    恋愛は自立と依存の関係性になりやすいです。理想は相思相愛でお互いがお互いのことを同じくらい好き、なのですが、どちらか片方の気持ちが強くて、もう片方は少し落ち着いた気持ちでい …

好きな人を忘れる方法

好きな人を忘れる方法としてとても有効なのは、自分の心の中にある執着を手放すこと。気持ちが切り替わえられないのは、心の中に執着が根強く残っているためですので、この執着の手放しがカギになってきます。ただ、 …

愛されないことで無価値さを証明しようとする

    自分の魅力のなさを感じていたり、自分自身の価値の低さを感じていると、恋愛関係の中で「こんな自分が愛されるわけがない」という気持ちがでてくることがあります。 そういうとき、何 …

過去のパートナーを責める気持ち

今まで付き合ったことのある人のことを、心の中で責める、ということはあるでしょうか? 過去のパートナーのことなんて、もう思い出すこともほとんどない、という人もいれば、中には、あいつだけは許せない、と思え …

おすすめ記事



イライラしてる人との接し方

ぞんざいに扱われているように感じるとき

好きな人ができたときに知っておいてほしいこと

人の気持ちを試すようなことをしてしまう

親からの愛情が感じられないパターン

頑張っているのに人から責められてしまう

好きな人を忘れる方法

後悔を乗り越えていくための4つのステップ

一人で頑張ってしまいがちな人

人から評価されたくない

信じていた人に裏切られたとき

特別な存在になりたい、という気持ちの扱い方

ネガティブなことをよく言ってくる人

音信不通からの別れを今でも心の中に引きずっている

好意を持たれるのが気持ち悪く感じる時