買い物依存

投稿日:2014年8月12日      更新日:

買い物をすることによって、商品自体というより、
代わりに別のものを満たそうと無意識のうちにしていると、
いくら買い物をしても、その瞬間は満たされても、
また、別のものを買いたくなってしまいます。

買ってから、実は同じものを持っていた、なんていうことがあったとしたら、
その商品自体が欲しい、というより、
ただ、買い物がしたかった、ということ、かもしれません。

ここでカギになってくるのは、
代わりに満たしたかったもの、というのが、
なんだったのか、という部分です。

自分では、その商品が欲しかった、と思っているとは思いますが、
ちょっと自分なりに冷静になって・・・・、もし、仮に、自分の中に・・・・・、
買い物することで、何かを埋め合わせようとしている部分があるとしたら、
どんな部分があるような気がするでしょうか?

たとえば、淋しさ、だったり、
役に立たない感じ、を感じているかもしれません。
その人なりに、満足していない部分だったり、
何かネガティブな部分や、弱さの部分、こういったものが、
買い物依存の裏側に隠れていることがあります。

もし、買い物依存をやめていきたい、って思うとしたら、
この裏側にある、自分の中にある心の弱さの部分を
手放していくことも鍵になってきます。

例えば、自分のことを、役立たずだって思っていて、
買い物をして、誰かに何かを買ってあげることで、
人から感謝をされたりするのが嬉しくて、
やたらと買い物をする人がいたとします。

誰かに何かをあげること自体はいいのですが、
この、自分のことを役立たずだ、って思っている部分があると、
過剰にやってあげる感じになります。

あまりにもそれが強すぎて、周囲が迷惑に感じることもあるかもしれませんが、
迷惑がらたりすると、余計に自分が役立たずのように感じてしまうので、
その素振りを感じたとたんに、腹が立ったりするかもしれません。

買い物依存自体、というより、この心の中にある、
自分のことを、役立たずだって思ってしまっていることの方が、
ポイントになってきます。

これはとてもつらい感情ですし、
誤魔化したくなる感情だとも思います。
そこを後回しにして、買い物依存の部分だけを止めようとしても、
なかなか難しいかもしれません。

買い物依存がある場合、それを引き起こすような部分があるとしたらなんだろうって
一度、考えてみる、というのも、一つですよ。

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カテゴリ-心の悩み

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