もっと、怒ってみる

投稿日:2014年6月13日      更新日:

怒っているとき、例えば、それが誰かを責めている場合、
その相手に近づくと、怒りの下に隠れている感情が、
出てこようとします。

その部分は、だいたい自分ではあんまり認めたくないものなので、
怒っているときに、そんなものが自分にある、という自覚はなかったりします。

ただ、ここでその、隠れているもの、というのが、
自分が成長するために必要なカード、だったとしたら、
その隠れているものは、自覚した方が自分にとってメリットがあります。

成長するとき、自分には変化がもとめられますが、
それが自分にとって、次のステージにあがるようなものだった場合、
大なり小なり、抵抗感、というのに直面します。

口では、変化を望んでいても、
変化を起こせなかったときに、怒り、を感じるかもしれません。
本当は、ブレーキを踏んでいるのは自分なのに、
そのことに気付くことができない間は、
誰かのせいにして怒りを感じ続けたりするかもしれません。

あの人がこうしれくれたら、もっとうまくいくのに、とか、
あの人が邪魔だ、とか、もし、その怒りの理由の下に・・・・、
誰かのせいにするのではなく、自分が成長出来たら解決できる部分があるとしたら、
それは変化を求められているときです。

変化の向こう側にいくために、怒りの向こう側にある、
自分の中で、チャレンジすることを求められている領域に
踏み込むことが鍵になります。

相手を責めることにエネルギーを向けるよりも、
その成長することにエネルギーを向けた方が、
その怒りのエネルギーを生かすことができます。

例えば、次のステージにいくときにはエネルギーが必要、としてみます。

今の現状を作り上げている、自分の中の色んな枠組みを破壊して、
新しい枠組みを作ることを本当にやっていくとしたら、
それはとても創造的な行為であり、
熱意、情熱、爆発力のようなものが求められてきます。

なんだか、そのエネルギーは、怒り、に似ていると思いませんか?

大阪弁でいうと、よっしゃやったるでー、というのと、
なんじゃあのボケナスー、というのは、勢いだけは似てないですか?
(勢いだけですが。)

怒りは相手に向けるものでもなく、自分に向けるものでもなく、
新しいものを作り上げるときの目標に向けるものです。

そのとき、それは心地よいストレスとなり、
新しいステージにあがるための、呼び水となります。

みなさん、もっと怒ってみませんか?

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カテゴリ-心の悩み

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