恋愛関係の中で、相手が自分のことを愛しているかどうか
テストしたくなることがありますが、
それで相手がテストに合格しなかった場合に、
ほらやっぱり、と思ったことはあるでしょうか?
ほらやっぱり、の後に続く言葉は、
好きじゃない、とか、愛していない、になると思いますが、
自分の心の中に、本当の自分を知ったら、
相手は自分から離れていく、とか、
相手は自分のことを愛さない、といった想いがあると、
そのことを証明したくなるような気持ちが出てくることがあります。
ここでは、本当は、そういうことを証明したいのではなく、
そんな自分でも愛してくれる、という部分が欲しいのに、
そんなことはとても信じられない、という感覚があります。
自分の中に、その、自分が愛されるわけはない、
ということを証明したくなる気持ちがあるとしたら、
そこには、愛されない、という方を心の中で選択している部分があります。
これは、愛されている、と思っていたら、実は愛されていなかった、
というときに、自分のハートが傷つくのを怖れるあまりに、
その防衛として、最初から愛されいない、という方を選択して
殻に閉じこもっている状態です。
そこにいる方が、自分にとって安全、と思えるときに、
その殻をやぶって、自分が愛されている、という方を信頼する、
ということは、その傷つくのが怖い度合いだけ難しくなります。
ただ、その殻の中にいる限り、自分が信頼しているのは、
愛されない、という方なので、結果的に、やっぱり愛されない、
ということを手にすることになってしまいます。
自分は愛されない、という選択をしていると、
相手にとって愛する、ということがとても難しくなりますし、
愛を相手が送ろうとしても、自分がそれを受け取れなくなります。
自分が愛されていないことを証明したくなる気持ちが出てきたときは、
その心の中で選択している、自分が愛されるわけがない、
という想いを手放して、信頼する、というほうを選択する、
ということにチャレンジしてみてください。
殻をやぶっていくのには、勇気が必要ですが、
本当に欲しいものは、ほらやっぱり、という結果ではなく、
相手からの愛を受け取る、という部分だと思います。
それを手にするために、信頼するということにチャレンジしていったときに、
相手との間の絆を深めていくことができるようになります。